ユーフォルビアの人気品種4株~多肉タイプでも500種類超~
ユーフォルビアは、トウダイグサ科トウダイグサ属の植物で、多肉タイプだけでも500種類を超すと言われている。世界中に広く分布するが、その中心となっている南アフリカまたはマダガスカルの原産が多い。奇妙なビジュアルのものが多く、同じ種でも個々でユニークな育ち方をするので、探す楽しみも育てる楽しみもある。また塊根植物のような形状もあるため近年は人気を集める。基本的に樹液は毒なので触らないように。
※相場価格は2019年6月現在。ライトニング編集部調べ。
「ユーフォルビア・バリダ(万代)」~ゼブラ柄のようなくっきりとした模様が人気
近年の多肉植物&塊根植物のブームで、定番となっているユーフォルビアの普及種。かわいらしい球体の株からトゲのようなものが出た独特なビジュアル。これは花が枯れた後の花柄が残ったもの。また写真のようにくっきりと濃い紫色の縞模様が出ている個体の方が人気となっている。和名では万代(ばんだい)と名付けられている。
【DATA】
相場価格:5000円~1万円
原産国:南アフリカ
成長期:春~秋
「ユーフォルビア・ホリダ」~ホワイトボディが群生する様は圧巻のひと言~
まるでサボテンのような見た目をしているが、れっきとしたユーフォルビア。棘のないものや長細く育つものなど、同種でも様々なバリエーションを持っているのもおもしろいところ。このように群生株になると一気に迫力が出るのも魅力。そのため価格帯にはかなりの開きがあるのを理解したい。
【DATA】
相場価格:2000円~4万5000円
原産国:南アフリカ
成長期:春~秋
「ユーフォルビア・ゴルゴニス」~メデューサヘッドを彷彿させる人気種~
市場で活発に動いているタコモノと呼ばれるユーフォルビアの中でも、手の出しやすい価格帯となっている。ギリシャ神話に登場する頭髪がヘビの怪物であるゴルゴン三姉妹が由来になった学名からもわかるように、メデューサヘッド的なルックスが男ウケ抜群。成長期には黄色い花を咲かせて、かわいらしさもあるのだ。
【DATA】
相場価格:5000円~2万円
原産国:南アフリカ
成長期:春~秋
「ユーフォルビア・イネルミス(九頭竜)」~ウロコのような肌質でもどこかかわいらしい~
他のタコモノに比べるとボディの球体は大きくないが、九頭竜の和名通り、竜を思わせるような力強い枝が生えている。学名のイネルミスは「トゲがない」という意味で、ウロコのような肌質ながらも、どこか優しげな印象。この手のユーフォルビアの中では、かなり丈夫でフォルムも美しく育ってくれるため、かなり人気がある。
【DATA】
相場価格:5000円~3万円
原産国:南アフリカ
成長期:春~秋
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