▼自腹リノベーション企画これまでのお話
まずは、リノベーション物件の特長を知っておこう!
前回のおさらいから。リノベーション前にケーススタディハウス(岩切邸)の魅力はどこなのか? を知っておきたい。ずばり特長は以下の3つ。
一般的に言われている住宅寿命からすると、築40年はかなりの年月が経過しているようだが、実際に物件の強度を調べると築40年以上でも十分使用できる建物が多い。海外ではヴィンテージの住宅を大切にリノベーションして末永く愛用する文化があり、日本でもそれは実現可能なのだ。
また以前住んでいた家主は日本画家で、彼のアトリエ兼住宅として特別に設計・建設されており、その風変りな空間はリノベーションを施すとより魅力的になるに違いない。そしてなにより、現家主であるROCK岩切の趣味であるサーフィンを存分に楽しめる立地は大きい。
“ROCK”岩切とは?
「カリフォルニア工務店」クリエイティブ・ディレクター。お堅いイメージの一級建築士ながら、根っからのカリフォルニアスタイルを体現する。カリフォルニア工務店を取り仕切り、住宅設計からカフェの内装、ガレージ作りまで全国津々浦々を駆け巡る。「カッコいいモノがないなら作ってしまえ!」というロックな思考の持ち主。
で、ホンモノを求めるならやっぱり現地でしょ! ということでいきなりカリフォルニアへ……。
急に何かを思い立ったロック岩切。「そうだ! やるからには本場カリフォルニアのデザイナーとコラボしよう!」……ということで、なんといきなり西海岸へ!「やっぱりL.A.の開放的な空気感は最高だぜ! このテイストをぜひ“CHIGASAKI HOUSE”で実現してみせる!」と意気込みは上々。さて向かった先は……
現地の女性建築家デュオを交えてのプロジェクト始動へ。
ROCK岩切が足を運んだのは、カリフォルニアらしい色使いやインテリアデザイン、空間づくりを得意とする建築事務所「デザイン,ビッチーズ」。彼は、日本の建築家とカリフォルニアの建築家同士のコラボレーション企画として、“CHIGASAKI HOUSE”のプロジェクトを考えたのだ。
“建築家の家”を、カリフォルニアの“建築家がデザイン”!
前述した3つのキーワードとともに図面を持ちこみ、どのようにリノベーションを行うかをミーティング。もちろん西海岸らしくミーティングスペースは開放的な屋外だ。そんな環境だからなのか、思いもよらないアイデアが次々と湧き上がる! さて、そのアイデアとは……? 次回お伝えしよう!
カリフォルニア工務店公式サイト/http://www.cal-co.jp/
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