スマホを差し込むだけでいい音を奏でる、自作ウッドスピーカー。

最近、DIY好きの間で密かに人気のウッドスピーカー。緻密な設計が必要なのかと思いきや、意外と簡単な構造でボリュームが大きくなり、スマホから直で聴く音よりも音が良くなるから不思議だ。また木製ならではのまろやかな温もりのある音が出力されるのもウッドスピーカーの魅力のひとつだといえよう。しかもスマホを差し込むだけの簡単な仕組みで、電源もいらずサイズもコンパクトだから、ビーチやキャンプなどアウトドアシーンにもぴったりだ。

  • 【仕様】
    ■サイズ/約W225×H135×D4.2㎝
    ■所要時間/約1時間30分
    ■材料費目安/約7000円(購入先によって金額は変わります)
    ■難易度/★★★☆☆

制作のポイントは、中央に挟む板のカッティングだ。家具と異なり、少し細かなカッティングが必要になるが、そこだけ注意すれば誰もで簡単に作れるのも嬉しい。今回紹介しているのは、iPhone7用のサイズだが、スマホによって差し込み口のサイズが異なるので、スマホの計測を忘れずに。

【今回教えてくれた先生は……】
DIYer(s) http://diyers.co.jp
DIYに特化したWEBサービス「DIYer (s)」。ショップの紹介やオリジナルDIYレシピを世界に発信&アーカイブしている。またDIYを通して暮らしを豊かにし、モノの価値を見直すことを提案。

まずは、準備するものをご紹介。

針葉合板

W225×H135の合板。フロント用がD15㎜、中央用がD9 ㎜、バック用がD18 ㎜を用意する。約500円

木工用ボンド

ボンドは乾かないうちに板同士をくっつけるとちゃんと接着せずすぐに剥がれてしまう。速乾タイプなら時短にもなり便利だ。約500円

スタンプ

スピーカーのボディの装飾に使うスタンプ。様々な書体のスタンプが市販されているので、好みで選ぼう。今回は「LNG」を使用。3672円

オールドウッドワックス

無垢の木に塗り込むだけで古材のような仕上がりになるソフトタイプのワックス。蜜蝋が主な原料で、カラバリも10種類用意している。2646円

今回使った道具はこちら!

ホールソー

板を丸くくり抜くときに、ドリルの先端に装着して使う道具。直径7㎝までの穴に対応し、開けたい大きさによってサイズは選べる。ない場合はホームセンターなどで開けてもらうのも手。

焼き印

今回はボディの装飾にスタンプを使用したが、写真のような焼き印を作って施してもいいだろう。いろいろ試してみよう。

早速やってみよう! 真ん中に挟む板のカットがキモ。

1.丸い穴を開ける位置を決める。

まずフロント用の板に丸型の穴をあける箇所の印を付ける。右サイドは30㎜、上下は各40㎜の位置。穴の直径は60㎜になる。

2.穴を開ける。

ドリルにホールソーを装着し、フロント用の板に穴をあける。直線のカットとは異なり、力を入れながら押し込むように刃を入れるのがコツ。

3.中央用の板も丸型にくり抜く。

中央用の板も丸型にくり抜く。フロント用の板を重ね、円の真ん中に印をつけ、ドリルを合わせる。重ねたときに中央用の板が見えないように直径は65㎜に。

4.スマホに合わせて差し込み口を作る。

中央の板にスマホを差し込むための穴と音を外に出すための通路を作る。

スマホによってサイズが変わるので、それに合わせて差し込み口を作ろう。ここだけはスマホのサイズに合わせるのをお忘れなく!

5.カットしていく。

印を付けた箇所をカットしていく。今回使っている中央の板は厚みが9㎜だが、スマホの厚みによっては12㎜の板を用意しよう。

6.表面をサンディングする。

カットしたら全体をサンディングする。カットした部分はザラザラとしているので、特に念入りにサンディングをしよう。

7.接着面に木工用ボンドを塗る。

3枚の板を接着して組み立てる。まず中央用の板に木工用ボンドを塗り、ヘラで薄く伸ばしたら乾かす。

8.接着する。

乾いたらバック用の板を接着する。

中央用の板の反対面にボンドを塗り、乾いたらフロント用の板を接着する。

ボンドは板の端までしっかり塗ってしまうと、重ねたときに外にはみ出てしまい、ワックスの色が付きにくくなるのではみ出ないように伸ばすのがコツ。

9.塗装する。

ウエスまたはスポンジにオールドウッドワックスを付けて、スピーカーのボディに薄く塗り込む。塗り終わったら1時間ほど乾かす。

10.スタンプでデコレーション。

乾いたらボディの空いているスペースにスタンプを施し完成。

他にも好みに合わせて装飾してみるのもいいだろう。

完成!

これで本当にスピーカーになるの? と思う人もいるだろうが、これが驚くほどいい音がするのである。ぜひ挑戦してみてもらいたい。

(出典/「LIGHTNING 2018年11月号 Vol.295」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
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