趣味人? 変人? だから何? ド迫力の“軍用車両”を個人所有する遊び!

軍用車両って聞いたら一体どんなイメージを持つ? それって要は戦車でしょ!? なんか危なっかしくて嫌だな……。いえ、決してそんなことはありません。そこには単なる四駆から差別化を図りたいコアな大人たちが、クルマ遊びを究極に楽しむ姿がありました。ということで、日本ミリタリーヴィーグル協会へ遊びに行ってきました!

ミリタリーヴィークルに乗りたい! この願いを叶えてくれるのは?

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いつかの戦争映画で観た憧れの俳優の凛々しい姿。当時と全く同じ格好をして同じようなことをして遊びたい。ミリタリーヴィークルはそのようなリエナクトメント思考を持つ人たちの願いを叶えるには欠かせないツールだ。

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軍用車両は、戦場に投入することを想定した上で軍隊が威信をかけて設計するので、何社にも発注してトライアルにトライアルを重ねている。もちろん車両自体に戦闘能力はなく、世間一般の戦車とは全くの別物なので、究極のヘビーデューティさが一番の特徴ではあるが、それ以上に市販の丈夫な四駆と差別化して、よりマニアックな大人の楽しみ方ができることが最大の魅力といえる。

「道なき山を駆る」のが軍用車両の醍醐味!

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では、興味はあってもどうすれば乗ることができて、手に入れることができるのだろうか。協会の方に話を聞いてみた。

「まずは気軽にNMVAのイベントに参加してみてください。複数台所有している人もいるので試乗もできますし、専用の土地もあります。もちろん購入に関しても協会でアドバイスします。実は都内には軍用車両に特化した四駆のお店もありますし、動かないクルマは皆で直して乗っているんです。世界にはリプロダクトされたパーツもたくさんあるので、極端な話、フレームだけしかなかったものも復元しますしね」

ヘビーデューティなクルマで遊び、災害ボランティアにも協力する日本ミリタリーヴィークル協会。

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NMVA(日本ミリタリーヴィークル協会)は、軍用車を収集・再生・保存すると共に展示・広報することで自動車文化の発展に努めている団体。また、愛好家の交流親睦イベントの開催や野営地、保管場所、展示館の確保等の活動を行うと共に、災害支援活動にも参加し、公共福祉の増進にも寄与している。

ひと言にミリタリーヴィークルといえど、大きさや特徴、使用用途などは当然車種によって変わってくる。そこで、NMVA協会員自慢の一台をご紹介。

1.ウィンチを装備してWC-52タイプにカスタム。【DODGE WC-51 1942年式】

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オープントップで、荷台部に車体に対して縦方向に兵員用ベンチシートがあるタイプ。大戦中、アメリカ軍が使用した装備品輸送型(ウェポンキャリア型)の他、兵員輸送車、救急車、偵察車、対戦車自走砲型など、総計で36万台以上生産されたモデル。

2.J3左ハンドル車にウイリスMBボディを換装。【MITSUBISHI JEEP WILLYS MB 1966年式】

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J3左ハンドル車を改造、レプリカ用のウイリスMBボディを換装した車両。フレームむき出しからレストアのオールペイント仕上げで、エンジン設計はウイリス社。日本で作られた「Hurricane-4」なので、三菱製は「Japan Hurricane」と名付けられている。

3.JEEPと双璧をなすフォードの軍用車。【FORD M151 A2 1970年式】

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ボディは一部を断面の大きな鋼板ボックスフレームと一体化させたモノコック構造。サスペンションはコイルスプリングを用いた、フロントダブルウィッシュボーン、 リアスイングアクスルの四輪独立懸架で、フロントグリルは横スリットになっている。

お話を伺ったのは……

一般社団法人 日本ミリタリーヴィーグル協会
FAX:0439-87-5227
http://nmva.jp/

(出典/「Lightning 2019年2月号 Vol.298」)