ケンメリを現代的解釈でデザインしたオーバーフェンダー。

ハコスカと同等の人気を誇り、また同じくR仕様が人気のケンメリ。いわば定番ともいえるスタイルだが、そのため多くのR仕様が似通っているのも事実。そのようなカスタムシーンに一石を投じたのがスピードフォルム。普遍的なスタイルを崩すことなく、進化したデザインのパーツに見惚れる。

定番のスタイルにあえて挑んだ意欲作。

これまでハコスカ、Zとオリジナルのオーバーフェンダーやボディキットをリリースしてきたスピードフォルムが、新たな挑戦としてリリースしたのが、このケンメリ用オーバーフェンダーだ。

ハコスカ同様、定番が強すぎて亜流がほとんど存在しないケンメリの世界に、新しい風を取り込むべく切り込んだスピードフォルム代表の川内さん。実はこのケンメリ用オーバーフェンダーが他のどの車種より苦労をしたと振り返る。

「ケンメリのボディにはかなりしっかりとしたプレスラインが入っていて、これを活かしたオーバーフェンダーを作るのはかなり難航しました。特にリアはアーチ自体を下に下げることで、17インチのような大きなタイヤを履いた際にも違和感なくフィットするように、全体的なデザインも変えているので、プレスラインを入れつつ厚ぼったくしないようにする必要もあるし、ケンメリの全体的なフォルムを大きく崩すわけにもいかない。そのバランスをとりつつ、スピードフォルムらしさを出すのが一番大変でした」

根強い人気のケンメリGT-R仕様。オーバーフェンダーはスピードフォルムのものだが、フロントリップは定番スタイルの既製品を装着している

スピードフォルムのオーバーフェンダーは、厚ぼったくならず、スピード感のあるデザインと、プレスラインに代表されるそのクルマのもつ全体の流れを崩さないことを大事にしているという。そんなスピードフォルムのセオリーをケンメリに見事吹き込んだのが、このオーバーフェンダーというわけだ。

ちなみにホイールはTE37Vで、フロント17×9-10、リア17×10-20で、これにフロント205/45、リア235/45を組み合わせる。特にリアは旧車にしてはかなり大きいサイズだ。それでも違和感なくフェンダーに収まり、必要以上に大きく見えないのはほかでもない、このオーバーフェンダーの効果といっていいだろう。

リアには17×10J-20という巨大なホイールと235/45-17タイヤをセット。無理に車高を下げずにフェンダーに収まっているため、不要なネガティブキャンバーがついていないのが大きな特徴だ

そしてもうひとつ、リアのスポイラーも今回のオーバーフェンダーに合わせてリリースしたオリジナルアイテムだ。こちらも定番のフォルムを尊重しつつ、中央が膨らんだダックテール形状としている。

インテリアもDシェイプのステアリングやレカロSRを張り替えたシート、Defiの追加メーターなど、現代的なエッセンスを追加。ノスタルジーは感じさせつつ、古さを感じさせないスタイルとなっている。

ダックテール形状のリアスポイラーはトランク上のみのワンピース構造。両端が下がったデザインによって、より現代的なエッセンスを追加している
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