現代の安全基準は満たしつつ、見た目はヴィンテージのいいとこどり。
ヴィンテージヘルメットは年々価値が高まっているが、デザインや風合いはかっこいいものの、ヘルメット本来の頭部を保護する機能は不十分。数十年前のものであれば、内装や帽体が劣化しているものや現代の安全基準を満たしていないものがほとんどだ。
と、ヴィンテージヘルメットのリスクを知ってもらったうえで、写真のヘルメットを観ていただきたい。まるで数十年前からずっと使われ続けているような雰囲気を醸し出しているが、まぎれもない新品。しかもバイクに乗る際の安全基準「SG規格」をクリアしている安全性も問題ないヘルメットだ。
このヘルメットをリリースするのは江戸川区に店舗、工房を構えるティーティー&カンパニー。国内外から高い評価を得るヘルメットメーカーで、中でも新型のバイクから旧車まで多くのライダーに人気なのが、トリム部分に本革を縫い付けたレザーリムモデル。
極厚の牛革を使用した「レザーリムショット」、ふっくらとしたトリムが特徴の「ヴィンテージレザートリム」、そして右ページのヘルメットでも採用されている少し厚みのある「ジェニュインレザートリム」とスタイルは3種類。それぞれが使い込むほどに独特な経年変化をするが、はじめからヴィンテージの風合いが欲しいならエイジングモデルもオススメだ。
愛車のスタイルや好みに合わせてとっておきのヘルメットを見つけ、乗るだけでなく、バイクをスタイルからも楽しもう。
【問い合わせ】
ティーティー&カンパニー
TEL03-6638-8805
https://ttandco.co.jp/
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning 2024年5月号 Vol.361」)
Text/T.Numao 沼尾哲平 Photo/Y.Higuchi 樋口勇一郎
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