今注目高し! 沖縄の訪れたい4つの個性派マイクロブルワリー。

  • 2023.02.21  2022.08.16

その土地に根付いた小さなブルワリー。生産量も少なく、他にはあまり出回らない、その地ならではの味わいが楽しめる。沖縄にもそんなマイクロブルワリーが存在する。ここでは4つのブルワリーを紹介。それぞれの特徴を楽しみながら、ハシゴするのもアリだ。

1.浮島ブルーイング|素材をよさを駆使した新しいビールに挑戦。

古代米(籾殻)や謝花きっぱん店タンカン、ハダカムギなど、沖縄産の素材を使ったビールを製造するブルワリー。ユニークなのは、それらの素材が沖縄の歴史と関連しているものが少なからずあること。オーナーの由利さんは、沖縄の歴史を語りながらビールを製造するというちょっと変わったブルワーなのだ。これらの原材料を聞いただけでは味の想像はできないかもしれないが、由利さんの話を聞きながらビールを飲んで、琉球に想いを馳せるのもいいかも。

由利充翠さん|まちづくりのコンサルティング会社の代表を務めながら、2018年にクラフトビールづくりをスタート。同年7月に浮島ブルーイングをオープンさせた
仲村渠ウィートXは、稲作の発祥地である仲村渠(なかんだかり)の古代米(籾殻)を使った小麦麦芽ビール
久高島ヴァイツェンは、琉球開闢の地 “神の島” と呼ばれる久高島で取れた麦を使用したビール

【DATA】
浮島ブルーイング
沖縄県那覇市牧志3-3-1 2F
TEL098-894-2636
営業/17:00~23:00
休み/水曜
https://www.ukishimabrewing.com

2.クリフビール|英国エールと沖縄食材の美味しいコラボ。

イギリスの伝統的な醸造方法で作るリアルエールを作りたい! そんな思いからビール製造をスタートさせた宮城さん。しかしリアルエールは炭酸が弱く、泡がほとんどない。当初リアルエールだけ作ろうと思ったそうだが、暑い沖縄にはやっぱりシュワッとしたビールの方が飲みやすい。最近は沖縄産の素材を使ったビールを造っている。フルーティな「かなさんホワイト」や紅芋のレッドエール「FARMAER’SPRIDE紅芋」などビールが苦手な人にもおすすめだ。

宮城クリフさん|デザイナーでもあり、3年程前からビール製造を行うオーナー兼ブルワー。イギリスに10年半ほど暮らしていた頃、ビールに興味を持ったという。2019年にお店をオープン
沖縄産のフルーツやシナモン、小麦などを使った飲みやすく沖縄の空気を感じられるビール。ラベルデザインはもちろん宮城さん
ビールの原料となる大麦。店舗の片隅には加工した大麦のサンプルが展示されている
外国人住宅をリノベーション。店舗から工房の様子を見ることも。瓶詰め機材などは自作したというから驚きだ

【DATA】
クリフビール
沖縄県沖縄市比屋根6-18-1
TEL098-953-7237
営業/13:00~18:00
休み/月・火曜
https://www.cliffbeer.jp

3.ウォルフブロイ|本場ドイツビールを沖縄で再現。

ドイツビールには「ビール純粋令」というものがある。その内容は麦芽、ポップ、酵母、水のみを原材料とすること。その製造方法を忠実に守り、日々ビール造りを楽しんでいるウォルフブロイ。メインはのひとつはドイツ伝統のヴァイツェン。スタンダードものや大麦麦芽を焙煎したものも味わえる。その実力は大手も認めるほどで、オリオンビールとコラボした「首里1427」を商品化。いま勢いのあるブルワリーだ。沖縄で本場ドイツビールを飲むならここしかない。

ウォルフラム・オーピッツさん|某大手メーカーを退職し、趣味だったビール造りを本格化。当時静岡県に住んでいたが、首里に移住しブルワリー兼タップルームをオープン。奥さまの自家焙煎珈琲にも注目
右から小麦麦芽の無濾過白ビール「ヘーフェヴァイツェンヘル」、シトラスポップエールの「首里の風」、ヴァイツェンヘルを焙煎した「ヴァイツェン・ドゥンケル」
エンジニアだったこともありブルワリー内の設備の組み立てにも関わった
オリジナル樽はイベント用。ここにビールを詰めて生ビールを提供している

【DATA】
ウォルフブロイ
沖縄県那覇市首里池端町34
TEL098-975-5669
営業/14:00~19:30
休み/水曜
http://www.wolfbrau.com

4.コザ麦酒工房|酒屋の3 代目がつくるユニーク食材を使ったビール。

「クラフトビールってお値段は張りますが、うちのビールは肩肘を張らずに飲んで欲しいんです。だからうちではジョッキでご提供しています。『普段着ビール』ですね」と笑いながら話すのはオーナーの大浜安彦さん。ベルギービールの多様性に驚愕し、自分でも作りたいと。そして街の沖縄そば屋さんのように街のビール屋さんをやりたいと思ったそうだ。ちょっと立ち寄って、ジョッキでグビグビ飲めるビール。ウンチクはいいからとりあえず乾杯したい。

大浜安彦さん|酒店の3代目でコザ麦酒工房のオーナー。ワインソムリエの資格も持っていたり、酒店の一角で立ち飲みを始めたりと根っからのお酒好き。コザ麦酒工房は2014年にオープン
インパクトのあるボトルラベル。ロゴも覚えやすい秀逸なデザイン
普段着ビールなのでジョッキでご提供
店内に貼られたビールのメニュー。ユニークなネーミングに思わずクスッと笑ってしまう。ちなみにペナントはラガーマンだった頃のもの
店内の奥にタンクを設置。ビールは狭い場所でも造れるのが特徴のひとつ。出来たビールは冷蔵庫に移され、タップから提供される

【DATA】
コザ麦酒工房
沖縄県沖縄市中央1-24-13 2F
TEL098-975-6119
営業/17:00~24:00
休み/日・月曜

(出典/「Lightning2022年8月号 Vol.340」)

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