「鉛筆の資源循環システム」とは、木材を主材料とする“鉛筆”を使い終わった後に回収し、棒状肥料やバイオマス発電として再利用するシステム。三菱鉛筆は再生利用しやすい“鉛筆”として国産ヒノキ材から「フォレストサポーター鉛筆」を開発した。通常鉛筆は短くなるまで使用された後は捨てられ、ゴミとして処理されるが、「フォレストサポーター鉛筆」は使用後に棒状肥料へ再生利用が可能となる。
本システムは、まず品川郵便局配達区域内の小学校・義務教育学校の11校と品川郵便局を対象に使用済み鉛筆回収箱「ペンシルポスト」を設置し、実証実験として運用を開始。「フォレストサポーター鉛筆」以外に従来の鉛筆も回収可能で、通常の鉛筆はバイオマス発電として再利用する。また、品川郵便局において11月15日(月)から「フォレストサポーター鉛筆」のテスト販売を開始する。
フォレストサポーター鉛筆
鉛筆は一般的にアメリカ・カルフォルニア州で育つインセンスシダーなどが使われており、現在では国産材はほとんど使われていない。この度三菱鉛筆は『美しい森林づくり推進国民運動 フォレスト・サポーターズ』を運営している公益社団法人国土緑化推進機構の協力を得て、フォレストサポーター鉛筆を開発。「フォレストサポーター鉛筆」では、管理された国産の檜材を使っている。
そして1校に設置する回収箱は、今回開発した「フォレストサポーター鉛筆」と従来の鉛筆を分別回収する。回収箱に集められた使用済みの「フォレストサポーター鉛筆」は日本郵便が回収し、三菱鉛筆内で木粉化されたのち、サカタのタネの開発協力を得て棒状肥料として加工後、回収箱を設置した学校に無償配布し、従来の鉛筆はバイオマス発電で電気として利用する。
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三菱鉛筆お客様相談室
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