A5? バイブルサイズ? システム手帳の主な6サイズとおすすめの使い方を紹介!
システム手帳は主に6つのサイズがある。工業製品としての厳密な統一規格は無く、厳密に見ると、リフィルのサイズやパンチ穴の直径などは微妙に異なるが、リフィルやリングの仕様は各社である程度共通している互換性があるので、そこまで気にする必要はないだろう。
1.A5|たっぷり書けるA5正寸の広い紙面
A5 は、一般に流通しているシステム手帳の中で最も大きいサイズ。たっぷりと情報を書き込むことができるのが魅力。また、収納力も十分で、カードやペンなどをたっぷり携帯できる。A4の書類やコピー用紙を2つ折りにしてパンチ穴を開けるだけでそのまま綴じることができる。
ライフログにはA5がおすすめ!
日々の暮らしや趣味の記録など、システム手帳を「ライフログ」に使うユーザーが増えている。中でも、たっぷり書けるA5が人気。ファイロファックスの「クリップブック」やマークスなど、リーズナブルに楽しめるモデルも多い。
あらゆるものを詰め込んで持ち運ぶ!
A5のシステム手帳にジップが付いたタイプは収納力が抜群。セカンドバッグのように持ち歩いたり、机上や棚に置いて大切なデータの保管場所として活用できる。書類や筆記用具などまとめて持ち運びしたい人にはおすすめだ。
2.HB×WA5|バイブルとA5のいいとこ取り
HB×WA5 はアシュフォードが規格したサイズ。縦はバイブル(Height = Bible)、横はA5(Wide = A5)の「バイブルワイド」の仕様となっており、ここ数年で利用者も急増している。日々の楽しい記録を収めるのにも注目を集めている。
バイブルでは少し手狭に感じるならHB×WA5がおすすめ!
標準サイズのバイブルより横幅がゆったりしているので、たくさんの情報がとても俯瞰しやすくなる。記入する量が多めのユーザーは予定の詳細や、記録が一度に見わたせて便利。スケジュール帳としてあらゆることを書き込んでシステム手帳を活用するなら、こちらがおすすめだ。
3.バイブル|リフィルの種類も豊富な標準サイズ
システム手帳の王道とも言えるスタンダードなサイズ。バインダーもリフィルの種類も豊富なのでカスタマイズしやすい。リング径も多く揃う。軽快に持ち歩くならリング径11〜15mm、情報をたっぷり収納するなら19〜25mmが目安。
外出が多く、急に手帳を開く機会が多い人に最適!
十分な筆記面積がありながら大きすぎないバイブルは、手に乗せて立ち書きすることもできるサイズ。営業職や外出先でメモを取る機会の多い人におすすめだ。
名刺も一緒に収納して持ち運ぶ!
横幅はほぼ名刺サイズで、名刺ホルダーのリフィルも多い。土屋鞄製造所の「トーンオイルヌメ マルチポケット バイブル手帳」のように、内側にカード収納用ポケットを設けてあるモデルも。手帳に名刺を保管しておけば、万が一の時のストックとなり安心だ。
4.ナロー|携帯しやすい“ナロー”な1冊
ノックスが開発した規格で、ノックスとプロッターが勢力的に製造している。もともと英語で「細い」「狭い」の意味を持つ「ナロー(narrow)」のリフィルはその名の通り、縦はバイブルサイズを維持しつつ、横はミニ6 と同じで、バイブルより15mm 狭い。狭めの横幅がToDoやメモ書きに最適。スーツのポケットにも収納できる。
狭めの横幅はToDo管理に使いやすい!
ToDo やバレットジャーナル的なタスク管理がメインの場合、バイブルだと右に余白ができることも。狭めのナローは箇条書きに最適。メモを取る時にも短いストロークになるので素早く書ける。
独自の美しい縦横比だから、アイデア帳として使うのもアリ。
1対1や1対2などの等量分割した比は、日本伝統のデザインに多用されている。古くからある畳や襖、天井などの簡潔な比は我々にとって深くなじみがある。ナローサイズの縦横比はほぼ2対1。親しみのある比率が生むサイズ感は、男女問わず手に収まり、五感を刺激する絶妙な大きさだ。アイデアをメモしたり、構想を練ったりして使うのも◎。
5.ミニ6|絶妙な筆記面積があるポケットサイズ
ミニ6のリフィルのサイズは約80W×126Hmm で、面積はバイブルの約60%。メモを頻繁に取ったり、仕事リストを見ることが多いなど、手帳の出し入れが激しいユーザーに最適。欧米ブランドで数多く展開しているバインダーでもある。
ミニ6はメモ帳のように持ち運んで使う!
ミニ6とM5のリフィルの大きさを比較してみるとこんな感じ。携帯性に優れたミニサイズでも、ミニ6の横幅はナローと同じで筆記面積は大きく異なる。さらにミニ6はハンドバッグやクラッチバッグのような小さな鞄にも収納可能。システム手帳のややゴツいイメージを払拭し、スタイリッシュに持ち歩ける。つまり、どんなファッションでもどんな場所でも手帳を持ち歩けるので、ちょっとしたメモや、スケジュールを単的に書き留めるような使い方がおすすめだ。
6.M5|熱狂的なファンが多いミニマムサイズ
リフィルは約62W×105Hmmで主要6サイズの中では最小サイズ。バインダーやリフィルは、アシュフォードが意欲的に作っている。近年では他メーカーからもM5サイズのバインダーやリフィルが続々登場。機能的でかわいいデザインや、素材にこだわったクラシカルなデザインなど、種類も増え続け、システム手帳ユーザーの心を鷲掴みにしている。
M5をどう使うか考える、それこそがM5の使い方。
最小サイズのM5のおすすめの使い方を問うよりも、この小さな世界をいかにして活用し、どう表現するのかがM5の楽しみ方だといえるだろう。リフィルの種類も増えており、M5に合うペン選びも楽しいので、スケジュール帳としてだけでなく自分好みに仕上げていこう。
2022年注目したいシステム手帳ランキング! 厳選した4つを紹介。
毎年新作が登場するシステム手帳。たくさんあるなかから、2022年に注目したい3つの手帳を厳選して紹介しよう。
ノックス|ピアス システム手帳 ミニ5サイズ
20年以上前まで存在していたピアスのミニ5が、満を持して復刻し、2021年9月15日から定番アイテムに加わった。小さいのに隅々まで折り目正しいピアスは、けなげで愛おしく、毎日手にして一緒に時間を重ねたくなる。ピアスは1993年の誕生以来、30年近くの長きにわたってブランドの象徴であり続けているノックスのロングセラー。いかにもシステム手帳らしいスタンダードなデザインと、色艶を深めていく植物タンニンなめしのバッファローカーフが不変の魅力を放っている。
【問い合わせ】
ノックス(デザインフィル ノックスカンパニー)
https://www.knox-japan.jp
プロッター|プエブロ ミニ5穴リングレザーバインダー
革好きのハートに響く重厚革プエブロのミニ5サイズ。ザラッとワイルドな手触りが次第になめらかに変化し、ビロードのように美しい光沢をまとっていく経年変化を楽しめるのが魅力だ。プロッターのレザーバインダーは、1枚革を独自のバックプレート金具で挟んだシンプルで軽快な設計。
プロッターは「計画する人、主催する人、構想する人」をユーザーイメージにしたブランド。バインダーの中面右にはそのコンセプトとともに、時計や羅針盤を象徴するロゴマークが金箔押ししてある。
【問い合わせ】
プロッター(デザインフィル)
https://www.plotter-japan.com
アシュフォード|ヘリテイジ
システム手帳の人気を牽引し続けるアシュフォード。こちらのヘリテイジはゴート(ヤギ)革で作ったアシュフォードのブランドを象徴するモデル。サイズ展開も豊富なので、用途やライフスタイルに合わせて選べるもうれしいところだ。カラーバリエーションはブラック/ワイン/ネイビーの3 色に、古典的かつ秀逸な色合いの「ラスタ」も加わっている。
【問い合わせ】
アシュフォード
https://www.ashford-style.com
ロディア|ロディア オーガナイザー
ブロックメモの代名詞「ロディア」がなんと3穴システム手帳になった! カバーは使用革の異なる2 種類。経年変化が楽しい牛革の「シック」と、光沢があり傷が付きにくいゴート革の「ブリオン」がある。カバー色は各3色展開。
【問い合わせ】
クオバディス・ジャパン
https://www.quovadis1954.jp
かわいいシステム手帳もあります! おすすめ5選。
システム手帳というとビジネスシーンで使われるイメージから、黒や茶色、落ち着いたカラーが多い印象の人もいるだろう。しかしそんなことはなく、パステルカラーや人気のパターンを使ったかわいいデザインのものも多い。カラバリやデザインのかわいいシステム手帳を5つピックアップして紹介しよう!
1.アシュフォード|モダングレース ウォレットジャケット ダブルリフィルパッド
丸みを帯びたかわいい外観だが、手帳と収納の機能がたっぷりあるウォレット(財布)型のシステム手帳。マイクロ5 のダブルリング仕様で、予定やメモを同時に記入したり閲覧できる。リングは着脱できるので、収納に特化した多機能財布としても使える。
【問い合わせ】
アシュフォード
https://www.ashford-style.com
2.アシュフォード|タナローン レーニエ
英国リバティ社のタナローン生地を大胆に使ったリフィルパッドポーチ。着脱するリフィルパッド(扉付き)にも同じ生地を使っているのでポーチを開くたびに気分が上がる。WEB 限定モデル。バイブル(リング径25mm):税込28,600円/ミニ6(リング径13mm):税込22,000円
グレー×イルマ ※完売・市場在庫のみ
繊細な筆使いで描かれたポピー、イベリスなどの花々が、静謐で幻想的な草原の雰囲気を醸し出す。優しい絵柄。
ネイビー×モーニングデュー
霧の深い朝の露しずくを描写した絵柄。柔らかいパステルトーンのオイルペイントを塗り重ねて表現している。
ピンク×アデルジャーダ
星、星、星……。大小様々な星型を多彩に集めて作った模様が広がる。気分が上がること必至の染め模様。
ブラック×ストロベリーシーフ
イチゴ泥棒というこのデザインはウィリアム・モリスが苺を鳥に食べられた経験からひらめいた伝統の絵柄。
【問い合わせ】
アシュフォード
https://www.ashford-style.com
3.マークス|バインダー・トライアルリフィル入り・レオ・レオニ・A5
グラフィックデザイナー・絵本作家として欧米で活動したレオ・レオニ氏の「フレデリック」などでおなじみのねずみたちがカラフルなA5 システム手帳に。心を幸せにしてくれる絵柄で、日々のスケジュール記録を楽しくこなそう。トライアルリフィル付き。
【問い合わせ】
マークス
https://marks.jp
4.ファイロファックス|ファイロファックス100周年記念 センテニアルコレクション ※市場在庫のみ
ファイロファックス100 周年を記念したコレクション。センテニアルとは「百年の」という意味を持つ。手帳をはじめ、かわいらしいキーホルダーや限定色のボールペンなども展開する。ファイロファックスの人気シリーズ「オリジナル」をベースとしたもので、スクール鞄をモチーフとした濃いカラーが多かった従来品に比べ、限定色は淡い色合いのブラッシュとスカイに、クールなチャコールを加えた3 色となっている。システム手帳の形をした、かわいらしいキーホルダーはリフィル部分が付箋になっている。約45W× 49H × 24Dmm・税込各1,870円
【問い合わせ】
ファイロファックス(平和堂)
https://jp.filofax.com/
5.アシュフォード|ゴリラ★リボンちゃん リフィルパッド
インスタグラムで大人気のtakechiyoさんのアイデアを元に完成したデザインリフィルパッド。システム手帳を使ってみたい初心者に向けた楽しい仕組みがたくさん。カバーにはトレードマークのゴリラのイラストが入っている。
【問い合わせ】
アシュフォード
https://www.ashford-style.com
システム手帳のブランドにはどんなものがある? 人気ブランド14選。
さまざまなメーカーやブランドが作っているシステム手帳。とことんレザーにこだわったものから、機能性やデザインが革新的なものまで価格帯も幅広い。ここでは、システム手帳といえば外せないブランドを紹介する。
1.Davinci GRANDE[ ダ・ヴィンチ グランデ ]
「ダ・ヴィンチ」はレイメイ藤井が1996 年に立ち上げたシステム手帳ブランド。ラインアップが多彩で、トモエリバーを使ったリフィルのシリーズも人気がある。「ダ・ヴィンチ グランデ」は、「偉大な」「壮大な」という名を携えて誕生したその高級ラインで、厳選された最高級の革を贅沢に使用したフラグシップモデルが揃う。オリーブの葉から抽出したエキスでなめしたシステム手帳など、素材となる革だけでなく、製法にもこだわった製品が多い。
【問い合わせ】
ダ・ヴィンチ グランデ(レイメイ藤井)
https://www.raymay.co.jp/davinci/
2.FILOFAX [ ファイロファックス ] ※市場在庫のみ
ファイロファックスはシステム手帳の草分け。2021年で創業100周年となった。つまりシステム手帳の歴史が始まってから1世紀が過ぎたことになる。そのため100周年を祝うモデルが続々誕生。長く付き合える、歴史あるシステム手帳ならば欠かせないブランドだ。
【問い合わせ】
ファイロファックス(平和堂)
https://jp.filofax.com/
3.MIGNON [ ミニョン ]
1885年創業。スケジュール帳やノートづくりの職人が、パリに工房を立ち上げたのがブランドの始まり。高度な製本技術と伝統的な金箔の技術を持つ工房として発展し、1930年代後半に、「なんて愛らしい!」と感嘆する言葉である「ミニョン」が正式にブランド名となる。鮮やかなクロコ型押しのシステム手帳が代表的。クラシカルなデザインと鮮やかな色合いのアイテムが多く、大人の女性を中心に、ワンランク上の製品を提供し続けている。
【問い合わせ】
ミニョン(クオバディス・ジャパン)
https://www.quovadis.co.jp/brand/mignon.html
4.Brelio [ ブレイリオ ]
1997年創業のレザーブランド。システム手帳のモデルも多数。「レーデルオガワ」社製のアニリン染めコードバンをはじめ、手帳の素材にこだわったものづくりを続けている。シンプルなデザインにより、革の魅力がより引き立つ製品が多い。
【問い合わせ】
ブレイリオ
https://brelio.jp
5.kawacoya[ カワコヤ ]
kawacoyaは素材、製法、仕上げにこだわった魅惑のシステム手帳を作り続けている。ピッグスキンを使った最新シリーズは、原皮、なめし加工、染色、製法、仕上げなどすべてに職人の物造りの執念が伝わってくる逸品揃い。
【問い合わせ】
カワコヤ(革工房 松澤)
https://kawacoya.com/
7.MARK’S [ マークス ]
マークスは1986年にデザイン制作会社として設立し、1995年から文房具を手がけ、デザインと快適性を追求するメーカー。2018年11月、初となるシステム手帳を発売した。マークスのシステム手帳の魅力は、軽量軽快な手帳のつくりと多彩なコラボレーションアイテム。A5サイズいっぱいにプリントされた絵柄で、お気に入りのキャラクターを満喫できるなど、かわいいシステム手帳を探している人におすすめ。
【問い合わせ】
マークス
https://marks.jp
8.decona [ デコナ ]
「decona」は、レイメイ藤井が展開する、淡いカラーのシンプルなシステム手帳が特徴的なブランド。かわいらしくシンプルなデザインは、さまざまなリフィルやアクセサリーにフィットし、自由にデコレーションして楽しむのにぴったりだ。
【問い合わせ】
デコナ(レイメイ藤井)
https://www.raymay.co.jp/decona
10.ASHFORD [ アシュフォード ]
1986年に創業した日本を代表するシステム手帳ブランド。システム手帳の人気を牽引し続けるアシュフォード。伝統的な高級モデルから軽快なポーチ型までラインアップは多彩。ユーザーの多様なスタイルに合う魅力的なモデルが揃っている。新作も続々登場するので自分好みのシステム手帳と出会えるはず。
【問い合わせ】
アシュフォード
https://www.ashford-style.com
11.QUO VADIS [ クオバディス ]
1952年にフランス・マルセイユで始動したクオバディスは、医師Dr. ベルトラミの発想で世界で初めて見開き1週間のバーチカルダイアリーを開発し、発展した。クオバディスのシステム手帳は洗練されたデザインと絶妙なカラーリングが特長。
【問い合わせ】
クオバディス・ジャパン
https://www.quovadis1954.jp
12.KNOX [ ノックス ]
1979年にバッグブランドとして東京、南青山で誕生したブランド。1985年にはステーショナリーのプロダクトブランド「knoxbrain」を誕生させ(現在は「KNOX」)、日本製として初めてバイブルサイズのシステム手帳をリフィルまで含めて販売した。
【問い合わせ】
ノックス(デザインフィル ノックスカンパニー)
https://www.knox-japan.jp
13.PLOTTER [ プロッター ]
2017 年に始動し、クリエイティブワークを愉しむ人向けのツールを展開するプロダクトブランド。「プロッター」は、「計画する人、構想する人」などを表す言葉。そんな人々をサポートするツールをコンセプトに、機能的な製品を多く生み出している。革一枚をオリジナル金具で綴じた、180度開く軽量バインダーが代表的。
【問い合わせ】
プロッター(デザインフィル)
https://www.plotter-japan.com
14.Bindex[ バインデックス ]
日本能率協会マネジメントセンターが手掛けるバインデックスは、NOLTY(能率手帳)のノウハウを生かして1987年に誕生したシステム手帳ブランド。男女問わず楽しめるデザインとカラーバリエーションが特徴で、収納力のある機能的なモデルが揃っている。時間と情報の2つの資源を最大限に生かすシステム手帳を追求し、リフィルのラインアップも豊富。
【問い合わせ】
バインデックス
https://bindex.tokyo/
いろんなリフィルを使って特別な1冊に。リフィルの主な種類を押さえておこう。
システム手帳のリフィルは多種多様。アクセサリーも含め、大きく分類すると以下の8種類。いろんなアイテムを使いこなして自分だけの1冊をカスタマイズしよう。
1.ノートリフィル
自由に書き込めるノートリフィルは種類が多く、組み合わせは無限。ノートリフィルだけを1 冊に綴じてシンプルなノートとしても楽しめる。不要になったページを抜くことで大切な情報だけが自動的に残り、明快かつ機能的な手帳になる。ノートリフィルは、システム手帳の基本リフィルであり続ける。
2.ダイアリーリフィル
ダイアリーは予定を記入し、未来の相手、または自分との約束を確実に守るツールだ。その未来とは、ほんの数時間後でもあり、数か月先のことでもある。また、行動の記録を残す時にも有効。ダイアリーのリフィルは、月間や週間などを混在できるのもシステム手帳の強みだ。
3.機能リフィル
ある特定の機能を持たせるためにデザインされたリフィルもたくさん揃っている。やるべき仕事の締め切りを守り、確実にこなすための「ToDo」は、近年のバレットジャーナルブームもあっていっそう人気。会議の記録を効率良く残す「ミーティング」や、「ID &パスワード」を管理するリフィルなどもある。
4.整理するリフィル
システム手帳はバインダー式でページの差し替えが自由だ。情報が蓄積されてきたら、内容を分類することで機能が格段に上がる。特に分類しやすいのが「インデックス」。タブは横と縦があり、さらに段数や色の違いで多彩なバリエーションがある。100枚以上を綴じるリング径15mm以上ではぜひ活用したい。
5.使いやすくするリフィル
バインダー式のシステム手帳の構造を利用して、より使いやすくするリフィルも多様にある。「ページファインダー」を使うと一瞬で目的ページを開くことができ、「バンドリフター」を使えばベルトなしの手帳を開かないようにすることも。カスタマイズして、機能性を向上させるのがシステム手帳の醍醐味だ。
6.見る・読むリフィル
「見る・読む」は地図や路線図などのデータが印刷してあるリフィル。折りたたんである場合が多く、デジタル時代においても、紙を開いたら一瞬で全体を俯瞰できる魅力は不変。システム手帳ならではのアドバンテージと哀愁が詰まっている。スマホの電波が届かない場所や、電池が切れた緊急時にも役立つ。
7.収納するリフィル
システム手帳を、手帳という道具の粋を超えて、収納する道具として活用するユーザーも増えている。名刺やカードを入れるリフィルはもちろん、高級筆記具を保管・携帯するリフィル、汎用性のあるポーチや封筒型リフィルなどが揃っている。お気に入りのシステム手帳を開き、必要な小物を出し入れして、軽快に使うのも心地が良い。
リフィルを使いやすくするアクセサリーも注目
アクセサリーはシステム手帳の可能性を広げて、リフィルをより使いやすくしてくれるアイテム。資料のファイリングをしたり、自作のリフィルを作る時には、穴開けパンチは必須。また、リフィルや記入済みのメモ、ダイアリーを保管する保存バインダーなども有効的に使うと便利だ。
◆
いかがでしたでしょうか? システム手帳のサイズによって適した用途があったり、豊富なリフィルによって自分好みにカスタムすることもでき、なかなか奥深いシステム手帳の世界。システム手帳は自由度が高いので使ってみたいと思ったその日から始められる。自分好みのサイズとバインダー、リフィルを組み合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
※2022年4月時点での情報です。
(出典/「システム手帳STYLE vol.6」)
PHOTO /山田 薫、北郷 仁、荒木優一郎 TEXT /清水茂樹、井浦綾子(編集部)、小日向 京
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