一歩先行くリメイクしてみる、ふるぎの新しい楽しみ方。【ふるぎ道第10回】

  • 2025.02.09

古着好きならば、究極の一点物であるリメイクに興味を持つ人も多いのでは。お気に入りの古着をより魅力的にするにはどうすればいいのか、悩みは尽きない。そこで、三軒茶屋にあるヴィンテージ専門のリペアショップ「ヴィジティングオールド」の代表・岩城リョージさんにリメイクのコツを教えてもらうこちらの連載。第10回目の今回はアメカジ感が強いからか、古着市場でもあまり人気のないバッファローチェックのウールジャケットをリメイク!

岩城 リョージ|三軒茶屋の古着専門お直し屋「2024年最後を締めくくるのは、僕の古巣トレディーチ。(Instgram:@tredici.yoyogihachiman)」

アイテム本来の魅力を最大限活かした引き算的リメイクがモットーなり。

今回の訪問者は、飯酒盃謙二さん。町田で15年以上続く古着店「トレディーチ」のオーナー。今年の3月に代々木八幡に2号店をオープン。新しい店舗には、より大人の服好きに刺さるようなアイテムをセレクトしている。そして持ち込んだのはアメリカの「ウールリッチ〉製バッファローチェックのウールジャケットだ。

岩城さん 第10回目の訪問者は町田の古着店トレディーチのオーナー、イサさんです!

飯酒盃さん よろしくね。まさか、リョージと対談なんてするとはね。

岩城さん ですね。今回はありがとうございます!

飯酒盃さん うん、こちらこそ。

岩城さん 早速ですが、出来はどうでしょうか?

何かの生地を足したりするのではなく、今回はウールのジャケットだけを使用してリメイクした。アイテム本来の良さを最大限に活かした引き算的リメイクとなった

飯酒盃さん よくできてると思うよ。リョージにはこの話をもらった時に一度話をしたと思うけど、アメリカで出会った女性のディーラーがバッファローチェックのジャケットを短くリメイクしてたのを、10年くらい前に見てて、いつかやろうと思ってたんだよね。でも、なかなか機会がなくて、時間が経っちゃってたんだよね。この話が来た時にこれだって思ったよね。

岩城さん 10年前って結構前ですけど、覚えてたんですね。

飯酒盃さん うん。印象に残ってたし、何より格好良かった。お願いをして写真も撮らせてもらったんだったな。

岩城さん そうだったんですね。10年越しのリメイクを任せてもらえて光栄です!

飯酒盃さん バッファローチェックは個人的に好きだし、お店でも推していきたいアイテムなんだけど、人気はないんだよね。だから、今回の趣旨ともマッチするかなって思って。出来上がりを見て、お願いしてよかったなって思う。

岩城さん そんなこと言ってもらえるなら、リメイクした甲斐がありますね。

飯酒盃さん それと、今回バッファローチェックってすごい汎用性のある柄なんだって改めて気がついたね。意外と何にでも合うというか。

岩城さん たしかにそうですね。これくらい短丈だとギア感覚で着れますよね。

飯酒盃さん そんなところにも気がつけたよね。

岩城さん これまでのリメイクは何かのアイテムに、何かのアイテムを足すことが多かったので、一点だけで作っていくのは新鮮でした。

飯酒盃さん 元々、いいアイテムということが伝えられるリメイクになって良かったよ。

岩城さん 足せないので後戻りできない感じが怖かったですが(笑)。改めてふるぎ道は果てしないですね。

飯酒盃さん おい、何勝手にまとめてるんだよ(笑)。

今回のリメイクの手順を紹介!

どこを、どのようにカットしていくか、イメージが湧くように印を付ける。

イメージが湧いたら、印通りにカットしていく。ここが今回の肝。慎重に。

ツメとツメの間にハサミを入れジッパー部分も綺麗にカットしていく。

裏地がついている部分は、面倒くさがらずに表地と裏地は別々でカット。

ジッパー部の見返しを外した裏地から切り出し、移植するため、型を取る。

ジッパーの見返しに、ジッパー部分の型紙を合わせ、丁寧にカットする。

ジッパー部分に補強用の見返しを縫い付ける。歪みがあるので丁寧に。

立ち襟仕様にもできるように、襟先にボタンとループを取り付けて完成!

(出典/「2nd 2025年1月号 Vol.210」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

アオイちゃん

Lightning, CLUTCH Magazine

チーママ系エディター

アオイちゃん

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

なまため

2nd(セカンド)

I LOVE クラシックアウトドア

なまため

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部