
市場価値よりも自分のなかの価値基準で選ばれた古着やアンティーク。

フライトジャケットをベースにしたデザインながら、真っ赤に染め上げたところがおもしろいだけでなく、オーナーが洗ってしまったのか、ボア部分が移染して赤く染まっているところが古着ならでは。いわゆる普通の古着のムートンジャケットだったら手に入れていない。偶然生まれた雰囲気に偶然出会う。そんな縁が古着のおもしろさだと思っている

ボディがウール、袖部分がモールスキンになったウールリッチのハンティングジャケット。もともとは狩猟用の防寒着として生まれたデザインだけど、ファッションとしても見逃せないデザイン。アメリカの友人であるマイクが「おまえのために見つけてきたから買いな」と紹介してくれた1着で、カラーの組み合わせが秀逸。

詳細はわからないが、中南米のどこかの民族衣装と思われるヴィンテージジャケット。おそらう普段使い用ではないので、手作業による装飾が凝っていて、量産されるアイテムとは明らかに違うオーラがある。これをバシっとコーディネイトできたらカッコいいのではないかと思い手に入れた。

ヴィンテージのアイウエア専門店に友人に連れられて行ったときにその世界観に魅せられて手ぶらでは帰れなくなる。多くのヴィンテージをセレクトしているなかでスタッフに勧められるがままに手に入れたのがこれ。リムレスのシンプルなデザインながらテンプルやノーズパッドがクラシカルそのもの。中央のブリッジ部分にも細かい装飾が入っていて、かなり気に入った。

カリフォルニア最大のフリーマーケットであるローズボウル・フリーマーケットで手に入れたネイティブアメリカン(ナバホ族)の装飾が入ったブレスレットウォッチ。この手のアイテムはいわゆる紳士用の時計がセットされることが多いけれど、これはミリタリーウォッチになっているところに注目。ネイティブアメリカンと、ミリタリーという組み合わせに王道から外れたおもしろさがあるのではないかと。
Photo/T.Furusue 古末拓也
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