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Apple Store日本で20周年。ディアドラ・オブライエンが今後の改修計画を発表

アメリカ以外の国で最初にApple Storeがオープンしたのは日本のApple銀座だった。筆者は当時はテック系の取材はしていなかったが、オープンにはスティーブ・ジョブズも来たと伝え聞いている。それから20年。最初の店となったApple銀座は現在改修工事を受けている。20周年と、今後の日本のストアの改修計画について、Apple 直営店およびオンラインストア担当SVPのディアドラ・オブライエンがコメントを出した。

20年前、銀座に日本初のApple Storeがオープンした

現在改修中のApple銀座(写真は改修開始直前のもの)。

日本で最初のApple Storeが銀座に開店すると聞いた時、我々は「なぜ、秋葉原じゃないんだろう?」と思ったものだ。

日本最初のApple直営店が日本一の電器屋街である秋葉原ではなく、プラダやルイ・ヴィトン、カルティエなどの高級ブランドが軒を連ねる銀座に出店したことの意味を、我々は後に痛感することになる。

ちなみに、当時MacはまだIntel CPUを搭載する前で、Power PC(アップル、IBM、モトローラが作っていたプロセッサ)を搭載していた。iMacは大福型に進化した頃で、iPodは人気を博していたが、まだiPhoneは登場していなかった。

当時秋葉原が主戦場で、NEC、富士通、Dell、東芝……などのパソコンメーカーに対して、アップルは10位。わずか3%足らずの市場を持ってる企業だった。

そのアップルが、ライバルと目したのはプラダやルイ・ヴィトン、カルティエなどの高級ブランドだったというわけだ。Apple Storeはブランドを紹介するお店であり、店内で買っても、オンラインで買っても、他の店で買っても自由……というスタンスは大人気を博し、アップルというブランドの価値を大きく上げたのはご存知の通り。

多くのパソコン・スマホメーカーが、同じような直営店を計画したが、アップルのように象徴的な存在にまでなっているストアはあまり見かけない。素晴らしいアイデアではあるが、運営するのは容易ではないのだろう。

『2025年後半までに、 Apple銀座のリニューアルを完了』(ディアドラ・オブライエン)

その後、いくつかの移転や閉店もあったが、現在のところ日本にApple Storeは10店舗あり、ストアチームのスタッフは日本全国で1500人。これまでに数百万人の来店を迎えたという。今後、銀座を皮切りに他店舗も改装され、より存在感を高めるとともに、2030年までにすべての製品をカーボンニュートラルにするという目標に向かっての対策が講じられるという。

この20周年に際し、Apple 直営店およびオンラインストア担当SVPのディアドラ・オブライエンは以下のようなコメントを発表した。

「Apple Storeには、Appleの最高のものが集まっています。ここでは私たちのチームがAppleの製品やサービス、そしてバリューに魔法をかけて、命を吹き込んでいます。

Appleが米国外で初となるApple Storeを銀座にオープンしてから、今年で20周年となりました —— この節目を迎えるにあたり日本への貢献を一層強化すべく、2025年後半までに銀座の新しいお店でお客様をお迎えできるよう、完成をめざしています。

店舗でもオンラインでも、お客様に比類ない選択肢、さまざまな購入方法、そして情熱を追求し、目標を達成し、最高のアイデアを実現するために必要なあらゆるサポートをお届けするために、私たちは常にイノベーティブであり続けています」

12月にはアップル心斎橋の改装の第一段階が公開される。今後数年間で、アップルはカーボンニュートラルの推進と顧客体験の向上のために、日本の店舗をさらに進化させるという。

自由な購入方法と、さまざまなイベント

iPhone 15は、36カ月の分割払いで24カ月目にアップグレードするオプション付きで購入できる。iPhoneは価格が下がりにくいので、Apple Trade Inで古いiPhoneを下取りに出しつつ、新しいiPhoneを購入できる。教育に欠かせないアップル製品を、学生や保護者は特別な割引価格で購入することができる。

また、過去20年にわたり、Apple銀座では少人数のトークショー、日本や世界各地のカルチャーを象徴する人たちによるディスカッションが開催されてきた。読者のみなさんも、参加されたことのある方が多いのではないだろうか? 最近では Today at Appleとして、さまざまなセッションが開催されている。

日本のApple Storeの20周年を記念して、プロデューサーでありトラックメーカーであるSTUTSが、スペシャルゲストとともに11月30日午後7時からApple表参道で公演を行う予定だ(イベント参加者の募集は終了してる)。

銀座以外に改装されるのはどこ?

20年前のApple銀座オープンに続いて、心斎橋や、名古屋、福岡天神、渋谷などの店舗がオープンしている。東京オリンピック前の2018〜19年には新宿、京都、丸の内、川崎などの店舗が立て続けにオープンした(渋谷もこの時期に改装)が、これらの店舗はまだ新しい。

おそらく、シルバーのパネルを持つ旧世代の店舗が、最新のガラスとウッドと大理石を基調とした店舗に改装されていくのだろう。Apple福岡は移転改装済みなので、『日本の店舗をさらに進化させる』というのは、心斎橋や名古屋の改装を指しているのだろうか?

地域のAppleユーザーにとっては大きな拠り所となるApple Store。今後も、多くの地域に出店して欲しいし、海外のような単独の大型フラッグシップストアも増えて欲しいなと思う。

(村上タクタ)

 

 

この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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