書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

自動運転は、まず水上から! エバーブルーテクノロジーズの水上ドローンのテストを取材

水上ドローンの実用化に向けて、開発中のスタートアップ、エバーブルーテクノロジーズのテストを取材に行った。

エバーブルーテクノロジーズは最終的には『帆走の自動化技術』をテーマにしている。『風力』という再生可能エネルギーを利用して、輸送を行うのだ。帆船の自動運転が可能になれば、時間がかかるという点をのぞけば大量の物資を化石燃料を消費せずに輸送できるようになる。これは画期的な技術だ。

詳しくはこちらの記事を参照いただきたい。

自動化帆船は、エネルギーイノベーションの夢を見る【エバーブルーテクノロジーズ】

自動化帆船は、エネルギーイノベーションの夢を見る【エバーブルーテクノロジーズ】

2026年08月28日

パワフルな無人ドローン『AST-181』

『帆走の自動化技術』も『eb-NAVIGATOR2.0』として、すでに実現しているが、ビジネスとして立ち上げていくのには、どうやって収益を挙げていくのかという問題もある。そのために現在開発中なのが、同じ『eb-NAVIGATOR2.0』で動作する『AST-181』だ。

これは、トーイング用大型ラジコンボートをドローン化したもの。ジェットスキーのような水流ジェットを2機搭載した水上バイク。最高速度35km/hで、12kmの航続距離を持つ。

バッテリーは、43.2V 35Ah出力のものを2個搭載する。つまりは合計3,024Whだ。巡航速度は15km/h以上(滑走時)。

スマホで目的地を指定するだけで、その場所に急行

エバーブルーテクノロジーが開発した『eb-CONNECT』の画面上で、目的地をタップすれば、『AST-181』は自動的にターンして、目的地を目指す。

いくつかの目的地・経由地点を設定すれば、ターン時に外側に流れたりする(陸上と違って思ったようには曲がらない)ことも考慮に入れながら、経由地点をたどって目的地を目指す。

LiDARセンサーで障害物を感知して停止

この日、テストが行われたのは、LiDAR(iPhone Proにも搭載されている測距センサー)を使っての障害物の検知と停止の実験だ。

自動運転していても、実際には海上の障害物などを避ける必要がある。そのためLiDARで常に前方をスキャンしており、障害物があったら停止するのだ。

陸上と違って水上では、『AST-181』自体ピッチ方向(前後の上下)に動くから水面に反応したり、波が高ければ波に反応してしまったりと、実際にテストしながらチューニングしなければならないことは数多いのだそうだ。

この日の実験では、差し出した段ボールを前に見事に停止して見せ、段ボールをどけると再スタート……と見事に成功していた。

開発を主導するCEOの野間恒毅さんによると、速度を上げなければ6時間以上の航行が可能とあって、沿岸の巡視や、ダム湖の巡回、監視などさまざまな用途が見込まれるという。

自動操縦だけでなく、着岸時などさまざまな事態に対応したい場合はプロポでの遠隔操縦も可能である(写真は遠隔操縦時のもの)。

価格は400万円(税別)〜を予定

ハイエースに搭載可能で、そこから下ろしたり、終了後ハイエースに積んだりする作業も、ジェットスキーよりは小型なので簡単。

販売希望価格は400万円(税別)〜とのことだが、救難用設備や巡視用設備としては、高いとはいえないだろう。

早期の販売開始が期待されるし、帆船型ドローンの発展も楽しみだ。

(村上タクタ)

エバーブルーテクノロジーズ
https://www.everblue.tech/

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

70を超えるレザーブランドが集う! 「Leathers Day TOKYO 2026」が五反田TOCビルで9月26・27日開催!

  • 2026.08.30

雑誌『Lightning』と兄弟誌『2nd』『CLUTCH Magazine』の3誌による、レザー好きのための大規模イベント。4度目を迎える今年は、初の東京会場での開催が決定! 普段なかなか手に取って実物を見ることができないブランドや、このイベントでしか手に入らないアイテムが揃う特別な2日間。さらに...

上海発・気鋭のアメカジブランド「REAL SIMONS」を知っているか?

  • 2026.08.30

近年アメカジが流行し、大きな発展を遂げている中国。同国で1984年に創業したレザーウエア工場の生産背景を元に2017年に始動したのが「リアル シモンズ」だ。ヴィンテージピースを現代的に再構築した高品質なプロダクトを手がける気鋭のブランドである。 元々は皆さんと同じ『Lightning』の読者だったん...

「VINTAGE PEANUTS」が約10年ぶりに復刻! 「ウエアハウス」の新作Tシャツ一挙見せ!

  • 2026.09.08

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 装いのアクセントにユニークなTシャツを! ウエアハウ...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

Pick Up おすすめ記事

「VINTAGE PEANUTS」が約10年ぶりに復刻! 「ウエアハウス」の新作Tシャツ一挙見せ!

  • 2026.09.08

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 装いのアクセントにユニークなTシャツを! ウエアハウ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

記念すべき第1弾の革をモヒカン小川がプロデュース! AJLP活動報告。

  • 2026.09.01

ALL JAPAN LEATHER PRODUCT。略して「AJLP」なるビッグプロジェクトの活動報告。国産の原皮=地生(じなま)にこだわり、鞣しから縫製まですべてを日本で行う“オールジャパン”に価値を見出し、そのクオリティや魅力を伝えるべく動き出した革のプロたちのリアルドキュメンタリーである。同プ...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

70を超えるレザーブランドが集う! 「Leathers Day TOKYO 2026」が五反田TOCビルで9月26・27日開催!

  • 2026.08.30

雑誌『Lightning』と兄弟誌『2nd』『CLUTCH Magazine』の3誌による、レザー好きのための大規模イベント。4度目を迎える今年は、初の東京会場での開催が決定! 普段なかなか手に取って実物を見ることができないブランドや、このイベントでしか手に入らないアイテムが揃う特別な2日間。さらに...