LAから1時間のドライブで見つけたヴィンテージショップ【フォトグラファーMaikoのLAガイド#35】

ロサンジェルスを拠点に、小さな体と重たいカメラで写真を撮り続けるフォトグラファーMaiko。実際にMaiko自身の足で訪れた、話題のスポットや立ち寄ってみたくなるようなショップをMaikoの目線から切り取って紹介する。
LAから車で南へ1時間、旧きよき街並みが残るオールドタウン・オレンジカウンティをご存じだろうか。今回は、アンティークショップやクールなバーバー、お洒落なカフェが立ち並ぶエリアの一角に佇むショップ、JOYRIDEを紹介する。
JOYRIDEは2008年にオープンしたメンズヴィンテージショップ。
1
一歩足を踏み入れると、店内を彩るインテリアに目を奪われる。壁一面のディスプレイがムードを盛り上げており、そのひとつひとつを眺めているだけでも楽しい。
2
こちらはオーナーのRob Houston。カウンター内で座っている姿がお馴染みで、地元のヴィンテージファンから親しまれている。
3
昔から旧いモノが好きだったというRob。ヴィンテージファッションのディーラーとして活躍する奥様と結婚したことをきっかけに、本格的にヴィンテージの世界へ足を踏み入れた。最初は家具を売っていたが、そのうち洋服をセレクトするようになったという。フリーマーケットから始めて、アンティークモールにも出店。その後店を出し、何度か引っ越しを重ねて現在の店に落ち着いた。
5
店の壁はもともと外壁だったものを使用。1920年代の飲料の広告などが今も姿を残している。洋服の世界観ともマッチし、雰囲気抜群だ。
店内にはミリタリーからスーツ、ハット、小物と幅広いラインナップが揃う。
6
7
8
最近では1960年代以降のアイテムを取り扱うヴィンテージショップが増えているなか、ここは’20年代から’60年代のアイテムが豊富に揃っている。旧くて状態がいいもの、レアなものを選んでいるそうだ。
そんなセレクトの中から、今一番クールなアイテムを見せてもらった。
11
12
TOWN CRAFTのプリントコーデュロイシャツ。こちらは’50年代のもの。非常にコンディションが良く、年代を感じさせない鮮やかな柄が印象的な一枚。
15
16
同じく’50年代のTOWN CRAFTのコーデュロイシャツ。襟の形と発色の良い色が非常にレアな一品だ。
17
Desmond’s Department storeのテーラードジャケット。’20年代のもので、シングルのピークドラペルはこの時代特有のデザイン。色が非常に珍しい。
18
19
’30年代のSTETSONのハット。
また、店の奥にカスタムハットのカウンターがある点も特徴的。こちらもクラッチマンなら見逃せない。
20
21
ハットメイキングをしているのはEli Motsay。Robに声をかけられて店で働くようになったという。ネイティブ柄の小物なども製作する、多才なクラフトマンだ。
こちらはJOYRIDEオリジナルのハット。
22
23
ひとつひとつ丁寧に作られたハットには、Eliのこだわりが詰まっている。
26
27
ヴィンテージ好きを唸らせるセレクトに加えて、気さくな二人のキャラクターも店のファンを増やす理由のひとつ。金曜日だった取材日には、閉店の少し前からビールを片手にお客さんとの会話に花を咲かせていた。そんな陽気さもオレンジカウンティらしくて、店内はとても良い雰囲気だった。
28
29
壁面から天井までヴィンテージで埋め尽くされた空間は、じっくりと時間をかけて探索したくなる。
30
LAを訪れた際にはちょっと足を伸ばして、オレンジカウンティの美しい街並みと、ヴィンテージショップ巡りを楽しんでみては?
【DATA】
●JOYRIDE Vintage for MEN
住所:109 W Chapman Ave,Orange,CA 92866
電話:714-771-2118
営業時間:11:00~19:00
www.JoyrideVintage.com
●Maiko Naito 内藤真依子(フォトグラファー)
静岡県出身。都内の大学を卒業後、マスコミ関係の仕事に携わる。退社後、心機一転しフォトグラファーとしてハワイへ移住。仕事を通じて技術と語学力を身につけ、2015年に以前から憧れていたロサンジェルスへ。クリエイター集団Seven Bros. Picture所属(http://seven-bros.com)
(出典:『CLUTCH web』、写真:Maiko Naito 内藤真依子、文:CLUTCH Magazine編集部)

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

今季ワードローブに加えたいアイテムを厳選紹介! 「EIGHT-G」で秋支度。

  • 2026.10.04

秋の装いが楽しくなる季節。ミリタリーやワークといったアメリカ由来の実用服をベースに、素材やディテールへこだわりを詰め込んだエイトジーの新作から今季のワードローブに加えたいアイテムをピックアップ。 (右)ジャケット110,000円(TMJ2615)、シャツ23,100円(8LS-81)、ジーンズ24,...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

Pick Up おすすめ記事

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

今季ワードローブに加えたいアイテムを厳選紹介! 「EIGHT-G」で秋支度。

  • 2026.10.04

秋の装いが楽しくなる季節。ミリタリーやワークといったアメリカ由来の実用服をベースに、素材やディテールへこだわりを詰め込んだエイトジーの新作から今季のワードローブに加えたいアイテムをピックアップ。 (右)ジャケット110,000円(TMJ2615)、シャツ23,100円(8LS-81)、ジーンズ24,...

本格派でコスパも優れる「Amber Threads」のライトアウターで秋を始めよう!

  • 2026.10.05

古着店「DOSTYLE」を運営する「ドラマ」が手がける気鋭のアメカジブランド「Amber Threads」。“トレンドとヴィンテージを融合したアメカジスタイル”を掲げる同ブランドはバリエーション豊かなライトアウターを展開する。ヴィンテージをベースとした本格派でありながらコストパフォーマンスにも優れる...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...