スタンダードなアイテムを大人っぽく仕上げる。
アパレルブランドが群雄割拠のシーンでその歴史を築いていくことは難しい。その多くが数年で姿を消し、3年、5年、10年と年輪を重ねていくことは珍しい。
そんな時代に生まれたLAWFORDは1930~1950年代に存在した旧きよきワークウエアなどをデザインソースに、バタ臭さをスポイルしながらも、モダンになりすぎないスタンダードなアイテムに力を注ぐ。
歴史的に生き残ってきた昔ながらのアイテムをリスペクトしつつ、それを日本の技術で継承することで、いつの時代にもフィットする普遍のスタイルを見出している。
ワークウエアが今はメインだが、ブランドも3年を迎え、今後はドレスやカジュアルテーラードなどにも挑戦していきたいとオーナーでありデザイナーの竹重さんは語ってくれた。
ラインナップするアイテムはスタンダードを信条としているだけに、シンプルでエイジレスで着られるものばかり。そのどれもがそこまで過度にデザインコンシャスになっていないにもかかわらず、どこか大人っぽく見えるのがその特徴だ。
ブランド3周年を記念したメインアイテムはデニムのセットアップ。
ブランド3周年を記念したデニムのセットアップは 5月9日(火) 19:00までの期間に、店頭、webstoreより受注販売になるスペシャルなアイテムに。デリバリーは7月予定。
Lot.233 Buckle-back Five Pocket Denim Pants
ブランド初となるワイドストレートの5ポケットパンツ。バックルバック仕様やむき出しリベットによるバックポケットなど、まだデニムパンツがワークウエアだったころのデザインをすっきりとしたデザインで仕上げている。生地はセルビッジ付きの13.5ozを採用する。縫製はすべてヴィンテージミシンを使った雰囲気のある仕上がり。3万9600円
Lot.233 Simplified One Pocket Denim Jacket
第二次大戦期のデニムジャケットに存在した物資統制によって無駄を極力廃したデザイン(フロントの4つボタンやオープンポケットなど)をモチーフに、LAWFORD流の大人っぽいシルエットで仕上げている。4万5100円
【DATA】
LAWFORD CLOTHING
東京都渋谷区広尾1-2-5 キオイビル1F
TEL03-5422-7459
営業時間 : 13時~19時 水、木曜定休
https://www.lawford.jp
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