伝説的なタトゥーアーティストも愛用するグランツのポマード。

ハワイ発の旧きよきクラシックスタイルの水性ポマードとして誕生したグランツゴールデンブランド。高品質で使いやすい信頼性の高さは多くの愛用者が存在する。そんな愛用者の1人でもあるアメリカのタトゥーアーティスト、マーク・マホニーへのインタビューが実現。クラシックなライフスタイルを体現する彼とメンズスタイルへの考え方を聞いてみた。

自信が持てる自分を出せれば相手にも自信を与えられる。

16歳のときにロードアイランド州のタトゥーショップに入ってから、タトゥーを彫るのは自分の運命だと思ったんだ。プロとして活動を始めたのは1977年かな。ボストンでスタートさせたんだ。

1980年にロサンジェルスに引っ越して、ブラック&グレイ・タトゥーの聖地だったイーストLAのグッドタイム・チャーリーズに行くまでは、タトゥーショップの裏に住み込んで、ロングビーチで働いていたよ。

自分のスタジオを持ったのは1985年。当時はもう友人だったジョニー・デップや、スタジオに来てくれたミッキー・ロークやシェールなんかが来てくれて、それがタトゥー・トゥ・ザ・スターへの軌跡の始まりだったんじゃないかな。

鋭いまなざしはまさに伝説的なタトゥーアーティストらしいオーラを放つ。ハリウッドスターも数多く顧客とするレジェンドはそのスタイルにも一家言がある

大事にしているのはタトゥーの技術はもちろんだけど、ファッションやヘアスタイルも大事にしているよ。例えば着る服だけでなく、それに合わせるシューズも大事だし、ヘアスタイルだって大事だと思うよ。自分をトータルでプレゼンテーションすることはとても重要だし、自分に自信を持てるスタイルをしっかりと持っていれば相手にも自信を与えられると思うんだ。それがまた自分への自信として返ってくるからね。

だからファッションやグルーミングも含めたライフスタイルは、タトゥーアーティストをやっていくうえでも大事な要素のひとつだと思うよね。

ポマードとは一生付き合っていくだろう。

1970年代にグリーサーギャングに入ってから、ポマードはライフスタイルに欠かせない相棒になったというマーク。現在ではグランツを愛用している。ファッションやヘアスタイルは自信を表現するため、若いころから大事にしている部分だと語ってくれた

ポマードはずっと長い付き合いだよね。始まりは1973年にグリーサーギャングに入ったときかな。それ以来、毎日髪にグリース(ポマード)をつけているからね。一度グリーサーになってしまえば、いつだってグリーサーなんだよ。

今はグランツのミディアムブレンドを愛用しているよ。グランツのポマードは使いやすく、洗い流しも簡単で、簡単に自分の好きなように髪を作ることができるのが気に入ってるね。しかも一度決めたヘアスタイルが持続してくれるクオリティの高さが気に入ってるんだ。

それにグランツは家族経営の小さな会社ながら、すばらしい製品を作っている。小さな会社でもしっかりと情熱がある、そういうスタイルにも惹かれたところかな。

ボクのライフスタイルには欠かせない存在のポマードだから、これからも長い付き合いをさせてもらうよ。

マークのライフスタイルには欠かせない存在といえるグランツのポマード。彼が身につけているクローバーがデザインされたリングは、マリブのシルバーアーティストであるビル・ウォールとのコラボレーションで生まれた
スタジオにはハーレーダビッドソンのパンヘッドのチョッパーが。旧きよきアメリカのスタイルを愛するマークらしいチョイス。高くそびえるエイプハンガーが印象的なカスタム
スタジオにはグランツのプレートがさり気なくレイアウトされている。グランツのオーナーであるグラント氏とは古くから友人で、彼の生み出すプロダクツに対する信念や情熱も愛用する理由のひとつだと語ってくれた
写真右のミディアムブレンドポマードは髪に自然にツヤと穏やかな動きを与える適度なセット力でシトラスオリエンタルの香り。硬めのテクスチャーでありながら伸びが良くツヤ感もあるオリジナルポマードはマリンシトラスの香り(左)。各120gで2970円
Mark Mahoney(マーク・マホニー) 1957年マサチューセッツ州生まれ。1985年に自身のタトゥースタジオ「シャムロック・ソーシャルクラブ」をロサンジェルスに構える。ブラック&グレイの独自の作風で、ハリウッドスターを初めとする顧客に愛され、伝説的なタトゥーアーティストとして知られている

【DATA】
Grant’s Golden Brand
https://grantsgoldenbrand.jp

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

Pick Up おすすめ記事

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...