「俺も育ててみたい」と思ってもらえる巻頭特別企画『My RED WING』。

  • 2022.07.19

最新号のCLUTCH Magazine8月号は、巻頭特別企画に「My RED WING」と題して、RED WING愛好家の愛用の一足を美しい写真で紹介している。

新品の商品ではなく、実際にオーナーが履き込んだ一足を雑誌で大々的に取り上げるという手法は、CLUTCH Magazineをはじめ、私、松島が関わってきた雑誌(Lightning、別冊Lightningなど)ではお馴染み。

遡ること20年ほど前、ジーンズにしても、ブーツにしても、履き古したものを雑誌で大きく紹介するなんてことは、非常識ともいえる手法だった。しかし、長く愛されるべきプロダクツを掲載するとき、読者を唸らせるビジュアルは、誰かによって愛情を注がれたもの。それを見て、「俺も欲しい」以上の「俺も育ててみたい」という強い欲求を呼び起こすことができるはずと信じて、敢えて、使い込んだものを紹介する手法を多用してきた。

その後、他のメディアでも同様の手法が増えていったが、20年前は「誰もやっていない表現方法」として、トライした。デニムやレザーといった経年変化を語れるアイテムには最適な手法だといまでも信じている。革の表情やディテールなど見る人によって着眼点は違うかもしれないが、「俺も育てたい!」そんな気持ちになってもらえたら編集者としては狙い通りだ。

雑誌が、新しいものを紹介するだけのメディアだった時代は終わった。だからと言って雑誌の役割がなくなったとは思わない。いい意味で読者を「唆す」ことができれば、まだまだ雑誌が生きる道はある。

巻頭特集の話ばかりになってしまったが、今号は英国men’s fileとの合本特大号。2冊分の大ボリュームなので、通常号以上に楽しんでもらえるはず。

いま、この原稿をロンドンで書いているのだが、ヨーロッパでも大好評の一冊。men’s fileの編集長であるニック・クレメンツとも、刷り上がった雑誌を前に、お互いが担当したページについて、話し合ってきたところだ。今月の反省点は、「刷り部数が少なかった。もっと強気でよかったな」ということ。早くも在庫が少なくなって、海外の卸先に希望の数を供給できなくなっている。猛省。

英国men’s fileとの合本特大号を記念したイベントには多くのロンドンのファッション関係者が集まった
大好評につき在庫がほとんどなくなってしまった最新号
LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部