アメリカ横断をしたくなる北欧製アドベンチャー。

各メーカーがしのぎを削る、今一番ホットなカテゴリーがビッグアドベンチャー。その最新モデルとなるのがHusqvarna Motorcycles がリリースしたノーデン901。ロングツーリングに出かけたくなる、これぞ“冒険バイク”と呼びたくなる1台だ。

ワインディングでも幸せになれる旅バイク。

世界的なブームとなっている大型のアドベンチャーバイク。内外の二輪メーカーがこぞって新型をリリースし、今では人気カテゴリーのひとつにまで成長した。今回、そのカテゴリーにハスクバーナ・モーターサイクルズが新型を投入。スウェーデン語で“北”を意味する名前をもつこのバイク。果たして、どのような乗り味だろうか。

他メーカーのアドベンチャー同様、ノーデン901も例にもれず大柄。ストリートライドという観点でインプレッションをしようと思っていたため、当日はブーツではなくハイカットのスニーカーで参加した。そのため、またがると足はツンツン。しかし車重が204kgと軽量なため、停車時にバイクを支える際の不安定さはない。

箱根で開催された発表会には多くのメディアが集結。いかに注目されているかがわかる

サイドスタンドを跳ね上げ、ソロリと走り出てみると、意外にも小回りがきくことに気がつく。穏やかな出力特性ながら軽く回るエンジンとアップライトのポジション、そしてニーグリップしやすいタンク形状というパッケージは、例えるなら900ccのモタード。試乗した箱根のワインディングが楽しくて、時間制限ギリギリまで何度も往復してしまったほどだ。

クールな外観とは違い、とてもユーザーフレンドリーなノーデン901。ワインディングはもちろんだが、やはり本領を発揮するのは過酷なダートツーリング。いつかはこれでアメリカ横断をしてみたい……そんな冒険心に火をつけてくれるモーターサイクルだ。

軽快なのでタイトな道も面白い!
イタリアのデニムブランド「REPLAY」とコラボしたオリジナルのウエア。スッキリとしたシルエットはイタリアンブランドならでは
ブーツやヘルメット、ライディングウエアはどれも機能的で質実剛健な雰囲気をもつ。着用感はもちろん安全面にも考慮されている
個人的に気に入ったのがTシャツ。ロゴ部分がエンボス加工されるなど遊び心も抜群

HUSQVARNA MOTORCYCLES ノーデン901

パニアケースをフルで装備した状態。パニアが似合うのはアドベンチャーバイクの特権のひとつ。シンプルに乗るのもいいし、こういった旅仕様にカスタムするのも楽しい。

【スペック】

  • エンジン:水冷4 ストローク並列2気筒
  • 排気量:889cc
  • シート高:854/874mm
  • 車両重量:204kg
  • タンク容量:19L
  • ホイールベース:1513±15mm
  • 最大出力:105ps/8000rpm
  • 最大トルク:10.2kg-m/6500rpm
  • 価格:174 万5000 円

ノーデン901の顔であるシンプルな大型丸目ライト。LEDタイプで照射範囲も広い。その両側にはフォグランプがカウルの内側にマウントされる。

バンピーな路面からの衝撃もしなやかに吸収するWP製のショック。シーンに合わせて調整可能。

最大105馬力を発生する889ccのパラツインエンジン。19ℓのタンクは最大で400kmの航続距離。

走行モードはストリート、レイン、オフロードの3つから選べる。

専用オプションのスマートフォン用ケースを使えば、スマートにスマホをマウント可能だ。

ウインカーやテールライトは視認性のよいLED製を採用している。

シートは硬めの印象。テール部分にはリアキャリアを標準装備する。

パラツインの軽快な音を鳴らす純正マフラー。ハスクバーナ・モーターサイクルズの小さいロゴが入っているのは、デザインに凝るメーカーならではのこだわり?

メーターの横の使い勝手のよい位置に設置された12Vのシガーソケット。オプションのUSB用のソケットを取り付ければナビやスマホも常時充電可能。

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2022年5月号 Vol.337」)

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