書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

除雪ドローンは、雪国の救世主になるか?【エバーブルーテクノロジーズ】

過疎化、高齢化が進む昨今、雪国の除雪はますます大変になっている。そんな除雪作業について、救いになるかもしれないのが、エバーブルーテクノロジーズの『除雪ドローン SRD-F11RC』だ。この、今雪国で大きな注目を浴びている除雪ドローンのクラウドファンディングをご紹介したい。

『除雪ドローン SRD-F11RC』クラウドファンディング
https://greenfunding.jp/lab/projects/8638

青い空、青い海を守るという夢のために

昔からのブロガー仲間のエンジニアに、野間恒毅さんという人がいる。彼が作ったスタートアップがエバーブルーテクノロジーズだ。

エバーブルーテクノロジーズ
https://www.everblue.tech/

エバーブルーテクノロジーズのコア技術は、ドローン技術というか、自動操縦技術だ。

そもそものアイデアは、『自動操縦帆船』にあった。帆船は、地球の表面に吹く風と、海流の流れだけで海を渡る。これを、自動操縦で潮と風を読んで航行できるようにしたらどうだろうか? 地球の海のどこへでも、ほぼコストゼロで移動できるようになる。

小さい船なら影響は少ないだろうが、大型のタンカーや、コンテナ船がこの技術を利用したらどうだろう。時間がかかってもいい荷物だったら、燃料代ゼロで地球上のどの港にも届けることができる。素晴らしい発想だ。

自動化帆船は、エネルギーイノベーションの夢を見る【エバーブルーテクノロジーズ】

自動化帆船は、エネルギーイノベーションの夢を見る【エバーブルーテクノロジーズ】

2026年08月28日

しかし、スタートアップが急にタンカーやコンテナ船を作ることはできない。そこで、野間さんが作ったのが、水上ドローンだ。スマホで目的地を指定するだけで、自動的にその場所に向かう水上ドローンには一定のニーズがある。

自動運転は、まず水上から! エバーブルーテクノロジーズの水上ドローンのテストを取材

自動運転は、まず水上から! エバーブルーテクノロジーズの水上ドローンのテストを取材

2026年08月28日

しかし、それよりも直近に大きなニーズがあったのが、除雪ドローンだった。

もはや、雪国の除雪は限界にきている

昨今の高齢化と、人手不足で雪国の除雪は深刻な問題になりつつある。

もちろん、屋根の雪下ろしをしないといけないとか、道の除雪をしなければいけないとか、そういう問題もあるが、広大な駐車場や、広場、飛行機の滑走路などの除雪も必要だ。

これを自動操縦ドローンに任せてしまおうというのが野間さんのアイデアだ。

『雪国の雪はもっと深い』というのが我々の一般的なイメージだが、ドローンなら自動操縦で一晩中動かしておけばいい。しんしんと降る雪を数センチ積もるごとに除雪すれば、雪のない状態が保てる。

すでに、雪国のニュースメディアには取り上げられており、その紹介YouTube動画は約60万回も再生されているという。

現在クラファンに出ているモデルは無線操縦のラジコンモデルだが、2025年度リリース予定のアップグレードキットを組み込めば、専用大型液晶画面付きコントローラで、除雪エリアを指定すれば、設定通りに自動的に除雪できるようになる。

不整地を自在に走る強力な陸上ドローン

駆動は4輪独立のモーターで、各250W、合計1000Wの出力を持つとのこと。4輪独立なので、その場で転回できるゼロターンにも対応。

さらに、独自開発のローリング・リジッド・フレームによりかなりの不整地でも4輪を常に設置させながら走行可能(ブレード非装着時)。

傾斜度30度の法面でも安定して走行でき、雪が降っていない季節でもマイクロ重機として活用できる。今後開発予定の草刈り用、落ち葉払い用アタッチメントを装着することで、雪が降っていない季節でも活用できる。

野間さんの夢をぜひ応援したい

野間さんの会社エバーブルーテクノロジーズは、その名の通り、最終的には青い海と空を守るために、再生可能エネルギーでの貨物の運搬を目標としている。

しかし、まだ小さなスタートアップなので、小さいステップを順に踏んで成長していかなければならない。この除雪ドローンもそのステップのひとつで、すでに官公庁や、商業施設から導入の打診が来ているという。その生産のためにも当然ながら資金が必要で、今回のクラウドファンディングに至ったというわけだ。

『除雪ドローン SRD-F11RC』クラウドファンディング
https://greenfunding.jp/lab/projects/8638

この除雪ドローンは1台125万円(クラウドファンディングは割引あり)。普通に考えれば個人で買う価格ではないが、北海道であれば大規模農場をやっている方や、酪農家の方もいらっしゃるから、個人需要もあるかもしれない。

クラウドファンディングが始まって1カ月ぐらい経つが、すでに6台が売れている(うち2台が入金待ち)。

また、応援購入として、Tシャツや、パーカーも販売されている(筆者もTシャツを買った)。

みなさん、ぜひ、野間さんのエバーブルーな夢を実現するために、クラファンに協力したり、この記事やクラファンの拡散にご協力いただきたい。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

今季ワードローブに加えたいアイテムを厳選紹介! 「EIGHT-G」で秋支度。

  • 2026.10.04

秋の装いが楽しくなる季節。ミリタリーやワークといったアメリカ由来の実用服をベースに、素材やディテールへこだわりを詰め込んだエイトジーの新作から今季のワードローブに加えたいアイテムをピックアップ。 (右)ジャケット110,000円(TMJ2615)、シャツ23,100円(8LS-81)、ジーンズ24,...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

Pick Up おすすめ記事

歴史に残る空軍服を、いま再び。機能美が息づく「中田商店」のモーガンメンフィスベル

  • 2026.10.02

メンフィス・ベル号の機長、ロバート・K・モーガン氏との交流から始まったモーガンメンフィスベルは第二次世界大戦期の空を支えたフライトウエアを現代に蘇らせる中田商店のオリジナルブランド。極限の環境で求められた機能と、色褪せない完成されたデザインが魅力の航空服を紹介する。 R.A.F. Irvin She...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...