ワイルドな男らしいテイストで人気を集めるファッションカテゴリーのひとつがミリタリー。難易度の高いイメージもあるが、マスターすればおしゃれ度が上がること間違いなし。ファッションの達人たちはどのように着こなしているのか、スナップさせてもらった。とくとご覧あれ。
- 1 1.ミリタリー同士のレイヤードが光るスタイリング。|「THE FAT HATTER」店長・渡部陽介さん
- 2 2.淡いトーンでまとめて、無骨な印象をうまく解消。|「TROPHY CLOTHING」プレス・藤原一茂さん
- 3 3.濃いめのミリタリーパンツをドレッシーに着こなす。|「WOLFMAN BARBAR SHOP」曽原猛さん
- 4 4.ミリタリーとストリートを緩くミックス。|「アルバトロス」副店長・平松隆征さん
- 5 5.パンチのあるジャケットを、シンプルに着こなす。|「mountain mountain factory」店長・北島陽さん
- 6 6.旬なブランドのミリタリーショーツをカジュアルに。|「SNS TOKYO」スタッフ・押田雄太さん
- 7 7.デニム×ミリタリーを象徴する鉄板スタイル。|「スラット」スタッフ・稲野辺佳祐さん
- 8 8.ミリタリーのスポーツアイテムで無骨さを解消。|「TROPHY GENERAL STORE KANAZAWA」オーナー・工保誠吾さん
- 9 9.全身ミリタリーもので揃えながらも爽やかに。|「サファリ 1号店」スタッフ・平山竣也さん
- 10 10.ミリタリー×ワークは、無骨すぎない合わせが大事。|「WAREHOUSE TOKYO」店長・浅井耕太郎さん
- 11 11.リラックス感と清潔感を合わせた気品ある着こなし。|「Amici」オーナー・中野和彦さん
- 12 12.ポップなTシャツをアクセントに野暮ったさを軽減。|「SALERS」スタッフ・キタタクさん
- 13 13.ミリタリーウェアでは珍しい鮮やかなレッドカラー。|「HOOTIE COOTIE」スタッフ・井上海人さん
1.ミリタリー同士のレイヤードが光るスタイリング。|「THE FAT HATTER」店長・渡部陽介さん
貴重なベトナム戦争時のタイガーストライプカモのジャケットに、USアーミーのラジオをベストをレイヤードしたスタイルが際立つ渡部さん。トップスがハードなので、ボトムスは爽やかにリーバイスのホワイトデニムをチョイス。ザファットハッターのハットも◎



2.淡いトーンでまとめて、無骨な印象をうまく解消。|「TROPHY CLOTHING」プレス・藤原一茂さん
定番でリリースしているトロフィークロージングのサマーフライトジャケットをベースにしたスタイリングが様になっている藤原さん。USネイビーをモチーフにしたデザインで、バイクからデイリーユースまで活躍。あえて淡いトーンでコーデしたのも素晴らしい。


3.濃いめのミリタリーパンツをドレッシーに着こなす。|「WOLFMAN BARBAR SHOP」曽原猛さん
日本のバーバーシーンを牽引する曽原さんは、USMCのフィールドパンツをモチーフとしたブライスランズのミリタリーパンツを基軸にコーディネイト。他のアイテムをシンプルにすることで、大人っぽい着こなしになっている。足元はグルカサンダルで夏っぽく。



4.ミリタリーとストリートを緩くミックス。|「アルバトロス」副店長・平松隆征さん
トライバルカモフラージュのシャツが印象的なミリタリーとストリートのミックススタイル。「シャツは’90年代のアサットのもので、ミリタリーテイストの太めのパンツと合わせました。インナーにはバンドTシャツを合わせることでほどよくストリート感を演出しました」

5.パンチのあるジャケットを、シンプルに着こなす。|「mountain mountain factory」店長・北島陽さん
名古屋の人気アウトドアショップでショップマネージャーを務める北島さんは、レアなベトナム戦争時のスーベニアジャケットを基軸にコーディネイト。あえてきれいめなスラックスやオーセンティックなスニーカーを合わせることで、すんなりと着こなしているのが好印象だ。


6.旬なブランドのミリタリーショーツをカジュアルに。|「SNS TOKYO」スタッフ・押田雄太さん
スウェーデン発の人気セレクトショップであるSNSの名物スタッフである押田さんは、イギリスのアリーズのミリタリーショーツでこなれた印象に。足元には先日リリースされたコーデュロイのエアマックス1で、アクセントを付けている。Tシャツは、SNSのオリジナルブランド。


7.デニム×ミリタリーを象徴する鉄板スタイル。|「スラット」スタッフ・稲野辺佳祐さん
定番のリーバイス、セントジェームス、U.S.アーミーのヴィンテージをさらりと着こなし、アイテムセレクトに安心感さえ覚える。「普段からミリタリーウエアは着用しますが、野暮ったくならないようにインナーやシューズでバランスをとるようにしています」

8.ミリタリーのスポーツアイテムで無骨さを解消。|「TROPHY GENERAL STORE KANAZAWA」オーナー・工保誠吾さん
トロフィークロージングの2号店となるトロフィージェネラルストア金沢の代表を務める工保さんは、オールブラックの無骨なミリタリーコーデ。トップスは、USアーミーのトレーニングジャケットをモチーフとしたデザインなので、ほどよくカジュアル感があるのもポイントだ。


9.全身ミリタリーもので揃えながらも爽やかに。|「サファリ 1号店」スタッフ・平山竣也さん
ヘリンボーンツイルのヴィンテージジャケットにゆったりしたシルエットのU.S.NAVYのデニムパンツをコーディネイト。「シューズはオールデンのプレーントゥブーツですが、ミリタリーラストを使用したもの。シューズも含めてすべてミリタリーテイストに仕上げました」

10.ミリタリー×ワークは、無骨すぎない合わせが大事。|「WAREHOUSE TOKYO」店長・浅井耕太郎さん
ヴィンテージスウェットのコレクターとしても有名な名物スタッフの浅井さんは、ウエアハウスのカーゴパンツに、シャンブレーシャツというミリタリー×ワークの組み合わせがポイント。ツートーンのデザインや足元のニューバランスなど、無骨すぎないように工夫している。

11.リラックス感と清潔感を合わせた気品ある着こなし。|「Amici」オーナー・中野和彦さん
ミリタリーとワークという上下の組み合わせながら、モノトーンカラー、ボーダー柄でさわやかにし、野暮ったさが出ないようシックな雰囲気に。また首元には柄のネッカチーフ、足元にローファーを合わせることで、エレガントな雰囲気をプラス。

12.ポップなTシャツをアクセントに野暮ったさを軽減。|「SALERS」スタッフ・キタタクさん
1950年代のポプリンユーティリティシャツに銘品とされるタイガーストライプをコーディネイト。「ミリタリーのセットアップですが、インナーにポップなプリントのTシャツを挿し込み、スニーカを合わせることで軽快さを演出しました」

13.ミリタリーウェアでは珍しい鮮やかなレッドカラー。|「HOOTIE COOTIE」スタッフ・井上海人さん
夏らしい真っ赤なポロシャツの色合いをソックスで拾い、定番のM47パンツをロールアップすることで爽やかさをプラス。さらに黒のローファーで落ち着きを持たせている。どちらもユーロミリタリーでチャレンジしやすいフランス軍モノ。

(出典/「Lightning2023年7月号 Vol.351」)