アウトドアの歴史を感じる、究極のアーカイブ本。デザインやアウトドア文化に興味がある方には必携の一冊!

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「少し前に、人生で初めての扁桃炎になりました。驚くほどの激痛と高熱で完全にダウンし、ご飯はお粥とゼリーのみ。5キロ痩せました。(きつかったけどちょっと嬉しい)」と語る編集・なまためがお届け!

THE OUTDOOR ARCHIVE

昨年の10月、雑誌『2nd』の取材でアメリカ・ユタ州ローガンのユタ州立大学を訪れました。取材先は、大学内の「Outdoor Recreation Archive(以後ORA)」という場所。ここはユタ州の公文書館の役割を果たし、アウトドアに関する貴重なカタログや雑誌が保管されている、アウトドアファンにとっては夢のような場所です。

取材中、ORAの方から「こんな本を作っているんだよ」と聞き、『THE OUTDOOR ARCHIVE』という本の存在を知り、タイトルを聞いただけでワクワクしましたが、当時はまだ本は完成していませんでした。

その進行中のアーカイブを見ながら、本の完成を楽しみにしていた気持ちは今でも忘れません。そして、2025年5月、その本がついに出版されました。本書には、「サロモン」「ザ・ノース・フェイス」などの著名ブランドから、レアなローカルブランドまで、70以上が登場する384ページの大作。登山の荒々しい写真や、キャンプの温かみのあるイラスト、美しい自然風景など、アウトドアシーンが余すところなく掲載されています。

ビジュアルには時代ごとの流行やアウトドアカルチャーが反映され、その時代の空気感まで感じられる点が最高です。古着好き、デザインやアウトドア文化に興味がある方には必携の一冊。ぜひ読んでみてください!

70以上の世界中のアウトドアブランドのカタログを集め、登山やキャンプの美しい写真やイラスト、多彩なビジュアルを収録したアーカイブ本。業界リーダーの寄稿文や特別インサートもあり、グラフィックデザインやアウトドア文化を深く探る貴重な一冊。65ドル(トーマス&ハドソン www.thamesandhudsonusa.com/)

著名なものからローカルブランドまで70以上のブランドが掲載。写真左は〈シエラデザインズ〉の初期カタログ。痺れるほど格好良い。

貴重なカタログの実物大ページが4つ挟まれており、普段目にすることのできない希少なページを直接見ることができる点も大きな魅力。

購入したものが数量限定版のため、カタログの表紙でデザインされたカバーが付いている。掲載された中でも格好よいビジュアルが並ぶ。

(出典/「Lightning 2025年8月号 Vol.376」)

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なまため
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なまため

I LOVE クラシックアウトドア

1996年生まれ、編集部に入る前は植木屋という異色の経歴を持ち、小さめの重機なら運転可。植物を学ぶために上京したはずが、田舎には無かった古着にハマる。アメカジ、トラッド様々なスタイルを経てアウトドア古着に落ち着いた。腰痛持ちということもあり革靴は苦手、持っている靴の9割がスニーカーという断然スニーカー派。
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