visvimが思い描く理想像を追求するための“研究所”。F.I.L.TOKYO(東京・表参道)

日本が世界に誇るブランドvisvimの直営店は、表参道より1本入った路地沿いの地下にある。屋号のF.I.L.とは、Free International Laboratoryの略称で、ブランドが大切にする素材やパターンの研究を行うラボラトリーを意味する。店内には入ると、地下とは思えない自然光が差し込むクリーンで心地よい空間が広がり、1点1点のプロダクツが丁寧にディスプレイされているのが印象的だ。また、随所にディレクターの中村氏が厳選した世界中のローカルな民芸品がディスプレイされており、クリーンな空間だけにより引き立って見える。エントランスには金沢の四緑園が手掛けた見事な植栽があり、これも一見の価値がある。
白壁に石畳というクリーンな印象の組み合わせは、まさにラボラトリーといったところ。まるで額装しているかのようなディスプレイやアンティークの什器が織り交ぜられ、シンプルながらもここにしかない世界観を体現している。
1
エントランスには、フランスの有名デザイナーが手掛けたグリーンの壁があり、どこか温かみがある。
2
店内には入ると今シーズンのアイコンになっている日本製の提灯があり、強い存在感を放っていた。
3
救命胴衣からインスパイアされたダウンベストは、日本の伝統的な天然染色を施した市松模様が印象的。そこに最高級のホワイトグースダウンをたっぷりと詰めて、抜群の保温性を確保した。
4
野良着をモチーフにしたプロダクツをいち早く展開したのは、visvimで間違いないだろう。こちらはインディゴ染めを施したフランネルを使用しており、カーディガン感覚で着用できる。
5
地下でも自然光がたっぷりと入る空間で非常に明るい。店内からはちょうどエントランスのグリーンが目に入る。さり気なく使ったヴィンテージのラグも◎。
6
すべてのプロダクツが非常に見やすくディスプレイされており、広い空間が存分に活かされている。
7
visvimはスニーカーからスタートしており、そのクオリティは専業ブランドに引けをとらない。ひとつの定番モデルを現在までアップデートし続けている。 右は定番のレースアップブーツVIRGIL BOOTS FOLK。左は定番スニーカーであるKIFFER HI。
【DATA】
●F.I.L. TOKYO(エフ・アイ・エル トーキョー)
住所:東京都渋谷区神宮前5-9-17-B1(B1 5-9-17 Jingumae Shibuya-Ku,Tokyo)
営業時間:12:00~20:00(月~金)、11:00~20:00(土日)
電話03-5725-9568
http://www.visvim.tv
※本ジャーナルは、CLUTCH BOOKSより発行している『TOKYO SHOP STYLE』を再編集したものです。
(出典:『CLUTCH web』、写真:Masahiko Watanabe 渡辺昌彦、文:Shuhei Sato 佐藤周平)

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

気鋭のアイウエアブランド「CUBITTS」が描く、クラシックとモダンの共鳴

  • 2026.10.19

18世紀から20世紀にかけて眼鏡産業の世界的な中心地であったものの戦後、衰退の一途を辿ったロンドン。この地で2013年に創業した「キュービッツ」は当時を彷彿とさせるクラシックスタイルをモダンに昇華させた独自の世界観を築く気鋭のブランドだ。 伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所 「キュービッツ」は伝統...

ヒートツイードとは? 軽くて薄くて暖かい、英国派に捧ぐ革命ツイード

  • 2026.10.26

〈トラディショナル ウェザーウェア〉が誇る人気シリーズ、ヒートツイード。英国ツイードのオーセンティックな雰囲気はそのままに、驚くほど軽く、保温性の高いオリジナル生地。一度味わうとやみつき間違いなし! 英国らしくも、軽くて暖かなツイード生地は現代的ヘビーデューティ素材の最適解である。 【コート】ブラン...

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

Pick Up おすすめ記事

気鋭のアイウエアブランド「CUBITTS」が描く、クラシックとモダンの共鳴

  • 2026.10.19

18世紀から20世紀にかけて眼鏡産業の世界的な中心地であったものの戦後、衰退の一途を辿ったロンドン。この地で2013年に創業した「キュービッツ」は当時を彷彿とさせるクラシックスタイルをモダンに昇華させた独自の世界観を築く気鋭のブランドだ。 伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所 「キュービッツ」は伝統...

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

遊び心とヘビーデューティ! 「ジムマスター」のアウトドア&ミリタリー

  • 2026.10.18

ほどよく力の抜けたカジュアルウエアを展開するカナダ生まれの「ジムマスター」。その真骨頂は、実は骨太なアウトドア&ミリタリーにある。ヘビーデューティな機能美を日常着へと昇華させる秘訣は、「ジムマスター」らしいほんのすこしの遊び心! カラフルな配色の裏に確かな実用性あり! 【右】主役は厚手のボアジャケッ...

原毛から生地まで。一貫生産を守る英国生地の名門「ムーン」とは?

  • 2026.10.19

服を突き詰めていくと辿り着くのが生地。トラッド好きなら一度は耳にしたことがあるであろう英国の名門が「ムーン」だ。羊毛から紡績、染色、織布を一貫して行う英国最後の生地メーカーが誇る伝統のモノづくりに迫る。(写真は、生地の製造において重要な“織り”の工程。タテ糸とヨコ糸をゆっくりと交差させ、チェック柄が...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR