cheero 65W GaN 3 ports USB PD Charger
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iPhoneやMacを快適に充電するには何W必要か?
充電器の出力をあまり気にしない人も多いが、たとえばiPhoneでもフルに充電できる性能の充電器を使えば短時間で充電できし、MacBook Proなどの場合、充電器の性能が低いと充電に時間がかかるばかりか、消費電力の方が大きいと、スリープさせて充電しなければならないこともある。
ちなみに、iPhoneは最大でiPhone 15 Pro Maxなどで27Wぐらいまで使用する(筆者実測)が、常時27Wで充電するわけではなく、バッテリーの状態を見ながら27Wまで上げていき、その後、徐々に電力量を下げていくという制御をしている。ともあれ、必要な時に最大電流を流せた方が早く充電できるというわけだが、昔から使ってる電力量の小さなアダプターで充電してる人も少なくない。
また、MacでもMacBook Airなら最大30W、MacBook Pro 16インチなら最大140Wまでのアダプターで充電することができる。ただ、Macの場合は、必ずしも最大出力のアダプターで充電する必要があるワケではない。
たとえば筆者は、MacBook Pro 14インチ(M1 Pro)を使っているが、出張には30Wのアダプターしか持って行かないこともある。30Wのアダプターだと、普通に使っていくとゆっくり充電するぐらいで、高負荷な処理をするとバッテリーが減っていくほどだが、そもそも11時間以上のバッテリーライフを持ってるので、使用時は電源に繋がず、夜間スリープしている間に充電するので十分だからだ。そういう使い方をするなら、重い67Wのアダプターを持って行かなくても、30Wアダプターで十分だというわけだ。Windowsマシンのことは知らないが、Macは案外と純正装備のアダプターより小さなアダプターを使っても、頑張って充電してくれることは知っておいていい。
話が逸れたが、それゆえ、MacBook Pro 14インチ、MacBook Air 13/15インチであれば60Wていどのアダプターがあれば十分だし、iPadなら30W、iPhoneなら27Wぐらいの電源アダプターがあれば十分だというわけだ。
MacBook AirやiPad、iPhoneと一緒に使うのにピッタリな性能
それゆえ、このcheeroの最大65W、2ポート使用で45Wと18W、3ポート使用で一番上のUSB-Cから45W、下の2つのポートの合計で15Wという組み合わせはとても便利なのだ。
最大パフォーマンスで充電したければ、一番上のポートに単独で繋げば、最大65Wで急速充電してくれて、夜寝る時に、MacとiPadとiPhone……というような繋ぎ方をしておけば、ゆっくりとではあるが朝起きたら全部がフル充電になっている……という使い方ができる。
ブレード部分が折り畳めるので、バッグの中で他のガジェットを傷つける心配がなくて安心。
実測63.5Wで充電!
実際にMacBook Pro 14インチ(M3 Max)を使って試してみると、最大で19.9V×3.19A=63.5Wで充電してくれた。十分な数値だろう。
近いスペックであるAnkerのAnker 735 Charger (GaNPrime 65W)と比べてみるとご覧のように厚みは同じで、Anker735 Chargerの方が長くて、cheero 65W GaN 3 ports USB PD Chargerの方が幅が広い。重さは、Ankerが約132g、cheeroが約110gで、cheeroの方が軽い。
最大性能を発揮するために知っておきたいこと
ちなみにささいなことではあるが、ちょっとだけ注意点をお伝えしておこう。
まず、最大出力の65Wを利用しようと思うと、E-marker(認証チップ)を内蔵したケーブルが必要だ。Macの充電用のケーブルなどを使えば大丈夫だが、何も書いてない一般的なケーブルは60Wまでしか使えないことが多い(この場合、それでも充分だが)。
次に、2ポート同時に使用する場合は、一番上の『USB-C1』ポートの方が大出力(45W)を発揮する。『USB-C2』『USB-A』を一緒に使うと出力が非常に制限されるので注意されたい。
3280円は本当にお買い得
というわけで、充電パフォーマンスでいっても、コンパクトさでいっても、重さでいっても、3280円は非常にお買い得だ。
MacBook Pro 14インチ以下、MacBook Air、iPad、iPhoneなどをお持ちの方にジャストフィットする充電アダプターだといえるだろう。出力の小さなアダプターでそれらのものを充電していた人は、ぜひこの機会に本機を買って、十分なスピードで充電できるようにしていただきたい。
(村上タクタ)
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