創業当時から脈々と受け継がれる走ることへの情熱。
初代のCB1100が登場した’10年、大排気量のロードスポーツは水冷が主流だった。しかし、ホンダはあえて空冷直列4気筒を新開発して投入。それは、深く刻まれた冷却フィンなどの造形の美しさに加えて、熱ひずみの大きさを見越して設計された空冷ならではの、味わいのあるエンジンフィールを求めていたのではないだろうか。実際、高速道路をのんびりとクルージングしているときの心地よさは、格別なものがある。
一方ハンドリングは、前後18インチのスポークホイールを採用したEXの安定感のあるゆったりとした走りと、前後17インチのワイドタイヤを装着したRSのスポーティーな走りという異なった特性が選べるのが特徴。さらにRS/EXともに足つき性のよさや車体を起すときの軽さなど、大排気量車としては扱いやすいのも魅力だ。
CBの血統を継承したこの2台は、今後も名車として語り継がれて行くことだろう。
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(出典/「Lightning 2017年5月号 Vol.277」)
Text/H.Nakano 中野仁史 Photo/K.Okuzumi 奥隅圭之 問い合わせ/本田技研工業 TEL0120-086-819 http://www.Honda.co.jp
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