【〜1944年】赤タブがバックポケットに。
1936年からバックポケットに赤タブが付けられる。まだシンチバックも残るが、使うことは少なくなった。
リーバイスを象徴するディテールの一つがこの赤タブ。まだ片面だけに刺しゅうが施されている。
バックポケットの端に打ち込まれていたリベットは、デニムの裏側に隠して打たれた通称“隠しリベット”に。
第二次世界大戦の物資規制によって糸を制限されたため、やむを得ずペンキでステッチを施した。
戦時下だけの特別な仕様のものがこちら!
シンチバックも無駄なパーツとして省かれたことで、現在の5ポケットジーンズの姿になった。
コインポケットのリベットも省略。大戦モデルを代表するディテールの一つだが、稀にリベットのある場合も。
【〜1966年】戦後、アーキュエイトステッチが復活。
世界大戦が終了してアーキュエイトステッチが戻った最初のモデルが、通称47モデルと言われるこのモデル。パッチが細かく変化していった時代でもある。変遷を見ていこう。
1955年
パッチの素材が革から紙に変更された。革が取れやすかったためだが、実際は紙も硬化して割れてしまう。
1964年
パッチの中から「EVERY GARMENT GUARANTEED」の文字が消える。これが通称ギャラなしと呼ぶ。
1966年
1967年
2つとも、パッチから「XX」の表記が消えた直後に短期間だけ作られていた希少なモデル。生産管理のためだとか。
1971年
完全に小文字だけの表記になったモデル。しかしこの時期にもXX時代と同じ大きな字体のものが存在する。
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