コトカの革靴の、飾りのないつくりで際立つ革の魅力とは?

意外と知られていないが、奈良は日本有数の革靴産地である。そんな奈良で生まれたコトカというブランドの革靴は、純朴なつくりで革の表情と馴染みの良さを引き出している。日本語特有の「風情」や「趣」という言葉がよく似合う。

革を生かす簡素なつくりに宿る「侘び寂び」の美意識。

2020年に奈良に拠点を置く靴メーカー7社が共同で立ち上げたコトカ。奈良のブランドだけあって使用している革も、栃木、兵庫、姫路など、日本で鞣された良質な革のみである。

これらの素材の良さを生かすため、コトカの革靴は、あえて裏張りを施さず一枚革で仕上げていたり、縫製も最小限にまで留めるなど、シンプルなつくりを徹底。これにより、しなやかな一枚の革が足をやさしく包み込む、コトカならではのやさしい履き心地を実現している。その美意識はまるで、食材そのものの味を生かした日本料理のようだ。

コトカの柔らかな履き心地は、全国に4カ所ある「展示体験コーナー」で実感できる。「展示体験コーナー」ではお取り寄せ販売も可能(一部例外あり)。詳しくは、ウェブサイトで確認してほしい。

KOTOKAの試し履き

革靴の産地としても有名な奈良にある靴メーカー7社が、そ のノウハウや技術を集結させて立ち上げたコトカ。革の魅力を知り尽くした職人たちが、革の個性を存分に活かして丁寧 に作り上げる一足一足は、履きこむほどにその魅力を増す

革靴の聖地、奈良で製作される「コトカ」の靴。

(上)一枚革サイドゴア

足指あたりが幅広のオブリーク木型がカジュアルな一足。兵庫県たつの市で鞣された革に蝋(ワックス)を染み込ませることで、奥深い表情を讃える。3万3000円

(中)古都ホールカット

つま先からかかとまで一切縫い合わせのない一枚革で仕上げ、包み込むような履き心地を獲得。こちらもたつの市で鞣された蝋引きレザーを使用している。3万3000円

(下)飛鳥ホールカット

「飛鳥」の名に奈良の心が込められた一足。厚手ながら柔らかな栃木レザーを贅沢に一枚革で使用し、存在感のある佇まいに。質の高い革だからこそ経年変化も楽しめる。3万6300円

(左)足なりダービー

履きやすさを担保するため、人の足形に近づけたオブリーク木型を採用。外羽根式のカジュアルなデザインと相まって、ガシガシ履きたい実用的な一足に。3万3000円

(右)オリンピアン

旧い時代のスポーツシューズをもとにしたオーセンティックなデザインは、いまとなってはあまり見かけることがなく新鮮。たつの市の蝋引きレザーを使用。3万3000円

(左)一枚革ダービー

幅広のオブリーク木型と、オイルをたっぷりと含んだ厚手の栃木レザーの相性が抜群な人気モデル。経年変化すると深みを増すバーガンディのレザーが美しい。3万6300円

(中)吉野チャッカ

自然豊かな奈良の町、吉野の山道を歩く様をイメージして作られた[吉野チャッカ]。革面積が広く、たつの産の革が経年していく様を存分に楽しめるデザインと言える。3万3000円

(右)一枚革スリッポン

ややタイトフィットなラウンドタイプの木型で、カジュアルなスリッポンデザインながらスマートな仕上がり。オイルを十分に含んだ柔らかな栃木レザーとの相性もいい。3万6300円

【問い合わせ】
https://nara-shoes.jp/kotoka/

この記事を書いた人
パピー高野
この記事を書いた人

パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
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