ブート品は悪くない?Tシャツが物語る、グレイトフル・デッドのLOVE & PEACEの精神。

  • 2021.10.24  2019.09.13

1969年に開催された伝説的なロックフェス『WOOD STOCK』に参加し、ヒッピーカルチャーを語る上では欠かせない存在となったグレイトフル・デッド。その歴史と残したものを考えれば多くを語ることは難しいが、彼らが残したLOVE & PEACEの精神は現代も生き続けているのは間違いない。その一端を知るべく、’60〜’70sのカルチャーに精通する横浜市の『サージコーストストア』で、当時を映し出す資料やグレイトフル・デッドのグッズを拝見させてもらった。

サージコーストストアの代表、鮫嶋直人さん。10代の頃からロックに傾倒し、 グレイトフル・デッドにも多大な影響 を受ける。’60〜’70年代のサーフ、ヒッ ピーカルチャーなどをミックスした独自のスタイルを提案する
’70sの ヴィンテージTシャツ。左はピーター・マックスのアートワークをプリントしたもので、 中央と右はリック・グリフィンが描いたグレイトフル・デッド物。すべて価格ASK

ブート品を認めたことで、世界中で愛されるデッドグッズ。

デッドヘッズ作と思われるタイダイTee。前後 プリントのスカルがインパクト抜群。5184円
ジョン・メイヤーが加入したデッド&カンパ ニーのオフィシャルツアーTee。1万4040円
WOOD STOCKモチーフのグラフィックは’69年 の参加アーティストが描かれている。8532円
(左)オフィシャルのモンキースカルTee。スティールユアフェイスも代表的なデザインだ。6200円(右)一見シンプルだが、イーグルが掴んだローズがグレイトフルフデッドTeeのアイコン。5990円

ヒッピーと呼ばれるお金や社会から逸脱した精神性を基に、プロミュージシャンとしても独自のスタンスを貫き続けるグレイトフル・デッド。ファンを仲間として捉え、毎回演奏が異なるライブ音源を録音することや、ブートグッズの販売を認めるなど、LOVE &PEACEのスタンスとして仲間内で趣味をシェアする文化を生み出し、今もデッドグッズは世界中のファンによって増え続けている。LOVE & PEACEは死なず。それは、SNSやネットを通じて様々なものを世界中でシェアする現代にも通じる精神と言えるかもしれない。

【問い合わせ】
Surge Coast Store
横浜市青葉区市ヶ尾町540-1
TEL045-979-1225
https://www.surgecoaststore.com/

▼こちらの記事もおすすめ!

プリントの意味を知らずに着ていない? 正しいプリントTシャツの選び方。

プリントの意味を知らずに着ていない? 正しいプリントTシャツの選び方。

2021年10月24日

※掲載情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2019年9月号」)

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

20代断然革靴派

パピー高野

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

サカサモト

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

ThunderVolt 編集部

ThunderVolt

デジタル系WEBメディア

ThunderVolt 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男編集部

Dig-it

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男編集部