今まで使ってきた歴代の通信機器を意味もなく保管してきた、元Lightning編集部員で、現在はYouTube『CLUCHMAN TV』のディレクターであるサカサモト。’90年代を象徴するポケベルから始まり、ケータイを経てスマホまでを並べてみると、昔のモデルほど個性的で時代が反映されているのがよくわかる。そんな個人コレクションを公開。ヴィンテージとしての価値は無いけれど、青春の記憶が詰まった個人的に価値あるコレクションを楽しんでいただければ幸いだ。
- 1 DoCoMo/センティーA
- 2 IDO/ソニー TH241
- 3 DDIポケット/カシオ計算機 PH-250
- 4 J-Phone/パナソニック DP-145
- 5 J-Phone/ノキア DP-154EX
- 6 DoCoMo/パナソニック P501i
- 7 DoCoMo/三菱電機 D211i
- 8 DoCoMo/日本無線 R692i GEOFREE
- 9 DoCoMo/富士通 F212i
- 10 DoCoMo/ソニー・エリクソン premini-S
- 11 DoCoMo/ソニー・エリクソン premini-II
- 12 DoCoMo/ソニー・エリクソン SO902iWP+
- 13 DoCoMo/モトローラ M702iS
- 14 SoftBank/iPhone 3G
- 15 SoftBank/iPhone 4
- 16 SoftBank/iPhone 5
- 17 SoftBank/iPhone 6
- 18 SoftBank/iPhone 7 Plus
DoCoMo/センティーA
初めて持った通信機器はドコモのポケベル(94年製)。数字で50音を表現したメッセージを受信するという超シンプルな通信システム。当時はテレカの度数を節約するため、公衆電話から早打ちするのが高校生の必須スキルだった。
IDO/ソニー TH241
現在AUの前身であるIDOの携帯電話。側面にジョグダイヤルが備わりでで電話帳が呼び出せるという革新的な機能(通称クルクルピッピ)。高校時代に背伸びしたくて手に入れたが携帯代が払えず即解約したのはいい思い出だ(笑)
DDIポケット/カシオ計算機 PH-250
ケータイよりもリーズナブルだったPHS(通称ピッチ)の登場で、高校生の通信手段はポケベルからピッチへと移行し始める。プリクラを電話の裏に貼るカルチャーはこの頃に定着化した気がする。うーん、いい時代♪
J-Phone/パナソニック DP-145
大学生になった’98年に持っていたケータイがJフォン(後のソフトバンク)。アンテナが無いのは着信で光るタイプに変えていたが、壊れて紛失したためかと思われる。当時はアンテナのカスタムが大流行したっけ。
J-Phone/ノキア DP-154EX
海外メーカーらしいデザインに惚れて購入したノキア製のケータイ。唯一気に入らなかったカラーリング(元はグリーン)だったが自家塗装でブラックに変更。学生の頃は時間が有り余ってたんだなぁと、しみじみ(笑)
DoCoMo/パナソニック P501i
それまでPCでしかアクセスできなかったインターネットを身近にしてくれたi モード搭載のP501i(1999 年製)。Eメール機能が搭載されたのもこの機種からだとか。まさにインターネット黎明期を感じさせるプロダクツだ。
DoCoMo/三菱電機 D211i
それまでモノクロ液晶が一般的だったがこの頃からカラー液晶を搭載したモデルが続々と登場。このD211iの液晶は100×120ドット。今ではオモチャのような液晶だが、当時は最新の高精細液晶なのだ。
DoCoMo/日本無線 R692i GEOFREE
日本無線という硬派なメーカーが出していたケータイ。当時はバス釣りにハマっていたため珍しい防水機能を備えたモデルが欲しくて購入した。無駄に大きくて業務用みたいなデザインがお気に入り。
DoCoMo/富士通 F212i
上の防水ケータイはあまりにもゴツく、新社会人になった私のスーツには大きすぎたため薄型タイプを購入。当時は液晶やカメラの画素数、軽さや薄さといったスペックがケータイの謳い文句に多く使われていた。
DoCoMo/ソニー・エリクソン premini-S
仕事用ケータイとして首から下げるために購入したソニエリのプレミニS。最大の特徴は手にすっぽり収まる超ミニサイズ。ボタンも極小だったが角が立ってて意外にも使いやすかったグッドデザイン。
DoCoMo/ソニー・エリクソン premini-II
プレミニSでミニマルなデザインにハマり次なるケータイもプレミニを購入。当時はKDDI(現AU)からインフォバーなるオシャレケータイも登場。この頃からデザイン性の高いモデルが増えた気がする。
DoCoMo/ソニー・エリクソン SO902iWP+
3台連続でソニー・エリクソンを愛用していたことからも、相当気に入ってたんだなと再認識。2006年モデルながら、動画も撮れたし電子マネー機能も搭載。ガラケーの極みとも言うべきモデルだ。
DoCoMo/モトローラ M702iS
ケータイはストレートタイプ派だったが唯一所有した折りたたみモデルがこのモトローラ。ケータイは樹脂ボディが一般的だったが高級感たっぷりの金属ボディで、後のiPhoneにも通じるような洒落たデザインにベタぼれ。
SoftBank/iPhone 3G
それまでのケータイをガラケーという名称に変えてしまった黒船とも言うべきiPhone。黒光りする丸いボディ、タッチパネルの液晶、Appleのロゴ、とにかく未来を感じさせてくれたプロダクツ。これも時代を感じるなぁ。
SoftBank/iPhone 4
正直iPhone3G はスマホというよりケータイ的要素が強かったが、4が出てからはアプリも充実してスマホ感が強まった記憶がある。この頃はもうLightningに所属していて、当時は編集部員も全員iPhoneを使っていた。
SoftBank/iPhone 5
4G電波を受信できるようになって、よりスマホでできることが増えたiPhone5。「マップ機能が普通にナビとして使える!」と気付いたのも、たしかこの機種から。この頃はせっせとFacebookに投稿していたなぁ。
SoftBank/iPhone 6
指紋認証が備わり、より未来感を感じさせてくれたiPhone6。このあたりからiPhoneでもちょっとした仕事がこなせるようになってきた。便利な世の中になったと感じる反面、なんだか忙しくなった気がしないでもない……
SoftBank/iPhone 7 Plus
もはや懐かしさは感じない7 Plus。カメラにポートレートモードが備わり背景をボカした写真が簡単に撮れるからカメラの腕が上がった気がした(笑)。いま思うとYouTubeを観る頻度が増えたのもこの機種からだなぁ。
(出典/「Lightning2023年4月号 Vol.348」)