伝統的かつ革新的。メガネ史を変える一本。|BJ CLASSIC COLLECTION

たかがファッションアイテムとは言えど、それがプロダクトである以上、デザインを突き詰めればひとつの〝工芸品〞となる。それを体現するのがBJクラシックの芯張りシリーズだ。

世に類いなき、至上のアートピースを。

メガネの聖地とされる福井県鯖江市にて、2005年に創立したBJクラシックコレクション。ある時、代表の 浜田謙さんは、とある九谷焼職人の工房で焼き物を見て、「同じ種類の焼き物でも、すべて形が違って個性があること」、「それが商品ではなく作品であること」を改めて感じ、メガネでも同じことが実現できないかと思い立った。

それから10年、自身のメガネで〝作品〞を製作することに成功。[クラフトマンエディション]と銘打たれたシリーズは、なんと削り方を変えることで同じ型番でありながら一点一点の表情が異なるという前代未聞のフレームデザインが特徴。そんな革新的な取り組みをやってのけながら、テンプル製作においては〝芯張り〞という伝統的手法を採用。革新と伝統が詰まった、不均一な〝作品〞の数々は、メガネ好きならば一見の価値あり。

「芯張り」とは? 専門とする職人は、世界にただひとり。

通常のメガネは、テンプルの形をした樹脂板に金属の芯棒を差し込む“シューティング”という技法で製作される。一方“芯張り” は、樹脂板2枚で金属芯を挟みこむ手法。

テンプルを一本一本目視しながら丁寧に製作

これは現在ではほぼ行われていないつくり方で、専門とする職人は鯖江で活動する藤田睦さんただひとり。彼がひとつひとつ丁寧に貼り合わせたテンプルは一切の継ぎ目も見られず、芯に刻まれた美しい彫金模様を引き立てる。

芯張り職人の藤田睦さん。自ら編み出した手法 や専用器具など、唯一無二の職人技が光る

芯張りを詳しく知るには

あえて“不均一”に仕上げる「削り」にも注目。

本作品の大きな特徴である“削り”。一般的なメガネだと、個体差のないようできる限り均一に仕上げるよう心掛けるところを、あえて「その日の気分で削るよう」職人に指示。これにより、ひとつひとつ表情の違う、まるで工芸品のようなメガネが完成する。これは業界においてかなり革新的な手法だ。特にフロントのブリッジ部分を見ていただければ、その削りの違いは一目瞭然である。

BJ CLASSIC COLLECTION CRAFTSMAN EDITION “SHINBARI”

芯張りと呼ばれる、プラスチックの生地2枚を用いて金属芯を挟み込む伝統的な技法を用いたコレクション。フロントには独特のとろみがある希少なセルロイド生地を使用し、削りはあえてひとつひとつ全く異なる表情に仕上げている。クラフトマンエディションと呼ぶに相応しい職人技の詰まったモデルだ。全4型、それぞれ7つのカラバリを展開。どんな人でも自分に合った一本に出会える。各4万9500円

スペシャルな漆の箱で20周年を祝う18金モデルも。

会社の創立20周年を記念した、より特別なモデルも。フロント両脇のリベットを18金無垢に変更し、本金の蒔絵が施された越前漆器がオリジナルケースとして付属する。1500年の歴史を誇る伝統工芸品であり、職人がひとつひとつ手作業で製作。ブラックのみ、全4型。各11万円

20周年モデルの詳細はこちらから

【問い合わせ】
ブロスジャパン
TEL0778-52-7075
https://bj-classic-collection.co.jp/

(出典/「2nd 2022年2月号 Vol.179」)

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パピー高野
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パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
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