各部に手を入れ、現代の路上を駆け抜けるブルーバード1800 SSS。

  • 2024.03.14

小さな車体に元気いっぱいのエンジンで峠を駆け抜ける。そんなボーイズレーサーのイメージを体現したのが、千葉県の「プリンスガレージかとり」が所有する510ブルだ。各部に手を入れられた本個体は、旧車の魅力を損なうことなく、 走りの刺激や楽しさを、ハンドルを握るオーナーに伝えてくれる。

走りを意識したボーイズレーサー。

外観はフロントにリップスポイラーを装着している以外は、ストックを保っている。サスペンションは車高調をセットし、それに合わせてフルピロ化。フロントはシェルケースの加工でR32キャリパーを装着している

コンパクトなスポーツセダンとして新車当時から人気の3代目ブルーバード。その型式から「510」と呼ばれ、人気を博した。スクエアなボディデザインに四輪独立懸架の足回りをもち、上級モデルはパワフルなエンジンを搭載し、SSS(スーパースポーツセダン)と呼ばれるホットバージョンも用意された。

またブルーバードは海外にも積極的に輸出され、ラリーなどでも活躍。特にアメリカではZとともに「DATSUN 510(FIVETEN)」の愛称で親しまれ、今でも多くのファンが世界中に存在する。

ボディバリエーションは2ドア、4ドアのセダンに加えて、ドアクーペ、ワゴン、バンなどがラインナップされた。中でもドアクーペはスタイリッシュなルーフデザインと専用のテールランプをもち、特に北米で人気を博した。

ここに紹介するのは、モデル末期に1800ccL18型エンジンが搭載されたトップグレードの2ドアクーペ1800SSS。北米でも人気のモデルをベースに街中でも快適に走行できるよう各部をモディファイドした一台だ。

エンジンはL18をベースに排気量を2リッターまでスープアップ。通常L18の排気量アップにはノーマルクランクにラージピストンをビッグボア仕様と、クランク交換をしたロングストローククランク仕様が存在する。このエンジンは街乗りもしやすいトルクフルなロングストローク仕様となっているそうだ。これに78度カムとウェーバーのφ48をチョイスしている。

組み合わされるトランスミッションは、なんとホンダS2000用の6速マニュアルで、これにLSDを組み込んだR180デフを使って駆動系全体を強化している。

見た目こそどこにでもいそうな車高を下げた510クーペだが、中身は足回りを含めてトータルでアップデート。半世紀前の車両とは思えないほど、キビキビと走ることができるマシンに仕上がった。

2ドアセダンと比べると、Cピラーが大きく傾斜したクーペ独特のルーフラインが大きな特徴。またリアの通称「一文字テール」もクーペのみのディテール。ナンバーの右側には1800SSSの他にCoupeのバッジが備わる
LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部