「バスコ」の並木さんが手放せない、道具として使い込まれたからこその色気を持つメールバッグ。

  • 2023.06.01

『旅の小道具』をテーマに、男心をくすぐるようなバッグや小物を展開する「バスコ」のオーナー、並木健氏。手放せないと挙げたヴィンテージは、質実剛健なアメリカのメールバッグ。使い込まれたからこそ醸し出すレザーの色気が、並木氏のプロダクツにも共通している。

自社のプロダクツにも影響を与えた、モノ作りの原点。

数あるバッグブランドの中でも、一際強い個性を放つVASCO。『旅の小道具』をコンセプトにしたコレクションは、兎にも角にもヘビーデューティで、使い込むほどに馴染んでいく道具としての一面も強く感じ取れる。並木氏のモノ作りの原点が、このUS MAIL BAGだと聞くと納得ができる。

アメリカの郵政省で支給されていたメールバッグ

「もちろんいろいろなヴィンテージに影響を受けていますが、衝撃的だったのが、アメリカの郵政省で使われていたUSメールバッグでした。

その名の通り、郵便の際に使っていたもので、年代によって細かな違いがありますが、基本的な構造はあまり変わっていない完成されたデザイン。多くの郵便物を運べるようにヘビーデューティに作られていて、雨風に打たれながらも朽ちることなく、いい風合いになったレザーの表情は男心をくすぐるものがあります。

自社のプロダクツも、このようにハードに使われ、いい風合いになることを理想としているんです。この存在がなければ、今のスタイルになっていないかもしれません。バッグはファッションの前に道具であるべきだということを教えてくれた大切な存在ですね」

男心をくすぐる理想的なエイジング。

US MAIL BAG Made in USA

現在のUnited States Pospital Servicesの前身となるUnited States Post Office Departmentで支給されていたメールバッグ。裏の刻印やディテールから1960年代のヴィンテージだと判別できる。ハードに使い込まれている個体が多く、パーツが交換されているケースもあるが、これはフルオリジナルの状態。この使い込まれても朽ちないヘビーデューティな作りと革の表情は、並木氏のモノ作りにおける大きな指針となったそうだ。

(出典/「CLUTCH2023年6月号 Vol.91」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部