モヒカン小川(左)
革ジャンをはじめレザープロダクツをこよなく愛する名物編集者。いま欲しいグリーントップスは軍モノのグロバ
ーオールのダッフル。
サカサモト(中央)
軍モノに詳しくないものの、ワードローブにはミリタリー系が多く揃う本誌編集部員。最近は同僚のADちゃんにアドバイスをもらいつつ、冬に向けてN-3Bを物色中。
ランボルギーニ三浦(右)
札幌の有名古着店にてバイヤーだったという稀有な経歴を持つ本誌副編集長。いま欲しいグリーンのトップスは、フィルソンのシングルマッキーノクルーザー。
前回までのあらすじ
前回は、エイジング加工のジーンズの魅力について語る対談企画を行ったが、予想以上に盛り上がり、モヒカン
小川が急遽、新たな加工ジーンズを購入。以降、三人は、ますます色落ちジーンズに傾倒していったのだった——
軍モノとジーンズはいつの時代も不変のコーデ!(小川)
モヒカン小川(以下、小川)/あれ?
ランボルギーニ三浦(以下、三浦)/えっ?
小川/デジャヴかな。前回も同じだったような気が……。
三浦/ですよね!
サカサモト(以下、坂本)/えっ?
小川/「えっ?」じゃねーよ! 完全にメイン写真同じじゃねーか。
坂本/バレましたか(笑)。実は前号の対談企画の評判がよくて、調子に乗って、もう一回やっちゃおうかなと。
三浦/調子乗り過ぎだな。
小川/ホントだよ。でも確かに前号の企画は良かった。特に後半の買い物企画。俺、あの時以来、ほぼ毎日のようにセコハン穿いてるもん。
坂本/確かに穿いているのよく見ます。そのペースでいったら、もっと色落ちちゃいますよ(笑)
三浦/てか、俺も小川さんが買ってるの見て、後日さらに追加で別の品番買いましたもん。もうこれでセコハン三本目(笑)
小川/追いセコハンかぁ。俺も次に買うなら同じ品番の濃いめの色落ち欲しいな。すぐ色薄くなりそうだし。秋だし。
三浦/まぁ色落ちしたデニムは夏っぽいですからねぇ。
坂本/いやいや、ボクは冬でも薄いデニムを穿く派ですよ。
三浦/まぁわからんでもない。俺もせっかく新調したから、せめてもうちょい穿きたいんだよね。
小川/それは俺も同意。革ジャンにも合わせやすいし。
坂本/ちなみに三浦さんは、秋に色落ちしたジーンズを穿くならトップスは何を合わせるんすか?
三浦/うーん、なんだろ。グリーン系は多いからなぁ。しいて言うならチャンピオンのスウェットかな。グリーンのやつ。
小川/あ、この肩が日焼けしちゃってるやつ?
三浦/そうなんす……日焼けで褪色させちゃいました(泣)
坂本/いいじゃないすか。古着ならではだし。なんかオリーブグリーンっぽいし。
三浦/そうかな。ま、いいんだけど。ところで、サカサは何着るの?
坂本/僕は冬になるとミリタリー系が多いっすね。ファティーグシャツとかM‐65パーカとか。逆にGジャンと軍パンっていう組み合わせも多いっすね。
小川/そのイメージ強いわ(笑)
三浦/僕も昔は結構そのコーディネイト多かったですね。世代なんですかねぇ。
小川/話戻るけどM‐65ってイイよね。パーカもいいけど、俺が高校生の頃とかはフィールドジャケットのM‐65
よく着てたなぁ。中田商店で買ったやつ。
坂本/イイっすね。てか、みんな緑色が好きなんすね。しかもミリタリー系(笑)
三浦/まぁ昔からミリタリー系のジャケットとジーンズは、昔から鉄板の組み合わせだからね。
小川/確かに。ランボーもそうだったしな。M‐65着て、ジーンズ穿いて、ダッフルバッグ持って。
三浦/それ1のオープニングのやつじゃないですか(笑)
小川/そうそう(笑)
坂本/まさか、それでM‐65を買ったとか?
小川/正解! 当時は超カッコよかったんだぜ!! だから今こそリバイバルかなと。
坂本/いいっすね! せっかくセコハン買ったんだし。
三浦/じゃあ薄いジーンズを夏以外でも穿くためのトップスを僕らで考えてみましょうよ。私物のミリタリーグリーン縛りで。
小川/お、なんか楽しそうだな。
坂本/じゃあ決まりで!
三浦/ちなみにさ、一つ聞いていい? ずっと気になってたんだけど、冒頭で対談企画の評判が良かったって言ってたけど、誰が言ってたの? 読者さん?
小川/うん、確かに気になる。
坂本/…………ボク。
小川&三浦/ざっけんな!
3人の編集部員が「色落ちジーンズにはミリタリーグリーンが鉄板」説を検証!
夏にヘビーローテした色落ちジーンズだけど、秋から二軍落ちは勿体ない! しかしご安心を! 秋冬シーズンも色落ちジーンズを一軍で活躍させるには、ミリタリーグリーンと組み合わせればイイんです!!
3人が穿いてる加工ジーンズはコレ!
【ランボルギーニ三浦の場合】
1.秋はTシャツにサッと羽織れるモッズコート系がお気に入り。
夏は色落ちジーンズにTシャツか開襟シャツを合わせる。特にTシャツは爽やかさを演出できる白ボディを選びがちで、スニーカーも白が多め。そこで秋は、その上からモッズコートを羽織り、スニーカーを黒系にして落ち着いたトーンにするのが個人的な定番です。
2.白系×色落ちジーンズの色合いをベースにベストで秋らしさをプラス。
個人的には、色落ちジーンズに白系またはベージュ系を合わせるのが好みだけど、秋はその爽やかさをいかに抑えるかを考慮する。だからインナーをハイネック、足元をスウェードブーツにし、グリーン系のウールベストを合わせて温かみのある雰囲気を演出したいな。
3.冬のアウターの大定番であるフライトJKTとの相性は抜群!
ボリューム感のあるアウターが今の気分なので、ナイロン系のフライトJKTは絶対に外せない。しかも大抵がグリーン系なので、色落ちジーンズとの相性は抜群! 冬なので爽やかすぎないように、インナーにも同系色を挿して「爽やかさ+枯れ感」を意識しました。
【モヒカン小川の場合】
1.革ジャン+ダウンベストは俺の真冬のユニフォーム。
そもそも冬は革ジャンの上にアウターを羽織るのが俺の定石。いちばん多いのがダウンベストかな。A-2の上には、必ずグリーン系のダウンベストを合わせる。USAAFのA-2が、グリーンと合わないわけがないもんね。
2.トレンチコートとレザーは意外と相性良しなんです。
インナーとして革ジャンを着る場合、スタンドカラーのシングルがおすすめ。襟が小さいので、アウターと干渉しないのだ。襟の大きいトレンチも、シングルならすっきり決まる。こんなラフな着方が、最近の俺のブーム。
3.全ての革ジャン好きたちよ。モッズコートは便利だぜ。
革ジャンと同じくらい軍モノが好き。大体革ジャンは黒か茶なので、グリーンとの相性は鉄板だ。ダブルを着る時は、大抵このM-47を羽織っている。次はこのノリで軍モノのダッフルコートに挑戦しようと思っている。
【サカサモトの場合】
1.大きなジャングルファティーグをラフに羽織るのが秋冬の定番。
色落ちしたジーンズに合わせて、褪色気味のジャケットを羽織るのが僕の定番。トップスがビッグシルエットな分、太すぎないジーンズとコンバースで、ボトムスのボリューム感を押さえてバランスを取っています。
2.着こなしも何もない(!?)迷った時のプルオーバーってホントに楽♪
USアーミーのスノーパーカはプルオーバーなのでインナーで迷う必要がないラクちんコーデ。唯一楽しめるのがVゾーンなのでパーカのフードを出したりタートルネックを着たりと、いつも首元だけ気を遣ってます(笑)。
3.Gジャン×軍パン。秋冬はこれが一番多いスタイルかも(笑)
コロナ太りでGジャンがピチピチサイズなのでボトムスにボリュームのある太めのベイカーをチョイス。ちなみにこのパンツにニューバランスを合わせたくてテーパードにシルエットをカスタムしバランスを取ってみました。
(出典/「Lightning 2020年11月号 Vol.319」)
Photo/A.Kuwayama 桑山章
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