ウイスキーに合う音楽20選。DJ MARCYの“ウイスキーPLAYLIST”。

  • 2023.09.17

音楽には気分を上げたり、気分転換させる効力がある。そこにお酒が加わったら、さらに楽しく開放的な気持ちになるのは言うまでもない。そこで、DJとして様々なフェスなどでも活躍しているDJ MARCYにウイスキーとよく合う音楽をセレクト&プレイリストを作ってもらった。流れる音楽に身を任せ、美味しいウイスキーを召し上がれ。

DJ MARCY(Little Bird)|福島市のレコードショップ「Little Bird」店主。長年のDJ、コレクター感覚で選盤された店舗でのセレクトラインは国内外のトップアーティスト、トラックメーカー、筋金入りDIGGERらをも唸らせ信頼も厚い。’93年よりDJ活動開始。フジロックフェスティバル、モントルージャズフェスティバル ジャパン出演をはじめ、オークランド、バークレー、サンフランシスコ等、ベイエリア周辺でのDJツアーを行うなど国内外問わずアクティブに活動中

1.Floyd Dixonの「Hey BartenderCAT / 1955)」

ピアニスト兼シンガー、フロイド・ディクソン。後にブルース・ブラザーズも取り上げているHey Bartenderでオープニング。それではスタート!

2.Champion Jack Dupreeの「Drunk Again(RED ROBIN / 1954)

ニューオーリンズ出身ピアノ・ブルースマンで元プロボクサーのチャンピオン・ジャック・デュプリーのドランクブルース。1958ATLANTICからリリースの『Blues From The Gutter』も最高にカッコいい。

3.Big Boy Crudupの「Keep On Drinkin’(RCA Victor / 1953)

カントリーブルースマン アーサー・ビッグボーイ・クルーダップの“That’s All Right”スタイルで演奏されたBlues Bopper。アルバム『Mean Ol’Frisco』もアルコールドリンクが進む必聴盤。

4.The Revelsの「Intoxica(DOWNEY / 1964)

カリフォルニアのインストサーフバンドRevels、当時数々のサーフ・ガレージ・バンドがカヴァ ーした『Intoxica(酔の意)はアルコール・テーマのヒップシェイカー。

5.Little Walterの「Blue Midnight(CHECKER / 1960)

アンプリファイド・ハープ、クロマティック・ハープ、ダブル・リード・ハープをこなしブルース史上で最も影響力のあったハーピストによるスモーキーな一曲。薄暗い照明でチビチビと。

6.Lightnin’ Hopkinsの「Black Mare Trot(SPHERE SOUND / 1962)

テキサスブルースの大親分、ライトニン・ホプキンスの名盤『Mojo Hand』からライトなインストゥルメンタルブルースをセレクト。床を蹴るリズムも軽快にアルコールがついつい進んでしまう一曲。

7.Leon Easonの「I’m In The Mood For Love(BLUE NOTE / 1959)

ブルーノートからシングルオンリーでリリースの雰囲気抜群なジャズヴォーカル作品。数あるなかでも一番好きなカヴァーかも。大好きなドーナツ盤のひとつ。

8.Pinnochio Jamesの「Everybody’s Somebody’s Fool(GLAD / 1960)

ジャズヴィブラフォン第一人者として知られるライオネル・ハンプトンのレーベルから柔らかに鳴り響くメロウなギターとオルガンの音色が素晴らしい絶品スウィートなアレンジでカヴァーされた心温まる一曲。

9.The Flamingosの「I Only Have Eyes For You(END / 1959)

フラミンゴスのドゥーワップクラシックス。同年アルバムと合わせて若い頃から聴いてきたので、レコードに針を落とすとその時代ごとの楽しい思い出が浮かぶ何十年聴いても最高な浮遊力と脱力 感に酔えるチルアウトナンバー。

10George Johnsonの「Capricorn(MANFIELD / unknown)

まるで宅録スタイルで作られたようなチープでスロウなドラムマシンとトリッピーなオルガンエコーが幻想的な世界観を表現。盤に針を置くたび数分間のミュージックトリップ感を味わえます。

11Horace Silver Quintetの「Enchantment(BLUE NOTE / 1956)

ブルーノートジャズは外せません。ハンクモブレー(ts)、ドナルドバード(tp)2管フロントによる優雅でエキゾチックな旋律が心地よい一曲。ラテンジャズ名作Sabu Martinezの『ジャズ・エスパニョル』に収録されている同曲も100点!

12Bennie Greenの「Melba’s Mood(BLUE NOTE / 1958)

トロンボーン奏者ベニー・グリーンの柔らかで哀愁帯びたメロディライン、各ソロパートで聴けるムーディーな演出も素晴らしい大好きな一曲。酔えますよ。

13Freddie Hubbardの「Gypsy Blue(BLUE NOTE / 1960)

フレディ・ハバード(tp)、ティナ・ブルックス(ts)2管フロントによる安定感抜群な演奏とエスニックでエキゾチックなテーマが織りなす美しいジャズナンバー。

14Archie Sheppの「Quiet Down(IMPULSE / 1972)

シェップの名作から。作者カル・マッセイ(tp)の娘ワイーダの幼くも印象的なヴォーカルとメロウジャズのマッチング。独特の雰囲気を醸し出してますね。

15Yusef Lateef Quintetの「Sea Breeze(NEW JAZZ / 1960)

落ち着いたテンポのラテンのリズムに乗ってのんびり海を眺めながら聴いていたい穏やかで気品に満ち溢れたとても美しい一曲。ユセフ・ラティーフはLPにもよい作品がたくさんあるので、好きな銘柄を飲みながらアルバムも楽しんでます。

16Roy Haynesの「Dorian(PRESTIGE / 1963)

流麗なピアノのフレーズが美しい。ドリアン・モードというコード音階を用いて作曲されたモーダルジャズクラシックス。昔から大好きで聴いてるから盤がボロボロ。

17John Coltraneの「Naima(ATLANTIC / 1960)

コルトレーン名作『Giant Steps』から妻に捧げた気高く美しい名曲『Naima』は、7インチ盤ならではの厚みと奥行きのあるサウンドで楽しんでます。

18Eddie Harrisの「Really(ATLANTIC / 1971)

柔らかなギターとサックスとのデュオで演奏された夢心地なリラックスナンバー。スコッチのようなスモーキーな香りが漂うこの曲は、穏やかな時間によく合います。

19Gerald Wilsonの「Teri(PACIFIC JAZZ / 1963)

哀愁漂う壮大なオーケストレーションジャズにジョー・パスのアルペジオギターの響きがとても印象的。まるで映画のラストシーンのような感覚。

20Karin Krog Orchestra And Conducted By Don Ellisの「A Quiet Place(BRAVE / 1967)

特徴的なヴォーカルが癖になるノルウェーのジャズシンガー。渡米の際にDon Ellisの元リリースした2枚のナイスなシングルから。こちらもスパイ映画のエンディングのような物悲しげながら美しいブラスアレンジとメロディが胸と肝臓に刺さります。

DATA
Little Bird
福島県福島市大町9-21 ニューヤブウチビル2F
booking / djmarcy01@gmail.com

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/別冊Lightning Vol.214「ウイスキーブック」

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