レッド・ウィング・ジャパン秘蔵のアーカイブを紹介

  • 2021.11.01  2016.03.02

東京・恵比寿にあるレッド・ウィング・ジャパンの本社には、自社のヴィンテージブーツを多数ストックしたアーカイブルームがある。
一般的には公開していないため、普段はレッド・ウィングの直営店にディスプレイしているものしか見ることはできないが、実は150足以上ものヴィンテージがここにはストックされているのだ。
レッド・ウィングのブーツはすべてアメリカ製であるが、その企画はアメリカ独自のものもあれば、日本で企画されているものもある。特にヴィンテージを再現した“復刻モデル”は、レッド・ウィング・ジャパンによるものが多く、その歴史やディテールなど細部に至るまでを検証するため、こうしてヴィンテージを多数ストックしているのである。
3(7)
また、アーカイブがストックされているショールームには、レッド・ウィングが1905年の創業当時から使用しているピューリタン社製のミシンも置かれている。
1(2)
2(4)
これはレッド・ウィングの独特なトリプルステッチに不可欠なミシンで、ピューリタン社は現存していないものの、レッド・ウィングでは約30台の同ミシンをメインテナンスしながら現在でも使用しているのである。
11
ミネソタ州レッド・ウィング・シティの本社を取材した際、実際にピューリタン社製ミシンが何台もフル稼働していたが、メインテナンス専門の熟練スタッフがいるからこそ、今でも稼働できるのだと教えてくれた。
 
今回は、滅多に見ることができないレッド・ウィング・ジャパン秘蔵のアーカイブの一部を紹介する。
5(2)
こちらは1957年の自社カタログに掲載されている、『#1100』という品番の“Sky Trooper”。
ブラウンのエルクレザーを使った1足。
6(4)
良い具合に茶芯が顔を出した『#2218』。ビブラムソールを装備した“Logger”で、1983年製。
7(5)
1930年の自社カタログにも掲載されている、メダリオンが施されたキャップトゥを装備する1足は、オフィサーシューズの一種で1963年製。
10
これらは全てラグソールを装備したアイリッシュセッターのマウンテンブーツ。右は1973~’84年の自社カタログに掲載されていた『#825』の1984年製。中央と左は1976~’83年の自社カタログに掲載されていた『#826』で、中央は1978年製、左は1981年製。すべてオロラセット・レザーを使用している。
8(4)
こちらは全てアイリッシュセッターの『#877』。発売当初の1950年代製から様々な年代のものをストックしている。同じ品番でも製造年代などで仕様が色々とあり、例えば上段は全て1950年代製だが、中央のモデルは先芯(つま先の芯)が施されていない。
このように、様々なヴィンテージモデルを実際に手に取って検証しながら、新作モデルが日々考えられているのだ。
この春には、新たなクラシックドレスモデルが登場する。詳しくは2月24日発売のCLUTCH Magazine Vol.48でご紹介しているので、ぜひ合わせてチェックしてほしい。
(Text by CLUTCH Magazine)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部