直線勝負に特化したレーサーはカスタムにも影響を与えた
1970年代、サンフランシスコの対岸にある“ベイエリア”でA・ネスとR・シムズという2人のビルダーが、ドラッグレーサーをモチーフにした「ディガー」スタイルをそれぞれが生み出し、カスタムの世界に強い影響を与えたことは多くの人が知る史実。この時代も源流はレーサーである。
最先端のベイエリアではドラッグレーサーの雰囲気が人気に
もともと“ドラッグバイク”をストリートに落とし込んだことがディガースタイルの源流。右の「ベイエリアカスタムサイクルズ」のマシンのようなスタイルが王道だ。
こちらは現代の最新レーサー
現代のドラッグレーサーの中で、トップレベルのパフォーマンスを誇る「TPPレーシング」の重松選手が駆るマシン。ホイールベース2336.8㎜の車体に搭載される過給機付きエンジンは3100㏄で約1200馬力、トルクは300㎏f・mを発揮する。
(出典/「CLUB HARLEY 2025年4月・5月合併号」)
text/M.Watanabe 渡辺まこと photo/HCC
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