アイビープレップスターのJACKSON RUGGER SMOC
ラガーシャツ、好きなんですよね。実はいっぱい持ってます。ランダムボーダーもワイドボーダーも、もちろん無地も。ぴったりもオーバーサイズも刺繍入りも背番号入りも。モックネックなんて珍種まで集めています。
そもそもラガーシャツと言えば屈強なラガーマンのユニフォームでありながら、アイビーリーガーにも愛されたアスレティックウエア。言うなればスウェットシャツの兄弟分のような存在。シャツの上から重ねて着てもいいし、デニムジャケットなどライトアウターのインナーとしても心強い。そのくせ、スウェット人気のおかげでやや隅に追いやられている感じがするんですよね。だから勝手に応援してるんですが、そんなラガーシャツ好きの私の心にぐさっと刺さったのが、これ。襟なしで袖は五分丈。一見、ヘンリーネックのTシャツにも見えるんですが、よく見るとラガーシャツらしい前立てやボタンを備えており、ボディもラガーシャツとTシャツの中間くらいの肉感。この肉厚ボディと五分袖、バンドカラーという「ちょうど良さ」は何にも変え難いよなと即決しました。
真夏日に迫る気温の春や、暑さの残る初秋に向けて、新たなマイスタンダードの予感です。
「アイビープレップスター」はニューヨークを拠点に創業したアメリカンブランド。この春にはホーウィン社クロムエクセルのカードケースなど、少数ながら完成度の高いアイテムをリリースする注目ブランドで日本製アイテムも多く手がけている。ナチュラル、ネイビー、フォレストグリーンの3色展開。1万4300円(スローテンポ TEL03-6453-4030)
身幅はややワイドなので暖かい時期はTシャツ代わり、他の季節はインナー/アウターを兼ねる万能選手。
マサチューセッツにルーツを持ち、創業時はニューヨークに拠点を構えたアメリカンブランドにして、安心の日本製。
バンドカラーにも関わらず、トラディショナルな前立て&ボタンのおかげでラガーシャツらしい面構えに仕上がっている。
Tシャツ以上ラガーシャツ未満の肉感と、半袖と長袖の中間程度の五分丈が、この「ちょうど良さ」の要因。
(出典/「Lightning 2025年6月号」)
Photo/S.Kokubunji 国分寺杉作
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