【1910年代】この時代はまだサスペンダーが主流。
1900年代になるとベルトループはないものの、ポケットが二つになる。だいぶ知っている形に近づいてきたことがわかる。
パッチサイズもよく見るサイズに変更された。デザインも当時からずっと変わらないほど完成されている。
まだ赤タブは付かず、バックポケットの端にはリベットが打ち込まれている。縫製も本縫い仕様だ。
インシーム
アウトシーム
インシームも割られているのがこの年代までの特徴。アウトシームはもちろんセルビッジが施される。
【〜1936年】ベルトループが登場。
ベルトループが付けられ、かなりモダナイズされてきた。シルエットはまだ太いが5ポケットデニムらしくなった。
シンチのバックルデザインは、強度のあるものに変更された。このタイプは欠損も少ないので壊れにくいのだろう。
アーキュエイトステッチは両サイドが垂れ下がり、通称カモメステッチと呼ばれるくらいのM字型に変化。
裾にチェーンステッチが使われ始めたのもこのモデルから。コーンミルズのデニムになって耳の幅も変化。
関連する記事
-
- 2025.08.20
国内最初期の名織機「GL3」で織った荒々しいデニムの風合いを楽しむ新シリーズが誕生。
-
- 2025.08.13
穿き込むほどに変化が味わえる、奥行きのあるブラックデニム。
-
- 2025.08.11
2nd編集部がこの夏手に入れたい、サンダル、シャツ、パンツ、そして羽織もの