お気に入りの一着をスプラッシュペイントでカスタムしよう!

  • 2021.11.13

最近、密かに再燃しているスプラッシュペイント。イラストやレタリングとは違って絵心がなくとも“汚れてる感”こそがサマになるのでビギナーでも簡単。色もポロックのアートみたいにたくさん使う必要もなく、2色以下がオススメだ。そのため用意するモノもペンキと筆と汚す勇気だけ。ただしペイントを始めると、楽しくなって筆が止められなくなりがち。モノ足りないぐらいでやめられる強い意志も準備しておきたい。

使ったアイテムはこちら!

学園祭などでお馴染みのアクリル系絵具イベントカラー。20〜40分でほぼ乾き1日で完全に固まる。希釈なしですぐ使えるのが嬉しい。495円(170㎖)

絵筆。初めは細筆から始めるのがオススメ。大きく太い筆だとペンキが飛びすぎる恐れあり。割り箸やフォークなどでも代用可能。(私物)

【ブーツ編】まず始めるならブーツが一押し。逆に汚れが目立たなくなる!

履き込んだブーツ(特にスウェード)は汚れが目立ちがち。メンテで汚れを落とすのは王道だけど、スプラッシュで汚れを目立たなくさせるという逆転の発想はいかがだろうか? ペンキを掛けたくない部分にマスキングを施したら、後は筆に塗料を含ませて勢いよく振り飛ばすだけ。振る速さやペンキの量などで表情が変わってくるぞ!

ブラシでホコリを払った後にマスキングテープで汚したくない部分を保護しよう。靴の内側はマストだが今回はソールもマスキングでカバー。あとは汚れてもいい紐に換装して準備完了

Before

十分キレイだが随所に黒ずみが多くなったスウェードブーツ。シューレースを変えたら、もっとカスタムがしたくなった。

After

細いラインが交差し躍動感のある印象に。一度付いたペンキはもちろんやり直しが効かない。付け過ぎたから拭き取るなんてもっての外だ。

【ポイント①】まずは白だけで始めるべし。

どうせなら……と黒、赤、青、緑と色んな種類を散らしたくなるが、まずは万能な白単色が基本のキ。色数は少ない方がファッションに取り入れやすく主張もしすぎない。何種類もの多色使いの大作は、スプラッシュペイントに慣れてから挑戦しよう!

【ジーンズ編】定番キャンバスのジーンズは、ほどほどで止めることが成功のカギ。

古着でもたまに見かけるペンキが付いたジーンズ。アメリカの田舎の情景が浮かぶようでスプラッシュペイントとも相性抜群。白はもちろん相性はいいが、せっかくなのでステッチに合わせたオレンジをチョイス。

実際にペンキ塗りをしていた人(左利き)が使ったという設定で、右手にペンキ缶、左手に刷毛をイメージして左右非対称にスプラッシュをさせてみた!

【ポイント②】やりすぎダメ。絶対。

慣れてくると陥るのが楽しくなってやり過ぎてしまうこと。スプラッシュペイントには止められなくなる謎の魅力があるため、オシャレに楽しむなら「もう一回」と思った時点で筆を置こう。

【コーチジャケット編】意識的に我慢したほうが上手く見える。そう思い知らされた小盛り& 同系色。

クレイティのレザーコーチは、ストリート感があるアイテムだけにスプラッシュペイントも似合いそう……と思うことが止まらないループにハマるので即終了。誌面映えはしないけど今回のラインナップの最優秀賞に決定!

【ポイント③】安心と信頼の同系色。

ブラックレザーなので白や黄色など映える色を使いたくなるところだが、あえて目立ちにくいグレーを使用。このぐらい控えめなほうが馴染みやすいし着こなしにも取り入れやすい。黒×グレーがオススメでっす!

【ミリタリーJKT編】片側の裾& 袖に狙いを定めたコンパクト仕様。こういう古着、見たことあるよね?

スプラッシュの位置は、上下左右と全体のバランスを取りたくなるのが人間の性。本能に逆らい歪に配置することで逆にリアルな印象に。色は実際の汚れっぽい黒とグリーンに近い黄色を選択したら、払い下げ感が強まっ(笑)

【ポイント④】時代背景も考慮した色選び。

ジャングルファティーグが生まれたベトナム戦争時代を考慮し、弾薬箱などに施されたブラックやイエローのステンシルをイメージ。「当時の持ち主がステンシルをしていたら」という空想で色を決めるのも楽しい。

いろいろと設定を考えたり、やり過ぎない塩梅を見極めたりと、コツをつかんでくると何もかもカスタムしてしまいたくなるスプラッシュペイント。全身ペイントだらけコーデにならないようにお気をつけて。

(出典/「Lightning 2021年4月号 Vol.324」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部