フォーセブンナインのソアリング
いろんなアクセサリーがあるが、リングって特別。バングルやペンダントよりも、深い意味を持っているアクセサリーだと認識している。
日本でお馴染みなのは婚約指輪と結婚指輪。外国だと未亡人のためのウイドーリングなんてのもある。さらに、カレッジリングにミリタリーリングと、所属を示すリングも存在するし、バレンタインチョコと同じで、色々と意味を持たせれば、買うきっかけも増えるだろう、と斜めな見方をしてしまうが、根が単純な私は、意味を聞くと欲しくなってしまう。
このリングは「ソアリング」と名付けられたリング。「上昇する」とか「飛翔する」ということの英訳がソアリングだから、それを指輪にかけたダジャレ、嫌いじゃない。
24金で斜めの線がデザインされているが、これが右肩上がりの線。確かにソアリングである。常に上昇志向の強い私は、デザインにピンと来て、意味を聞いて財布を出した。
さらに驚いたのがシルバー99.9という高純度のシルバーと24金の組み合わせ。純度が高いとキズが付きやすいって? 使い込んでキズが付くのなら、むしろカッコいいぞ。
色落ちするデニムをカッコいいと思う私たちには、使い込んだリングのキズも大歓迎。ただ、数日間使ってみて、気になるキズなんて見当たらない。もっと激しく働かないと。
銀の原子番号47と金の原子番号79をミックスさせたブランド名フォーセブンナイン。純度の高いマテリアルを使ってひとつひとつ、東京都内のアトリエで手作りされるアクセサリーブランドだ。飛翔、上昇を意味するソアリングがそのままモデル名に。シルバー999と24Kのゴールドを組み合わせた。5万8300円(https://foursevennine.shop/)
リング内側にはシルバーとゴールドの純度を示す刻印が入る。これとは別に11文字までは希望のアルファベットや数字を無料で刻印してもらえるそうだ。
シルバー999の台座に24Kゴールドの糸が右上がりに縫い込まれているようなデザインはどんなコーデにも合う。ゴールドは職人の手で丁寧にロウ付けされる。
(出典/「Lightning 2025年8月号 Vol.376」)
Photo/S.Kai 甲斐俊一郎