久々に革ジャンに“恋”をした。FINE CREEK & CO.のLEON CUSTOM DEER

  • 2023.08.07

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「このレオンカスタムが届いたりメーカーズのスエードエンジニアが届いたり、夏だというのに全然夏っぽくないアイテムが次々にデリバリーされ、困惑してます(笑)」と語る、革ジャンの伝道師・モヒカン小川がお届け!

これは、まさしく恋なんだ。

「愛」と「恋」の違いとはなにか。古今東西の文人や歌人たちが、この謎に迫ってきた。敬愛する長渕アニキはその昔、今では考えられないような透き通る声で“好きです好きです”と「巡恋歌」を歌ってたと思ったら、その20年後に「激愛」をリリースし、絞められた鶏のような声で“舌を噛み切った〜”と壮絶な歌詞を歌いあげていた。

桑田佳祐は「シーサイドウーマンブルース」の中で“愛という字は真心 恋という字は下心”と歌っている。なるほど深い。「初恋」という言葉はあるが「初愛」という言葉はない。そういった意味からも、恋は愛の登竜門的な状態なのかもしれない。だから元気が有り余って「好きです好きです」と連呼するし、「下心」も生まれるわけだ。

俺の革ジャンに対する想いは「愛」である。

最初に革ジャンを買ってから30年以上が経ち、俺と革ジャンの関係は、円熟を通り越してお互い空気のような存在となった老夫婦のような関係を築いている。

革ジャンに目覚めた若かりし頃は、「この革ジャンを着たらモテるかもしれない」とか「みんなにカッコいいと思われたい」などと野暮な下心に塗れていたが、それも昔の話。いまは、ゆっくり自分のペースで、革との対話を続けている。

しかしである。私、久々に革ジャンに「恋」をした。その革ジャンを前に、年甲斐もなくドキドキしちゃった。

その革ジャンとは、分厚い鹿革で作られたダブルライダース「レオンカスタムディア」。

ファインクリークレザーズを代表するモデル「レオンカスタム」を、別ラインであるファインクリークアンドコーから鹿革でリリースしたスペシャルモデル。アメリカのヘラジカである「ワピチ」の革を使い、ズシリと重さはあるものの、柔らかく着用ストレスは皆無。これ、マジおすすめです。21万9890円(ファインクリークレザーズ TEL050-3390-2470)

とにかく革がいいのよ、これ。あらゆる革ジャンを見てきた俺だが、こんなにびっくりしたのは初めて。映画『時をかける少女』で原田知世という少女の透明感にやられた時と同じくらいの衝撃だった。俺が注文したのはブラックとブラウンの2色。それが先週ちょうど俺の手元に届いた。

久々に革ジャンで興奮したよ。今年の秋冬は、恋する革ジャンと一緒に過ごすこととなる。むふふ。

デザインはファインクリークレザーズのレオンカスタムと同じ。王道のダブルライダースのエポレットとベルトを取ったカスタムタイプ
エポレットが無い、というより「自分で切った」という設定でカスタムされている。そのため肩にはエポレットの切れ端がそのまま残る
ブラックの他にブラウンもラインナップ。ディアスキンの柔らかい風合いとブラウンのシックさがマッチしている。モヒ小川は両方ゲットした

(出典/「Lightning 2023年8月号 Vol.352」)

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