【合羽橋】“美味しい”にこだわるのなら、ちょっと手間のかかる調理道具を選ぶ。【釜浅商店】

東京・合羽橋には「かっぱ橋道具街」と呼ばれる調理道具、食器、厨房設備などプロも通う料理道具の問屋街がある。釜浅商店はそんな合羽橋に1908年に創業した老舗料理道具店だ。全国の産地からセレクトした厳選された料理道具が並び、それらを実際に手にとって触れてもらうことで、その人に合った一品を提案してくれるため、世界中のシェフもその噂を聞きつけ、店を訪れるそうだ。

店に入ると1階は包丁フロアになっている。和包丁、洋包丁はもちろん、専用包丁も多種多様。フロアの中央には大きなまな板が設置され、ここで使い心地を試すことができるのも嬉しい。

2階は鍋やフライパン、ざるなどの料理道具フロア。全国から厳選されたもののみをラインナップしているのはもちろん、サイズのバリエーションも豊富。使う人のライフスタイルにあったものを探し出せる。スタッフがどう使いたいのかを含めて、その人に合ったものを提案してくれ、使い方やメインテナンスの方法まで教えてくれるのも釜浅商店の特徴なのだ。

店に入って気づくが、ここには電化製品はほとんどなく、素材の特性を活かして作られた道具のみが陳列されている。道具にこだわる人にぴったりの店なのだ。凝り性な男性こそ、職人気質な調理道具を探してはどうだろうか? 男心をくすぐるアイテムを紹介しよう。

1.釜浅のごはん釜

南部鉄器を使ったごはん釜で、内側に鉄瓶と同じ釜焼きという高温で焼き付けることで、サビに強い磁性酸化皮膜をつくる南部鉄瓶特有の製造技術を施している。水がまろやかになるため、ごはんの味も格別。またフタは木曽サワラ製で、裏側に釜のフチに合わせた溝を入れて密閉性を高くしているため、ふっくらとした炊きあがりだ。3合炊、2万7000円

2.釜浅の角型しちりん

珪藻土しちりんの外側に鉄板を巻き、より使いやすくしたブラックカラーの角型しちりん。長い炭もそのまま使用することができ、別売りの鉄久と合わせれば、やきとりも楽しめるという人気商品。国内はもちろんのこと、海外ではやきとりブームということもあり、わざわざ訪れて購入して行く人も多いとか。炭も用意しているので、合わせて購入したい。1万1804円

3.かつおぶし削り器

和箪笥のような佇まいが特徴的な桐製のかつおぶし削り器。フタが付いていて収納しやすく、刃は研ぎ直しもできるので長く使えること請け合い。パックでは味わえない、削り立てのかつお節で取った出しをぜひ堪能したい。1万1221円

4.シュロのたわし

釜浅商店では、高田耕造商店の「棕櫚束子」をラインナップ。繊維が細かく、鉄鍋やおひつなどの微妙な凹凸にしっかり入り、洗剤なしでも汚れを落としてくれる。道具を傷つけず、しかも長く使えるというメリットも。小810円、特小756円

【DATA】
釜浅商店
東京都台東区松が谷2-24-1
TEL03-3841-9355
営業/10:00〜17:30
休み/年末年始休
http://www.kama-asa.co.jp

※掲載情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2019年10月号」)

この記事を書いた人
めぐミルク
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めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
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