【2020‐21年】新作アウターで紹介!真冬の海上で水兵たちの身を守る、米海軍最強アウター変遷。

常にタフな環境下に身を置く米海軍の兵士のアウターの主な仕様は大戦中の頃にほぼ完成しているが、時代とともに素材やデザインも進化を遂げていて、それがまたマニア心をくすぐってくれる。今季の新作アウターを使って、米海軍のタフなアウターを解説していこう。

1.【デッキジャケット】防寒性と動きやすさに優れたミリタリー重衣料!

米海軍のアウターの代表格がデッキジャケットだ。極寒かつ暴風雨に晒される船の甲板(デッキ)上での作業に耐えられるタフなジャケットは、寒い日本の冬には強い味方。時代によってボアのありなしやファスナー、フックなど素材や使用に変化が見られる。

【JACKET, DECK, ZIP】

洋上で作業するデッキクルーたちの身を守るデッキジャケット。初期型はフロントにはファスナーが採用されていた。カーキやネイビーカラーが一般的だが、ブラウンカラーの採用もあったようだ。

BUZZ RICKSON’S/DECK ZIP BR14679

極寒の洋上でデッキクルーたちの身を守るために開発された、高密度の”ジャングルクロス” を忠実に再現。ライニングは保温性も高いウールブランケットを採用。初期型モデルなのでフロントはレザーの引き手が付いたCONMATIC製ファスナーが付けられている。5万4450円(問い合わせ/東洋エンタープライズ TEL03-3632-2321)

【JACKET, DECK, HOOK】

初期型のフロントファスナータイプだと、防風性に欠けるほか、海水の塩分でサビが生じやすく使いづらい、壊れやすくなることから、前立てのついたフックタイプに変更されたのが大きな特徴だ。

TROPHY CLOTHING/DECK HOOK TR.MFG

1943年まで米海軍で支給された通称“デッキフック” の 後期モデルをオリジナルスペックで復刻。表地は高密度の ジャングルクロス。さらに表地と裏地の間にシンサレートを 採用し防寒性をさらに高めている。6万8200円 (問い合わせ/トロフィージェネラルストア TEL03-6805-1348)

【N-1 NAVY】

1940年代当時に海軍の甲板作業員に支給されていたモデルで、デッキジャケットの代名詞的存在として今でも高い人気を誇る。表地には高密度にコットンを打ち込んだ「ジャングルクロス」が使用される。

THE REAL McCOY’S/N-1 DECK JACKET NAVY MJ14109

表地は高密度のグログラン、ライニングは防寒製、防風性にも優れるアルパカを採用、深い色合いのものを再現。背中には「U.S.NAVY」のリフレクターステンシル入り、タロン’40sベル型ファスナー採用。7万7000円(問い合わせ/ザ・リアルマッコイズ東京 TEL03-6427-4300)

N-1 KHAKI

1944年にN-1ネイビーブルーモデルが採用、翌1945年からはカーキモデルも登場。色だけでなく袖口の内側のループの簡略化、脇下アイレットの位置など仕様変更も見られる。

THE REAL McCOY’S/N-1 DECK JACKET KAHKI MJ13111

高密度グログラン、防寒性抜群のアルパカライニングや前立てなど当時のデザインを再現。背面のステンシルや尿素ボタン、タロン’40sベル型ブラス製ファスナーなど細かいパーツまでこだわり抜かれた逸品。7万7000円(問い合わせ/ザ・リアルマッコイズ東京 TEL03-6427-4300)

【DECK A-2】

N-1の後継モデルとして登場したA-2デッキジャケット。表地はコットングログランからバックサテン地に裏地はアルパカウールからナイロンボアへと変更されたのが特徴。

WEST RIDE/WR-A2JKT

独自開発の高機能保温素材「THERMAL REFLEX SYSTEM 80g」の採用をはじめ、ヴィンテージのステンシルプレートとアメリカのペンキと筆を使用し たハンドステンシルなど見事な作り込み具合。4万9280円 (問い合わせ/ウエスタンリバー TEL0255-26-2415)

2.【ピーコート】ミリタリーという範囲を超えて愛される名品。

18〜19世紀のオランダ、英国、アメリカの船員が着ていたコートがルーツといわれる。米国独立時の州の数を表す13の星や鎖が絡んだファウルアンカーがデザインされたボタンが特徴。そのデザインと機能性から今では幅広い層から愛される冬の定番品となった。

【4POCKET STYLE】

一般的にピーコートといえばハーフ丈が多いがより防寒製を高めた4ポケットのロングバージョンもある。軍用としても存在していたこともあるようだ。重厚かつエレガントでオトナな雰囲気を演出する。

DAIRIKU/MELTON LONG

ヴィンテージのピーコートをイメージしながらゆったりと着れるサイズ感とアンチヒーロをイメージした長めの着丈で存在感のある仕上がりに。良いコートを着ているという安心感と高揚感を味わえる、上質なメルトンウールを使用。 10万8000円 (問い合わせ/シック TEL03-5464-9321)

【2POCKET STYLE】

ピーコートといえばハーフ丈。極寒でも耐えられる防寒性と作業を邪魔しない丈の長さ。ブランドによって長さやシルエットに違いがあるので好みのスタイルを見つけて欲しい。

Schott/753US

ショットの定番モデル740ピーコートのシルエットをタイトにし、現代的なスタイルに合うよう日本別注としてアレンジした1着。生地は24ozでタウンユースでも気軽に切られる 軽さも特等。Made in USA。4万2900円 (問い合わせ/ショット グランド ストア トーキョー TEL03-3464-1913)

ここで紹介したのはごく一部。今季新作の米海軍最強アウターモデルを特集した「Lightning 2020年12月号 Vol.320」をチェックしてみてほしい。

購入はこちらから

▼ミリタリージャケットについて詳しく知りたい方はこちらをチェック!

全部本物! フライトジャケットからフィールドジャケットまで、ミリタリージャケット主要10種類を解説。

全部本物! フライトジャケットからフィールドジャケットまで、ミリタリージャケット主要10種類を解説。

2023年07月17日

▼USネイビーのジャケットについて詳しく知りたい方はこちらをチェック!

【米海軍】「US NAVY(ネイビー)」のおすすめミリタリージャケット7選。

【米海軍】「US NAVY(ネイビー)」のおすすめミリタリージャケット7選。

2021年10月18日

(出典/「Lightning 2020年12月号 Vol.320」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

上野の2つの「SUN HOUSE」で、秋支度。おすすめのアイテムを聞いてきました

  • 2026.09.18

歩いてわずか30秒ほどの距離にある、上野ふたつのサンハウス。今回はそれぞれの店舗で、この秋おすすめのアイテムを聞いてみた。2軒を行ったり来たりしながら、そろそろ秋支度を始めよう。 上野のサンハウスは行ったり来たりが正解です 昨年のリニューアルを経て、アメ横に2店舗を構えるようになった「サンハウス」。...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

イタリア・パルマで誕生。世界屈指のベルト「Anderson’s」、その生まれる場所へ

  • 2026.09.17

1966年、イタリア北部に位置する美食の街・パルマで創業したベルトメーカー「アンダーソンズ」。装いを完成させる“名脇役的存在”のベルトをメインとする稀有な存在にして、世界的な評価を獲得する某ブランドのプロダクトはどのように生まれるのか。その魂が宿る自社工場に足を運んだ。 イタリア・パルマの地に宿る6...

Pick Up おすすめ記事

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...