ライフスタイルが変わり、自宅で過ごす時間が増えている方も多いのではないでしょうか? そんな自宅で過ごす時間を充実させる趣味として、人気なのがD.I.Y.。自分だけでなく、家族と協力して作り上げるのもまた楽しいところ。そんなD.I.Y.をこれから始めたいと考えている人におすすめの道具と使い方を、「Lightning」誌面でもD.I.Y.をレクチャーしてくれている「DIYer(s)」に教えてもらった。
まずは初心者が手に入れたい2つを紹介。
1.電動ドリルドライバー

ネジを留める、穴をあけるはDIYにおいて必ずある工程。この二役をこなすのが電動ドリルドライバーだ。先端に付けるビットも様々用意。
木材用の穴あけビットは、穴のあけ方で各種ある。左から下穴用ビット、座ぼり用ビット、ダボ穴用ビ ット、ボアビット、穴あけビット
ビットは、キーレスチャックを左に回して開け、ビットを差し込み、右に回して締める。ビットが抜けないことを確認しよう
スピード調整ができる変速スイッチを搭載。「1」が低速で「2」が高速。 慣れないうちは、低速側に設定して作業を行おう
ドリルの持ち方は、まっすぐに力いっぱい押しながら、ネジを最後まで締め込む。ぶれないようしっかり押さえるのがコツ2.サンダー


サンダーとは、ムラなく効率的に材料を研磨する工具。木材を切断したときにできるバリを取ったり、塗装前の下地を整えたりと何かと出番が多い。
ランダムサンダーは、研磨力が高いので、一カ所に留まらないように一定のリズムで動かし続けるのが、 ムラなく磨くコツだ
サンドペーパーは、専用のものを使うのが一般的。パッドの底面に面ファスナーで取り付けるという仕 組みだ。交換も簡単にできる
マウスサンダーは、写真のように先端を使えば、箱や棚の角や入隅もしっかりと磨くことができるというメリットがある
最も手軽に使えるのがGoPakシリー ズ。USBで充電ができ、さらにその充電器はスマホなどにも使えるという優れもの。屋外での作業に適したモデルだ続いて中級者レベルのD.I.Y.を行うときに必要になってくるものを2つ紹介する。
3.ジグソー

直線はもちろんフリーハンドで曲線を切る作業に適したジグソー。プラスチックや鉄などがカットできるブレードも用意されている
木材、金属、プラスチックなど、 それぞれの素材に対応したブレードがある。木材用にも荒切り用、曲線用などがある
切り始めや途中から切る場合は、木材に当たった状態でスイッチを入れると、木材が暴れるので、少し離してスイッチを入れよう
ブレードは木材よりも下に出るので、 カットする部分が作業台にかからないよう固定する。板が台から出過ぎると作業中、バタつくので注意4.電動丸ノコ

直線専用のカッティング工具。ノコ刃の直径によって切断できる板の厚みが異なり、大きいほど厚い材料を切断することができる。
たいていの丸ノコは直線最大45度まで刃を傾斜させて切断することができる。額縁などの枠ものの切断に活躍する機能だ
切断するときは、2㎜程あるノコ刃の厚みを考慮して、線を残すくらいの位置で切り進めると、組み立てるときに誤差がでなくなる最後は上級者になるとあったら便利な2つの工具を紹介。
5.ビスケットジョインナー

ビスケットと呼ばれる木製のチップを使って複数の木材をつなぎ合わせる工具。接合面に、継ぎ手になるビスケットを差し込む溝を掘る。
木材同士を接合するビスケット。ほとんどの機種で使える #0、#10、#20のほか、特定の機種用の小さいサイズも
本体横の赤い印の高さ に溝を掘るので、高さ 調整ネジで材料の厚みの真ん中に印を合わせる。マーキングしたところにも印を合わせる
溝ができた。木工用ボ ンドをたっぷりと溝に入れ、ビスケットを差し込む。つなぎ合わせるもう一方の木材の面にもボンドを塗る6.トリマー

木材のフチを切削する工具。ビットの形状によって角を切り落とすだけでなく、アンティーク家具のフチのような装飾的な切り出しもできる。
面取りというフチの加工に適したビット。 様々な形状があり、溝彫りや彫り文字など、多彩な加工も可能だ
ベースを材料に密着させ、コロという先端を側面に当てながら、削る速度に合わせて動かすのがポイント
縁取りができた。深く削る形状のときは、 少しずつ数回に分けて削ると、きれいに仕上げることができる【問い合わせ】
DIYer(s)
https://diyers.co.jp/
ブラックアンドデッカー
https://jp.blackanddecker.global/ja
(出典/「Lightning 2020年7月号 Vol.315」)