サンタモニカ空港に隣接する、「航空博物館」は飛行機好きの天国だ。
大きな飛行機のモニュメントが出迎えてくれるこちらが「サンタモニカ航空博物館(MUSEUM OF FLYING)」。あのハリソンフォードがセスナ機を保管し、利用しているというサンタモニカ空港に隣接している博物館です。
南カリフォルニアの航空史に焦点を当てて、

こちらは「Lockheed Vega」。1927年にロサンゼルスから初飛行したロッキードの民間用飛行
この「ベガ」は、4席+パイロットの計5人乗りで1927年Lockheed社によって製造されたものなのですが、有名な女性飛行士アメリア・イアハートも乗り、ベガで女性初の大西洋単独横断飛行に成功したことでも知られています。
またWiley Post はこのベガで世界一周を二度も成功。飛行距離24,945kmを8日と16時間ほどで、
続いてこちら。面白い形をした不思議な乗り物ですが、「The Trautmann RoadAir」という名の「飛べるクルマ」です。1959年にHerbert L. Trautmannによる設計で作られ、四輪が機体の前方に付いていたり、



真っ赤な機体が目を引くこちらは「The Waco GXE model 10」。3人乗りのオープンコックピットが特徴で、「Advance Aircraft Company」後の「the Waco Aircraft Company」によって作られた飛行機です。1927年に初飛行してから、

貴重な「Allison J33-A-23」のエンジンもこんな間近で見ることができます。
ほかには旧い航空会社のユニフォームの展示も必見。



1970年代の「Trans World Airline」のキャビンアテンダントの制服。ヴァレンチノやラルフローレンがデザインしていただけあって、かなりおしゃれですよね。


こちらは「Rutan VariViggen」。アメリカの航空技術者であるバート・



ユニークな顔の描かれたボディに何やら不穏な文字と物体が付いている「Ryan Navion」。これは、もともと1940年代にかつて存在した航空機メーカー「North American Aviation(ノースアメリカン・エイヴィエーション)」によって設計、製造されました。

米国のシングルエンジン、無加圧、格納式ギア、4人乗りの航空機。1946年にロサンゼルスのイングルウッドで製造が開始され、そして、第二次世界大戦から帰還したパイロットに、

こんな展示も。この人何をしているかというと……

はい、こちら。歴史的な飛行機のレプリカです。なんだかわかりますか? 1903年に世界初の有人飛行を達成したあのライト兄弟が作った飛行機を再現したものです。12秒で120FEETという記録を打ち出しました。こちらも映画「Night at the Museum」で使われたもので、「20th Century FOX」から寄贈されました。


また建物の外にもセスナ機などがズラリと並び、
すぐ隣にあるサンタモニカ空港には、
【DATA】
MUSEUM OF FLYING
3100 Airport Ave, Santa Monica, CA 90405
開館/10:00~17:00
休み/月・火曜
https://www.museumofflying.org/
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