11.ReBuilding Center JAPAN(リビルディングセンタージャパン)|長野・諏訪
古材や古道具を販売するリサイクルショップ「リビルディングセンタージャパン」の主な仕事は家屋や工場の解体のときに出た廃材や、片付けの際に出た行き場を失ったものをレスキュー(引き取り)して販売することだ。解体した建物から出た古材は、床や柱など種類によって収納している。またいつ、どこの家からレスキューした古材なのかを明記しており、それを見ながら選ぶのもなんだか楽しい。東京や名古屋から共に2時間半ということもあり、クルマでも訪れやすい。
【DATA】
ReBuilding Center JAPAN(リビルディングセンタージャパン)
長野県諏訪市小和田3-8
TEL0266-78-8967
営業/11:00~18:00
休み/水・木曜
rebuildingcenter.jp
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12.パームスプリングス|愛知・名古屋
1950年代に登場した家具を総称して「ミッドセンチュリー(家具)」と呼ぶが、名品揃いのなかでその代表格といえばチャールズ&レイ・イームズ夫妻が考案したハーマンミラー社のシェルチェアで異論はないだろう。名古屋のカルチャータウン大須の外れにあるアンティーク&ミッドセンチュリー家具専門店「パームスプリングス」でも扱っている。しかし、アメリカ車と同じく、かつては日本国内にたくさんあった在庫も海外の人たちに買われていって国内の在庫も少なく、オークションサイトでもあまり見かけなくなった。今後価格が大幅に下がることもなさそう。どうしても欲しい人はお店やネットをこまめにチェックして安価な出物があれば即入手しよう。
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13.BLACKSMITH NAGOYA(ブラックスミス ナゴヤ)|愛知・名古屋
愛知県名古屋市を拠点にアンティークのインダストリアルファニチャーをリプロダクションするBLACKSMITH Co.。鍛冶屋を意味するBLACKSMITHを屋号にディレクター兼ビルダーである滝川史也氏が、2017年に設立したブランドだ。見た目は、100年前のプロダクツだが、実際は、これから100年使えるクオリティ。未来のアンティークとなり得るクラシカルな佇まいは、空間で圧倒的な存在感を放つ。製作は、もちろん滝川氏によるハンドメイド。デザインの良さだけでなく、日常的に使える機能的な家具作りがコンセプトとなっている。
【DATA】
BLACKSMITH NAGOYA(ブラックスミス ナゴヤ)
Tel.052-720-3306
https://www.blacksmith-furniture.com
※アポイント制のためHPで確認を
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14.in bloom(インブルーム)|愛知・名古屋
『ロックな花屋』というコンセプトを掲げる名古屋市西区にあるフラワーショップ「インブルーム」。「男性でもふらっと気軽に入れるフラワーショップがあったらいいなと思って」そう、オーナーの菅野勇人さんが話すように、黒を基調とした店内は大量のドライフラワーで埋め尽くされ、その間にガレージ、パンク系バンドのポスターやギターが置かれるなど、普通のカワイイ花店とは一線を隠す雰囲気。生花もドライにできるモノが多いので、ドライにできる花の花束という楽しみ方もまたオススメだが、オンラインでも販売しているのでチェック!
【DATA】
in bloom(インブルーム)
愛知県名古屋市西区あし原町40
TEL052-325-5087
営業/9:00~18:00
休み/不定休
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15.瀬戸内造船家具プロジェクト|愛媛・伊予
船の建造時に使われるのが職人の命を守る足場板。1隻につき約1万本の足場板が使われるのだが、役目を終え、劣化した足場板は工場内で焼却処分されたり、産業廃棄物として処分されてきた。この足場板を別のカタチにして有効活用できないか。そこで生まれたのが“家具”というキーワード。古材を提供する浅川造船、その古材を使って家具を作る「ConTenna」、そしてブランド運営を行うオズマピーアールがタッグを組んでスタートしたのが瀬戸内造船家具プロジェクトだった。設計・製造を担当した伊予市のセレクトショップ「ConTenna」の2階の床一面に足場板が貼られている。欠けたりして隙間ができている部分も味なのだ。
【DATA】
ConTenna(コンテナ)
愛媛県伊予市上三谷1535-5
TEL089-908-4016
営業/11:00~17:00
休み/水・日曜
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16.MATERIAL Market(マテリアルマーケット)|福岡・糸島
福岡県・糸島はいま、密かに若者が集まる人気エリア。その先の西浦岬に向かってクルマを走らせると小さな港町に入る。「マテリアルマーケット」はこの町にある。直訳すると「素材の市場」という名の通り、工場や工房などモノ作りの現場から出た廃材や端材、デッドストックを集めたセレクトショップで、普段我々が目にすることがない珍しいものを廃材ではなく“素材”として販売している。長い間空き家だった倉庫をDIYで作った店内。決して広くはないけれど手作り感があり、開放的でとても落ち着く空間だ。
【DATA】
MATERIAL Market
福岡県福岡市西区大字西浦1078-41
営業/10:00~17:00(土曜日のみ営業)
https://www.material-market.com
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WEBショップやサブスク、オーダーも! まだまだありますインテリアショップ
1.リックプランニング(WEBショップ)
部屋の雰囲気は床と壁紙で決まるという定説があるほど、インテリアにおいて重要。アメリカでもかつて壁紙の文化もあった。そんな旧きよき時代の壁紙ブランド『ユナイテッドウォールペーパー』に目を付けたのが、ラングラーコレクターであり、内装業を本業とするゴールドゲートの金丸さんだ。国の重要文化財をデジタルデータ化する際に使われている世界最高水準の超高精細なスキャナーを用いて、当時の壁紙をデータ化し、それをインクジェットプリンターで出力。ただリプロダクトするのではなく、ベースの壁紙に抗菌作用のある機能的なものを使ってみたり、日本の風土に合わせてカラーリングを変えたりするなど、今のテクノロジーと融合させ、アップデートしている。
【DATA】
リックプランニング
info@ric-planning.jp
http://www.ric-planning.jp
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2.GR.COMPANY(WEBショップ)
DEER HORN SMITH’Sが創業したのは2003年。豪華絢爛な鹿角シャンデリアのプロトタイプが出来上がったのが2010年。約7年を要した超大作だ。その7年間、創業者でありクラフトマンでもある森井英敏氏は試行錯誤をしながら黙々と手を動かしていたわけだ。北海道の全面を天然木で囲まれたどこか暖かみのあるログハウスでDEER HORN SMITH’Sのアトリエを構え、ハンドメイドで独創性あるプロダクツを生み出している。作品はウェブショップ「GR.COMPANY」や一部店舗にて販売。
【DATA】
GR COMPANY(GRカンパニー)
Tel.0155-61-3165
https://deerhornsmiths.com
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3.アップサイクルインテリア(WEBショップ)
大阪市、下町の風情が漂う住宅街に、7~8年前から廃材を使ったインテリアを作っている一軒家がある。廃校になった学校や学習塾などで不要となったものをインテリアへのアップサイクル。管楽器を照明のスタンドにしたり、跳び箱をラックにしたり。土井健嗣さんがアイデアを出し、手先の器用な代表の裕美さんがカタチにする。いわゆる家族で作るプロダクツだ。金属の溶接や木材の扱いなど、素人では手出しできない作業は、近隣の職人さんたちが協力してくれているため、プロダクツとしてもかなりクオリティが高いのも注目されている理由のひとつだろう。
【DATA】
upcycle interior(アップサイクルインテリア)
https://www.upcycle-interior.work
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4.ティープラスター|神奈川・横浜(オーダー)
「ティープラスター」は数百種類の木をストックしていて、ここまでの種類が揃うところはそうはない。木材の販売を行うほか、オリジナル家具の製作やリノベーション、設計・施工まで幅広く行うが、ファクトリー兼ショールームにあるレアな木材を求めて、材木のプロたちも買いに来るほど。またティープラスターでは、オーダー家具の製作も受け付けている。ファクトリー内では、専門の職人たちが日夜木材と格闘しているのだ。
【DATA】
T-PLASTER(ティープラスター)
神奈川県横浜市南区山谷92番地
TEL045-516-5910
http://t-plaster.com
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5.家’s (yes)|富山・氷見(サブスク)
旧い家財道具に付加価値をつけて生まれ変わらせ、さらにサブスクの活用など新たな試みを行っている富山・氷見の「家’s ( yes)」。箪笥の天板をカットしてアクリル板にしたり、箪笥そのものをキャンパスにアーティストに絵を描いてもらったりと、固定概念にとらわれないチャレンジをスタート。最初は企業向けに提案していたのだが、コロナ禍で販売が難しくなった際に箪笥を定額(1カ月単位)で貸し出すサービスをスタート。いわゆるアップサイクル家具のサブスクとして注目だ。
【DATA】
家’s ( yes)
富山県氷見市朝日本町12-22 みなとがわ倉庫内
営業/9:00~ 21:00(完全予約制)
https://www.yestoyama.com
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※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「Lightning2023年10月号 Vol.354」「Lightning2023年5月号 Vol.349」「Lightning 2023年3月号 Vol.347」「Lightning 2022年10月号 Vol.342」「Lightning2022年8月号 Vol.340」「Lightning2022年7月号 Vol.339」「CLUTCH2022年6月号 Vol.85」「Lightning2022年5月号 Vol.337」「Lightning2022年3月号 Vol.335」「Lightning2021年12月号 Vol.332」「Lightning 2021年10月号 Vol.330」「Ligthning2021年9月号 Vol.329」「Lightning 2021年3月号 Vol.323」「Lightning 2020年3月号 Vol.311」「Lightning 2018年10月号 Vol.294」「Lightning 2018年2月号 Vol.286」「Lightning 2017年5月号 Vol.277」「Lightning 2017年3月号 Vol.275」「Lightning特別編集 ハウジング・ブック」)
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