個人が収集したクラシックカーが博物館に!The Nethercutt Collectionへ行ってみた。

クラシックカーのコレクターは世界中に多いけれど、あまりに集めすぎて、ガレージが私設博物館になってしまったカリフォルニア州ロサンゼルスにある。こんな空間こそ、収集家の最終到達地点なのかもしれない。夢の空間を訪れてみた。

約半世紀かけて集めてきたクラシックカーたちが集結! 「ネザーカットコレクション」はすごかった。

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近年、クラシックカーの資産価値はうなぎ登り。貴重なクルマを持つことは、セレブリティのステイタスのひとつでもあるけれど、そんな資産価値などどこ吹く風で、ただただ昔のクルマが大好きで集めてきたというJBネザーカットさんとドロシー夫妻。

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1956年に初めてクラシックカーを手に入れ、そこから約半世紀収集してきたという筋金入り。ついにはその コレクションを一般の人にも見てもらおうと、コレクター歴も15年になった1971年に無料で入ることができる私設ミュージアムを開設した。

もはや自宅のガレージには収まりきらないことに業を煮やしたかどうかはわからないけれど、アメリカの自動車文化に惚れ込み、それを多くの人にも体感してもらおうという思いが実におおらか。ミュージアムには常に150台以上のクラシックカーが並び、さらにはアポイント制で入ることができるスペシャル・ミュージアムも存在する。一般開放しているミュージアムだけでも驚きの空間。

これがすべて個人が所有しているというスケールの大きさだけでも圧巻だけど、そのラインナップはアメリカ車が中心だというのがおもしろい。とかく自動車博物館となると、スーパーカーやレーシングカーなどが目玉になりがちななか、かつて普通に街を走っていたクルマ(もちろん、当時の高級車が中心だが)たちの当時の姿を見ることができるという、庶民派のコレクションが好感度高し。

過度に飾らなくても、置いてあるクルマだけで驚愕な空間ができるという一例であった。

1日いても飽きない広大な場所。観光ついでに訪れたい。

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ロサンジェルスの郊外にあるミュージアムは立派な建物なだけでなく、エントランスから貴重なクラシックカーがお出迎えしてくれる。とにかく空間がデカイ。

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完璧にレストアされたクラシックカーだけでなく、当時のカスタムカーの代表格であるホットロッドも少ないながらも存在。写真中央は王道ともいえる’32年式フォード・ロードスターである。展示されるクルマはそのほとんどが1940年代以前。もはや半世紀以上前のクルマが新車のような状態で展示されている。レストアにもしっかりとお金と時間をかけていることは一目瞭然だ。

すべてが走る骨董品、もはや空間を演出する必要無し!

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お立ち台に鎮座するのは’32年式オーバーン・モデル12 160A コンバーチブル・クーペ。この時代の超高級車である。長いフロントノーズの中には12気筒エンジンが搭載される。つまり速いってわけ。

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’11年式オールズモビルのリムジンはオリジナルコンディションのまま現存している個体は世界にもこれしか存在しないという骨董車。もはやその価値は聞くまでもない。

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’22年式レオ・モデルT6 7パッセンジャー・ツーリング。低価格ながら優れた耐久性を誇り、この年に9600台以上を生産したアメリカの名車。この時代に7人乗りのクルマが登場していることに驚く。

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’15年式フォード・モデルTクーペレットは、現存数は世界で30台ほどしかないというレア車。これはホイールがスポークタイプに変わるなど若干モディファイ済み。

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このミュージアムでは少数派のヨーロッパ車だった’38年式メルセデス・ベンツ・モデル540Kコンバーチブル。このモデルは当時のドリームカーのひとつ。

 

訪れてみて思ったのは、個人のコレクションとはいえ、すべてしっかりとレストアされて、新車のようなコンディションをキープしているところにオーナーのクルマへの愛情を感じる。当然ながらこれらのクルマはアメリカでも由緒正しきクラシックカーのイベントである、ペブルビーチのコンクール・デレガンスでも常連。本来はなかなかおめにかかれるクルマたちではないのだ。

【DATA】
The Nethercutt Collection
15151 Bledsoe St. Sylmar, Los Angeles, CA 91342-2710
TEL818-364-646
営業/9:00~16:30
休館日/日曜、月曜

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この記事を書いた人
ラーメン小池
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ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
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