家族愛と温もりをたくさん味わえるスウェーデンのクリスマス【LiLiCo連載vol.11】

  • 2023.12.05

あらためまして、みんなお元気ですか? 秋から冬に変わるこの時期が大好きです。たくさんのイルミネーションが街に温もりを与えてくれる。タクシーはつかまりにくくなるけど(笑)。2023年末も押し迫った今回は、真面目にアレルギーのお話から始めます。

アレルギーは知識と理解が必要です

さて、わたしは先日、初めてアレルギー持ちであることを公表しました。内緒にしていたわけではなく、ラジオでは普通に言ってましたが、記事にするとインパクトが強かったみたいで。まわりの共演者にも「うちの子もアレルギー。もっともっと広めてね」と言われました。

今は、何かひとつはアレルギーを持ってる方って多いですよね。わたしはナッツ、果物の一部、野菜の一部などのアレルギー。猫も可愛くて大好きだけど、アレルギー。

私が7歳のとき、我が家は団地から一軒家に引っ越しました。庭の周りにはスウェーデンらしく白樺が沢山あって、そこから白樺の花粉症になり、どんどん食のアレルギーになりました。

わたしの弟は、乳製品と卵のアレルギーなのでほとんど何も食べられません。子どもの頃は肉団子、もちろんほかの食材は入れず、肉を丸めただけ、それとお米しか食べられなかった。でも、スウェーデンではわりと早い段階から乳の入ってないバターや卵の入ってないパンを生産してました。でも…日本はハムですら、原材料として卵が入っています。

ここ数年、レストランのメニューにもアレルゲン表示がされるようになりましたが、アレルギーに対する意識はまだまだ浅いんですよね。

実際に、以前、飛行機に乗った弟が、卵がアレルギーだと伝えていたにも関わらず、機内食でオムレツが出てきたことがありました。日本では食のことを言い出しにくい雰囲気があるし、アレルギーがあることを伝えて、相手に気を遣わせたくないと言う声も聞きます。でも、それってとても大変危険なこと!

なんといっても、一番危ないのは、本人ですらアレルギーであることに気づいていないこと。好き嫌いで蕁麻疹が出ると勘違いしていた人もいます。この前、そんな方にお会いして、あまりの知識の無さに、これは大きな問題かも……と絶句してしまいました。

 そして、わたしに一番の衝撃を与えたのは、もう数十年も前の話ですが…。ナッツアレルギーの彼女とナッツを食べた彼氏がキスして、彼女が亡くなってしまったという出来事。この話が脳裏から離れません。

今回はアレルギーのお話と合わせて、あるお店の紹介をしたいのですが、その前にあらためて言います。

アレルギーは好き嫌いではありません!

まずはそこを理解することが大事なんです。

藤春幸治シェフとクリスマスコラボ!

東京・元麻布にあるケアリングフードのレストラン「エピキュール」のオーナーシェフ・藤春幸治さんと、J-WAVEの「 ALL GOOD FRIDAY」で共演したのが3年前のこと。

藤春シェフは、アレルギーや病気療養、ヴィーガン、宗教の関係で特定のものが食べられない人たちの希望を聞いてくれます。どうやら、条件が難しければ難しいほど燃えるようです。このドMな心がないと(笑)、この強い愛は生まれない。

「エピキュール」と出会ってすぐに感じたのは、普通はヴィーガン用というと物足りないというイメージが先にくるけど、藤春シェフの作る料理はどれも美味しくて大満足。たくさん食べても次の日の身体が軽いんです。

「みんなで一つの食卓を笑顔で囲めるように」をテーマに藤春シェフは日々努力しています。

藤春シェフが広めている食の多様性にわたしは共感と感動を覚え、フジハルバターの株主にもなりました。下の写真は、日本初の特許製法で作られた植物性バターをグラム売りしているお店「FUJIHARU BUTTER −ŌRA−」で、カフェにもなっています。

https://www.atelierepicure.jp/

ここが「FUJIHARU BUTTER −ŌRA−」です。

11月28日(火)から 12月25日(月) の間、スウェーデンのクリスマスをテーマに、コラボさせていただくことになりました。小麦、乳製品、卵のアレルギーに対応して、動物性原料不使用そしてグルテンフリーにも配慮しました。

※注 店舗では卵のコンタミネーションがあるため、ご心配の方は店舗までお問合せください。

最高にハッピーなプレートをシェフと一緒に作りました!

スウェーデンでは定番の「スカーゲン・トースト」でお腹を満たし、菓子パンの「ルッセカット」や「セムラ」もどうぞ。今回はセムラの中にチョコレートボールも入れました。スウェーデンでチョコレートボールと言えばみんなわかるけど、名前にインパクトがないから今回はその名前をやめて、「FUJIHARU BUTTER −ŌRA−」のある町の名前にちなみ、「邑楽玉」と命名しました(笑)。

「もりもりりこプレート」1,760円 (税込)。左から、セムラwith 邑楽玉ルッセ、ルッセカット、スカーゲン・トースト

実はこのルッセカットはサフランフレーバー。12月13日の「ルシア祭」から食べる習慣があります。この日は朝から家族みんなでルッセカットを作ります。わたしの弟家族も毎年写真を送ってくれます。家族の愛を感じる時間ですし、成長する姪っ子と甥っ子も愛おしい。

店内デコレーションもわたしが担当!

飾り付けた「FUJIHARU BUTTER −ŌRA−」の店内でぜひクリスマス気分を味わってほしい!! 甘いもので心も満たされてほしい!!

“ベツレヘムの星”もスウェーデンの家の窓に飾られて、オレンジ色に光ります。外は寒くても心の中を温めてくれます。

「FUJIHARU BUTTER −ŌRA−」は群馬県にあるのだけれど、もちろんわたしが行って飾り付けてますよ。

入り口はもともとこんな感じ。

それを飾り付けてこんな感じにしました。

じゃーん! 

そして店内は….

 アットホームな雰囲気も大切にしたくて、ウェルカムメッセージも書きました。

メッセージはスウェーデン語。 訳:こんにちは。そしてようこそ。ここでの時間をゆっくり楽しんで、そしてメリークリスマス!

お店の外には生木のクリスマスツリーを。

そして、フォトスポットも作りましたよ。オートミールをボウルに入れて、それを持って、サンタさんのお手伝いのニッセになった気分でプレゼントに囲まれてぜひパシャリと。よかったら、可愛いクリスマスの置物の写真を撮りに来てくださいね。

 

話は前半のアレルギートピックスとリンクしますが…

アレルギーやヴィーガンに優しいレストランです、など声を大にして言ってしまうと、それらと関係のない方は行ってはいけないのか ? と思われてしまいがちですが、そんなことは全くないです。スウェーデンのクリスマスをおいしく味わいたい方、どなたでもウェルカム!

もちろん他のメニューもあります❤

家族愛と温もりをたくさん味わえるスウェーデンのクリスマス。

今回は藤春さんと彼のスタッフといろいろ計画してるときにスウェーデンの家族と同じ温かさを感じました。これからもフジハルバターの仲間たちと、来てくださるみなさんとその愛を分かち合えればと思っています。

写真左から、店長の栗原愛美さんとわたし、藤春幸治シェフ。

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