WEARMASTERS Lot.720 Heritage Trousers -Dark Olive-
今回はGジャンと相性抜群のトラウザーズを紹介します。自分はデニムセットアップも好きですが、一番の好みはトラウザーズとのコーディネイトです。
Gジャンはファーストやセカンドのような不格好なボックス型が好きなので、ある程度太さのあるトラウザーズを合わせるのですが、注意点は裾幅にあります。ワタリ(太腿)が太いと、裾幅も広くなりがちで、つま先にボリュームのあるブーツならいいのですが、スニーカーと合わせると袴(はかま)を穿いているみたいな見た目になってバランスが悪くなっちゃいます。スニーカーでコーデに軽さを加えたい自分としては、これが結構重要なんですよね。希望はナローはオールスターを合わせてもいい裾幅。
そんな自分の希望を叶えてくれる万能なトラウザーズが、今回手に入れた1本。タックがないので腰周りはスッキリしていながら、ワタリは太くて裾に向かって綺麗にテーパードしているのが最高です!
ワークトラウザーズのような武骨さとスラックスのような上品さを兼ね備えていて、裾はダブル仕上げなので革靴にだって合わせやすい。最も重要な生地感も抜群です(自分はこれが安っぽいと買いません)。色々な生地がラインナップされていますが、どれも風合いが素晴らしいです。
今回は軍パンのように穿きたくて、ダークオリーブのコバートバックサテンを選びました。なめらかな肌触りなのに、杢ムラ糸の荒々しい風合いもあって本当にカッコイイです。あまりに気に入ってしまったので、春先にはチノ生地も欲しいなと。これは夏のTシャツ1枚のスタイルでも大活躍間違いなし!
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning 2024年3月号 Vol.359」)
Photo/S.Kai 甲斐俊一郎
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