鞄職人が愛用する鞄とは? 茶芯ホースハイドで作った革好きが持ちたいバックパック。

鞄を手掛けるスペシャリストたちが個人的に愛用している鞄はどんなものなのか気になるところ。長年レザーと向き合ってきたINCEPTIONのディレクター、高瀬勇次さんが選んだのはホースハイドのバックパック。その魅力について話を聞いた。

上質なレザーほど使うほどに味わい深くなる。

「INCEPTION」高瀬勇次さん|1999年にOPUS、2012年にINCEPTIONを設立。馬革のみならず、英国伝統のブライドルレザーを使用したアイテムも人気。自身のブランドを手掛けるほかショップのOEMなども行っている。2023年7月には台東区三筋にショールームをオープンさせた

「始まり」を意味するブランド名を掲げたINCEPTION。ディレクションを行うのは長年、レザー小物を作り続けてきた高瀬氏だ。ブランド設立は2012年。「ワンランク上の大人のためのレザープロダクツ」をテーマに掲げ、上質なレザーを使用したアイテムを展開。UKブライドルレザーに始まり、アメリカの名タンナーで知られるクロムエクセルや国内最高級とされる新喜皮革の馬革を使用したプロダクツは国内のみならず海外でも高い評価を受けている。

最良とされる数々の革を目にしてきた高瀬氏が愛用するバッグは3年半ほど使い続けているというホースハイドのバックパック。

「ヴィンテージのレザージャケットなどに見られる茶芯のホースハイドを使用しています。牛革に比べてキメが細かく滑らかで美しい銀面が大きな魅力です。それに加え使用するたび経年変化として茶の下地が覗くヴィンテージライクな素材。ライニングには8号帆布を使用しているため、表も裏も耐久性は抜群です。革もしなやかでほどよく馴染んでおり、使い勝手が良いことからほとんど毎日のように使用しています」

【高瀬さんの愛用バッグ】HORSE HIDE BACKPACK

ヨーロッパ産原皮をベジタブルタンニンで鞣したホースハイドのバックパック。昔ながらの茶芯レザーを使用しているため、使うたびにヴィンテージレザーを思わせる風合いに変化する。104,500円

3年半ほど愛用しているINCEPTIONのホースハイド製バックパック。牛革に比べて銀面がきめ細かく滑らか、そして何よりも軽量であることはバッグを作る上でとても重要なこと。長年愛用してきたため、トップのハンドル部分を筆頭にところどころ下地の茶色が覗きエイジングが現れている。

【DATA】
ACCEL COMPANY
https://accel-design.com

※情報は取材当時のものです。

(出典/「CLUTCH2024年2月号 Vol.94」)

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