1968 TOYOTA 2000GT(MF10)|ヤマハがエンジンと内装を手掛けたモデルのディテールをもっと詳しく拝見!
エンジンはヤマハが開発に携わったツインカムの3M型。ソレックスキャブレターを3連で装着する。
フロントにヒンジをもつ前開きのフロントフードは、裏側に遮音材が貼られるちょうど中央付近に見えるのは作業灯である。
ウォールナットを贅沢に使ったダッシュパネルはヤマハの楽器製作で蓄積した木工技術を駆使したもの。
スピードメーターは250km/h スケール、タコメーターは7500rpmからレッドゾーン。
センターコンソールには燃料、油圧、油温、水温、電流の各ゲージの他、ラジオ、時計、ストップウォッチなど。シフトレバー奥に見えるステッキがサイドブレーキレバーだ。
イグニッションシリンダーや各スイッチはダッシュ下のパネルに設置される。
後付けのクーラー用エバポレーターとオーディオは、ダッシュの雰囲気を損ねないように、助手席足元に追加装着されている。
ドアパネルには着座位置に合わせてかなり下側にドアオープナーを配置。灰皿はセンター部分ではなくドアパネル下端にある。
シートはヘッドレスト一体型で当然ながら2シーターとなる。着座位置はかなり低く、座った状態で地面に手が届くほど。
ボディ後部センターに二本出しされるマフラーも2000GTを象徴するディテールのひとつ。乾いた低い排気音が魅力。
新車当時のホイールはアルミではなく、軽量なマグホイールとなる。当然時間が経過することでクラックが入りやすいため、純正形状のままアルミで再生産したレプリカを履く。
【SPEC】
●全長:4175mm ●全幅:1600mm ●全高:1160mm ●ホイールベース:2330mm ●車両重量:1120kg ●エンジン形式:3M型(直列6気筒DOHC) ●総排気量:1988cc ●最高出力:150ps/6600rpm ●最大トルク 18.0kg-m/5000rpm
【DATA】
ロッキーオート
〒444-0003 愛知県岡崎市小美町字殿街道153
TEL:0564-66-5488(商談予約・問い合わせ)
営業時間:10:00〜19:00
※情報は取材当時のものです。
(出典/別冊Lightning Vol.225「VINTAGE AUTO 現存ヴィンテージカー」)
Photo&Text/D.Katsumura 勝村大輔
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